ロシア帝国の異族人統治（１８世紀後半から１９世紀前半）

俄罗斯帝国的外国统治（18世纪末至19世纪初）

• 批准号: 15J11153
• 负责人: 長沼 秀幸
• 金额: $ 1.22万
• 依托单位: The University of Tokyo
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2015
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2015-04-24 至 2017-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15J11153/
• 关键词: ロシア帝国; カザフ人; ハン; オレンブルグ; エリート層; カザフ遊牧民; 帝国論; 近代中央アジア; 仲介者; 境界; 異族人; 中央ユーラシア

平成28年度は前年度に引き続き、18世紀後半から19世紀前半ロシア帝国のカザフ人統治に焦点を当てて研究を行った。主な作業は、（1）前年度に収集した資史料の整理・分析と（2）新たな史料収集である。（1）に関しては、ロシア帝国のカザフ支配が強化され始めた1780年代から1820年代に焦点を当て、この間の統治制度の設計過程を、カザフ人エリート層の帝国への引き込みという観点から分析した。このような視点からとらえると、本研究が対象とする時代の特徴は次のようになる。1780年代以前のロシア・カザフ関係においてロシアとカザフ社会の結節点となっていた、カザフ側の代表者であるハンが、1780年代以降、主にロシア側の意向により排斥の対象となり、最終的に1820年代にロシアのカザフ統治から完全に排除された。従来の研究では、1780年代前半に確立したこのような方針がその後も継続し、最終的なハンの排斥に結実したと考えられてきた。しかし、本研究は、ハンをカザフ統治から排斥しようとする方針が一時的なものでしかなく、考察対象とした期間の大部分においてはむしろハンを重用することが中央政府および現地当局の基本方針であったことを明らかにした。この新知見は、1820年代に実行に移された草原行政からのハンの排斥が、先行研究で考えられてきたほど既定路線ではなかったことを示唆しており、ハン排斥そのものを再検討するための視座を提供したといえる。（2）新たな史料収集に関しては、研究指導委託制度を利用し、2016年10-12月にロシアのオレンブルグ市において調査を行った（受け入れ機関：オレンブルグ国立農業大学）。主な作業地はオレンブルグ州国立公文書館であり、18世紀末から19世紀初頭のロシア語行政文書を収集した。

2016年，与上一年一样，我们进行了研究，重点是18世纪后期至19世纪俄罗斯帝国的哈萨克统治。主要任务是（1）上一年收集的历史材料的汇编和分析，以及（2）收集新的历史材料。关于（1），我们专注于1780年代和1820年代，当时哈萨克统治俄罗斯帝国的统治开始得到加强，并从此期间分析了在这一时期设计执政系统的过程，从吸引哈萨克精英进入帝国的角度。从这个角度来看，这项研究所涵盖的时代的特征如下。哈萨克人的代表汗（Khan）在1780年代之前就成为俄罗斯 - 哈萨克人关系中俄罗斯和哈萨克社会之间的节点，主要是自1780年代以来的俄罗斯愿望，最终被排除在1820年代的俄罗斯统治下。人们认为，以前的研究一直延续了这项政策，该政策是在1780年代初建立的，最终导致了汉恩的排除。但是，这项研究表明，只有一项临时政策可以将汉人排除在哈萨克统治之外，而在讨论的大多数时期内，中央政府和地方当局的基本政策是将更加重视Han的基本政策。这一新发现表明，汉在1820年代实施的草地政府被排除在草地政府中，并不像以前的研究中的思想那样定义，可以说，它为重新检查汉本身的排除提供了一种观点。 （2）关于新历史文件的收集，使用研究指导合同系统（由奥伦堡国家农业大学收到）在俄罗斯奥伦堡进行了一项调查。主要工作地点是奥伦堡国家档案馆，该档案从18世纪末到19世纪初收集了俄罗斯行政文件。

项目成果

（書評）Васильев Д. В. Россия и Казахская степь: административная политика и статус окраины (XVIII-первая половина XIX века). Москва: РОССПЭН, 2014.

（书评）Васильев Д. -первая половина XIX века）。 Москва：РОССПЭН，2014 年。

• 发表时间: 2017
• 期刊: ロシア史研究
• 作者: K. Tomita;T. Miyata;W. Olovsson;T. Mizoguchi;T. Miyata and T. Mizoguchi;長沼秀幸;T. Miyata and T. Mizoguchi;T. Miyata and T. Mizoguchi;長沼秀幸
• 通讯作者: 長沼秀幸

（批評と紹介）Yuriy Malikov, Tsars, Cossacks, and Nomads: The Formation of a Borderland Culture in the 18th and 19th Centuries (Berlin: Klaus Schwarz Verlag, 2011)

（评论和介绍）尤里·马利科夫，《沙皇、哥萨克和游牧民族：18 世纪和 19 世纪边疆文化的形成》（柏林：Klaus Schwarz Verlag，2011）

• 发表时间: 2015
• 期刊: 東洋学報
• 作者: 宮田智衆;溝口照康;長沼秀幸;宮田智衆;長沼秀幸
• 通讯作者: 長沼秀幸

カザフ草原西部におけるロシア帝国の統治の協力者（18世紀後半から19世紀初頭）

俄罗斯帝国在哈萨克西部草原统治的合作者（18世纪末-19世纪初）

• 发表时间: 2017
• 期刊: ロシア史研究
• 作者: K. Tomita;T. Miyata;W. Olovsson;T. Mizoguchi;T. Miyata and T. Mizoguchi;長沼秀幸
• 通讯作者: 長沼秀幸

カザフスタン・アルマトィとロシア・サンクト・ペテルブルグの本屋：歴史研究のなかでの本屋の位置づけ

哈萨克斯坦阿拉木图和俄罗斯圣彼得堡的书店：书店在历史研究中的地位

• 发表时间: 2016
• 期刊: アジ研ワールド・トレンド
• 作者: K. Tomita;T. Miyata;W. Olovsson;T. Mizoguchi;T. Miyata and T. Mizoguchi;長沼秀幸;T. Miyata and T. Mizoguchi;T. Miyata and T. Mizoguchi;長沼秀幸;長沼秀幸
• 通讯作者: 長沼秀幸

（書評）小沼孝博『清と中央アジア草原：遊牧民の世界から帝国の辺境へ』（東京大学出版会、2014年）

（书评）大沼贵宏，《清朝与中亚草原：从游牧世界到帝国边境》（东京大学出版社，2014年）

• 发表时间: 2015
• 期刊: 内陸アジア史研究
• 作者: 宮田智衆;溝口照康;長沼秀幸
• 通讯作者: 長沼秀幸