干潟域の共生性ハゼ科魚類による巣穴利用の進化と適応
干潟域の共生性ハゼ科魚類による巣穴利用の進化と適応
批准号:
15J12531
负责人:
邉見 由美
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-24 至 2018-03-31
中文摘要
当研究の目的は、ハゼ類による甲殻類の巣穴利用に関する片利共生の基礎研究を築くことである。複数の巣穴共生系において片利共生に関する克明な定量的デー タを得るため、以下の研究を進めた。昨年度に引き続き、ウキゴリ属クボハゼの巣穴利用時間を室内観察により明らかにした。その結果、クボハゼはスナモグリ類よりもアナジャコ類の巣穴を有意に長く利用していることが確認された。宿主となるアナジャコの日本の北限にあたる北海道の厚岸湖でハゼ類の採集を行った。その結果、エドハゼとヘビハゼがその巣穴を利用していることを明らかにした。エドハゼの分布は、これまで本種の国内における分布北限として知られていた宮城県万石浦からは500 km以上北方に更新され、本調査地が国内分布の北限となった。また、アナジャコ類・スナモグリ類の巣穴を利用するウキゴリ属が分布していない、鹿児島県奄美群島の干潟で調査も行った。その結果、ハゼ科魚類6種に加えて、複数の科の魚類4種が巣穴を利用していたことが明らかになり、ハゼ類ではクモハゼ類が最も多く採集された。このことにより、干潟域の甲殻類の巣穴は、広く魚類に利用されるという一般性があることが確認された。さらに、日本に生息するアナジャコ類やスナモグリ類の巣穴を利用する魚類についてまとめた。アナジャコ類とスナモグリ類の巣穴利用は複数のハゼ類の系統において進化したこと、甲殻類の巣穴利用を行う系統には偏りがあることが明らかになった。巣穴を利用するハゼ類の系統には偏りが見られることから、ハゼ類と甲殻類の進化的な主観関係が巣穴利用の有無や程度を決めていることが強く示唆された。
英文摘要
当研究の目的は、ハゼ類による甲殻類の巣穴利用に関する片利共生の基礎研究を築くことである。複数の巣穴共生系において片利共生に関する克明な定量的デー タを得るため、以下の研究を進めた。昨年度に引き続き、ウキゴリ属クボハゼの巣穴利用時間を室内観察により明らかにした。その結果、クボハゼはスナモグリ類よりもアナジャコ類の巣穴を有意に長く利用していることが確認された。宿主となるアナジャコの日本の北限にあたる北海道の厚岸湖でハゼ類の採集を行った。その結果、エドハゼとヘビハゼがその巣穴を利用していることを明らかにした。エドハゼの分布は、これまで本種の国内における分布北限として知られていた宮城県万石浦からは500 km以上北方に更新され、本調査地が国内分布の北限となった。また、アナジャコ類・スナモグリ類の巣穴を利用するウキゴリ属が分布していない、鹿児島県奄美群島の干潟で調査も行った。その結果、ハゼ科魚類6種に加えて、複数の科の魚類4種が巣穴を利用していたことが明らかになり、ハゼ類ではクモハゼ類が最も多く採集された。このことにより、干潟域の甲殻類の巣穴は、広く魚類に利用されるという一般性があることが確認された。さらに、日本に生息するアナジャコ類やスナモグリ類の巣穴を利用する魚類についてまとめた。アナジャコ類とスナモグリ類の巣穴利用は複数のハゼ類の系統において進化したこと、甲殻類の巣穴利用を行う系統には偏りがあることが明らかになった。巣穴を利用するハゼ類の系統には偏りが見られることから、ハゼ類と甲殻類の進化的な主観関係が巣穴利用の有無や程度を決めていることが強く示唆された。
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Field and laboratory quantification of alternative use of host burrows by the varunid crab Sestrostoma toriumii (Takeda, 1974) (Brachyura: Varunidae)
巨蟹 Sestrostoma toriumii 对寄主洞穴的替代利用的现场和实验室量化(Takeda,1974)(Brachyura:Varunidae)
DOI:
10.1093/jcbiol/rux018
发表时间:
2017
期刊:
Journal of Crustacean Biology
影响因子:
1.1
作者:
[Henmi, Y., Okada, Y. and Itani, G.]
通讯作者:
G.
Daily changes in goby’s utilization of Upogebia burrow: Do the goby spend a night in the host burrow?
虾虎鱼对 Upogebia 洞穴的利用的每日变化:虾虎鱼是否在宿主洞穴中过夜?
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yumi Henmi, Ryutei Inui, Yuto Okada and Gyo Itani, 邉見由美・藤原稚穂・桐原聡太・岡田祐也・伊谷行, 邉見由美・乾隆帝・伊谷行, 邉見由美・藤原稚穂・桐原聡太・伊谷行, 邉見由美・東島昌太郎・Tran Trung Thanh・伊谷行・木下泉, 邉見由美・乾隆帝・伊谷行, Yumi Henmi and Gyo Itani]
通讯作者:
Yumi Henmi and Gyo Itani
チクゼンハゼによるヨコヤアナジャコとニホンスナモグリの巣穴利用
日本虾虎鱼和日本沙蛞蝓对洞穴的利用
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Yumi Henmi, Ryutei Inui, Yuto Okada and Gyo Itani, 邉見由美・藤原稚穂・桐原聡太・岡田祐也・伊谷行, 邉見由美・乾隆帝・伊谷行, 邉見由美・藤原稚穂・桐原聡太・伊谷行, 邉見由美・東島昌太郎・Tran Trung Thanh・伊谷行・木下泉, 邉見由美・乾隆帝・伊谷行, Yumi Henmi and Gyo Itani, 邉見由美・乾隆帝・伊谷行, 邉見由美・伊谷行]
通讯作者:
邉見由美・伊谷行
高知大学教育学部生物学教室
高知大学教育学部生物系
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Burrow Morphology of Alpheid Shrimps: Case Study of Alpheus brevicristatus and a Review of the Genus
DOI:
10.2108/zs170055
发表时间:
2017-12
期刊:
Zoological Science
影响因子:
0.9
作者:
[Yumi Henmi;Chiho Fujiwara;S. Kirihara;Y. Okada;G. Itani]
通讯作者:
Yumi Henmi;Chiho Fujiwara;S. Kirihara;Y. Okada;G. Itani
共 19 条
日本海の潮下帯における造巣性甲殻類の分布と住み込み共生の解明
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批准号:24K18188
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.08万
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财政年份:2024
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负责人:邉見 由美
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依托单位: