未知補因子が関与するRNA硫黄転移機構の構造基盤
未知補因子が関与するRNA硫黄転移機構の構造基盤
批准号:
15J01961
负责人:
陳 明皓
金额:
$1.6万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2018-03-31
中文摘要
本年度はTtuAの活性部位周辺の残基に網羅的にアラニン変異を導入したのち、HPLCを用いてTtuAの酵素活性実験、また水銀ゲルを用いてTtuBの脱硫実験を行った。その結果、残基Ser55、Asp59、Asp161およびLys137にアラニン変異を導入すると酵素活性がほぼまたは完全に阻害されることを見出した。構造情報から、前者の3残基は基質塩基のアデニル化、後者の1残基はTtuBの脱硫反応に関与する仮説を立てた。TtuAに含まれている[4Fe4S]型鉄硫黄クラスターは、活性部位に進入するTtuBまたは硫黄イオンと配位できるとX線結晶構造より観測されている。しかし、この推定された鉄硫黄クラスターの機能は結晶中だけでなく、溶液中における動的な状態をも確認する必要があった。そこで私は電子スピン共鳴(ESR)法に注目した。ESRは分子中に存在する孤立電子対を観測する分光学的な手法であり、鉄硫黄クラスターなどの無機金属補因子の状態を調べるのに適している。今年度は佐賀大学の堀谷正樹助教の協力を得て、i)TtuA単体、ii)カルボキシル化TtuB存在下、iii) チオカルボキシル化TtuB存在下、iv)Na2S存在下における鉄硫黄クラスターの配位状態をEPR法を用いて測定し、それぞれに明確な違いが観測された: 何も加えない場合鉄硫黄クラスターのESRスペクトルはRhombic型に対して、カルボキシル化TtuBを加えるとaxial型に変化し、さらにチオカルボキシル化TtuBおよびNa2Sを加えた時ではTtuA単体の時と異なるRhombic型のスペクトルが得られている。これらの実験結果から、鉄硫黄クラスターは結晶中だけでなく、溶液中でもリガンド分子と配位結合を形成することが確認された。現在はこれまでに得られた実験結果をまとめて、国際誌への投稿を準備している。
英文摘要
本年度はTtuAの活性部位周辺の残基に網羅的にアラニン変異を導入したのち、HPLCを用いてTtuAの酵素活性実験、また水銀ゲルを用いてTtuBの脱硫実験を行った。その結果、残基Ser55、Asp59、Asp161およびLys137にアラニン変異を導入すると酵素活性がほぼまたは完全に阻害されることを見出した。構造情報から、前者の3残基は基質塩基のアデニル化、後者の1残基はTtuBの脱硫反応に関与する仮説を立てた。TtuAに含まれている[4Fe4S]型鉄硫黄クラスターは、活性部位に進入するTtuBまたは硫黄イオンと配位できるとX線結晶構造より観測されている。しかし、この推定された鉄硫黄クラスターの機能は結晶中だけでなく、溶液中における動的な状態をも確認する必要があった。そこで私は電子スピン共鳴(ESR)法に注目した。ESRは分子中に存在する孤立電子対を観測する分光学的な手法であり、鉄硫黄クラスターなどの無機金属補因子の状態を調べるのに適している。今年度は佐賀大学の堀谷正樹助教の協力を得て、i)TtuA単体、ii)カルボキシル化TtuB存在下、iii) チオカルボキシル化TtuB存在下、iv)Na2S存在下における鉄硫黄クラスターの配位状態をEPR法を用いて測定し、それぞれに明確な違いが観測された: 何も加えない場合鉄硫黄クラスターのESRスペクトルはRhombic型に対して、カルボキシル化TtuBを加えるとaxial型に変化し、さらにチオカルボキシル化TtuBおよびNa2Sを加えた時ではTtuA単体の時と異なるRhombic型のスペクトルが得られている。これらの実験結果から、鉄硫黄クラスターは結晶中だけでなく、溶液中でもリガンド分子と配位結合を形成することが確認された。現在はこれまでに得られた実験結果をまとめて、国際誌への投稿を準備している。
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嫌気条件下での鉄硫黄タンパクの結晶化
铁硫蛋白在厌氧条件下的结晶
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kadoya, S. & Tajika, E., 陳 明皓]
通讯作者:
陳 明皓
DOI:
10.1073/pnas.1615585114
发表时间:
2017-05-09
期刊:
PROCEEDINGS OF THE NATIONAL ACADEMY OF SCIENCES OF THE UNITED STATES OF AMERICA
影响因子:
11.1
作者:
[Chen, Minghao, Asai, Shin-ichi, Tanaka, Yoshikazu]
通讯作者:
Tanaka, Yoshikazu
DOI:
10.1021/acschembio.7b00934
发表时间:
2018-03-01
期刊:
ACS CHEMICAL BIOLOGY
影响因子:
4
作者:
[Uchida, Takeshi, Funamizu, Takumi, Ishimori, Koichiro]
通讯作者:
Ishimori, Koichiro
バクテリアにおける二機能性ユビキチン様タンパク質の機能調節の構造基盤
细菌双功能泛素样蛋白功能调节的结构基础
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Asuka Matsuno, Ye Yuxin, Yuki Ohnishi, Akira Kitamura, Masataka Kinjo, Satoshi Abe, Takafumi Ueno, Yoshikazu Tanaka, Min Yao, Yoshikazu Tanaka, 陳明皓,奈良井峻,大村直毅,鴫直樹,田中良和,姚閔]
通讯作者:
陳明皓,奈良井峻,大村直毅,鴫直樹,田中良和,姚閔
Elucidation of a novel RNA thiolation reaction mechanism involving an Fe-S cluster
阐明涉及 Fe-S 簇的新型 RNA 硫醇化反应机制
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Chen M, Narai S, Omura N, Shigi N, Chimnaronk S, Tanaka Y, Yao M, 陳明皓, 陳明皓, 陳明皓, Minghao Chen, Minghao Chen]
通讯作者:
Minghao Chen
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