文学と精神医学の距離の再測定―健康と病の境界を撹乱するドイツ・モダニズム文学
文学と精神医学の距離の再測定―健康と病の境界を撹乱するドイツ・モダニズム文学
批准号:
16J01835
负责人:
籠 碧
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2018-03-31
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英文摘要
平成28年度に引き続き、オーストリアの首都ウィーンに滞在して研究を進めた。現地図書館、フロイト博物館、オットー・ワーグナー病院などで資料・情報収集を行い、29年度2月に帰国した。29年度の具体的な研究実績として挙げられるのは主に次の二つである。1、作家/精神科医として活動したアルフレート・デーブリーンに関する研究。28年度に短編小説『たんぽぽ殺し』を中心にした口頭発表を行った際、この作家を精神医学という特殊な文脈の中により具体的に位置づける必要性を感じた。特にデーブリーンの指導教官をつとめた精神科医ホッヘが重要と思われた。29年度はこの反省点を踏まえて、グリージンガー、フロイト、ヤスパースなど様々な精神医学関係者を視野におさめて精神医学史を整理し、その中におけるホッヘないし精神科医としてのデーブリーンの立ち位置を検討した。また29年度に行ったデーブリーンに関するもうひとつの新しい試みは、長編小説『ベルリン・アレクサンダー広場』をあわせて論じたことである。この作品を研究に取り入れたことで、デーブリーンという作家をより広い視野を持って検討し、その独特な狂気観を抽出することができた。この研究成果を論文にまとめた。2、作家シュテファン・ツヴァイクと精神分析の始祖フロイトという、ウィーンに縁の深い人物たちに関する研究。ツヴァイクはフロイトと精神分析に強い関心を持ち、フロイトのエッセイも残しているが、その精神分析理論への理解は底の浅いものだったと指摘する研究者もいる。このことを踏まえ、書簡からくみ取られる両者の影響関係、フロイトの同時代芸術への関心のあり方、同時代の文学と精神分析の関係、また、ツヴァイクの好んだ枠物語という形式がその作品内で果たす役割について考察を行った。ツヴァイクの中編小説における物語の構造をフロイトの精神分析技法と関連付けて論じる予定で、現在発表の準備を進めている。
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話を聴く語り手-シュテファン・ツヴァイクの枠物語と精神分析
听故事的叙述者——斯蒂芬·茨威格的框架故事与精神分析
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[水口智晴, 三河志穂, 馬場照彦, 島内寿徳, 重永章, 奥平桂一郎, 大高章, 斎藤博幸, 籠 碧, 籠碧, 籠 碧]
通讯作者:
籠 碧
アルフレート・デーブリーン『たんぽぽ殺し』と精神医学-理解できる狂人と理解できない健常者-
阿尔弗雷德·德布林的《蒲公英杀手》和精神病学——疯狂的人能够理解它,而健康的人却无法理解它。
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
Germanistik Kyoto
影响因子:
--
作者:
[水口智晴, 三河志穂, 馬場照彦, 島内寿徳, 重永章, 奥平桂一郎, 大高章, 斎藤博幸, 籠 碧]
通讯作者:
籠 碧
アルトゥル・シュニッツラーの医学的テクストにおける精神的「健康」/「病」の境界について -ロンブローゾとクラフト=エビングに対する書評から-
论阿瑟·施尼茨勒 (Arthur Schnitzler) 医学文本中心理“健康”与“疾病”的界限 - 来自 Lombroso 和 Krafft-Ebing 的书评 -
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
研究報告
影响因子:
--
作者:
[水口智晴, 三河志穂, 馬場照彦, 島内寿徳, 重永章, 奥平桂一郎, 大高章, 斎藤博幸, 籠 碧, 籠碧]
通讯作者:
籠碧
アルフレート・デーブリーン『たんぽぽ殺し』における狂気表象について
论阿尔弗雷德·德布林《蒲公英杀手》中的疯狂表现
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[水口智晴, 三河志穂, 馬場照彦, 島内寿徳, 重永章, 奥平桂一郎, 大高章, 斎藤博幸, 籠 碧, 籠碧, 籠 碧, 籠碧]
通讯作者:
籠碧