表皮を介した皮膚賦活化成分の、オリーブオイル搾油残渣からの探索とメカニズムの解明
表皮を介した皮膚賦活化成分の、オリーブオイル搾油残渣からの探索とメカニズムの解明
批准号:
16J09727
负责人:
岸川 明日香
金额:
$0.83万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2018-03-31
中文摘要
オリーブオイルは皮膚のアンチエイジング効果があるとされ、日本においてオリーブオイルの生産を開始する農家が増加している。一方で、オリーブオイルの機能性に寄与するような油脂以外の果実成分の9割以上は、搾油時に排出されるオリーブオイル搾油残渣に残留してしまっている。そこで、オリーブオイル搾油残渣の化粧品原料としての有効利用を志向し、その抽出成分が肌のバリアー構造として重要な表皮角化細胞に与える影響を検討した。これまでに、表皮角化細胞が表皮形成時に用いる細胞内カルシウムイオンシグナルを誘導するか否かを評価する試験系を確立し、エタノール抽出物がシグナルを誘導することを見出していた。当該年度では、オリーブオイル搾油残渣のエタノール抽出物から活性成分の単離同定に成功した。まず、オリーブオイル搾油残渣のエタノール抽出物をヘキサンとメタノールで分配し粗分画を行った。ヘキサン画分とメタノール画分の溶媒を留去し活性を測定したところ、メタノール画分に活性成分が分配されたことがわかった。次に、メタノール画分をゲル濾過のオープンカラムで分画したところ、活性成分が分離され活性を示す画分と示さない画分に分けることができた。最後に、活性を示す画分の一つを、順相のシリカゲルカラムおよび逆相のODSカラムを用いて精製し、NMR(核磁気共鳴)およびESI-MS(エレクトロスプレーイオン化質量分析)を用いて構造解析を行った。結果、リン脂質化合物が活性成分の一つとして同定された。カルシウムイオンは細胞内の情報伝達の上流で用いられる因子である。今後、オリーブオイル搾油残渣由来の活性成分により誘導されたカルシウムイオンシグナルが表皮角化細胞の表皮形成能の維持向上に繋がることが明らかになれば、肌の保湿やシワの改善機能を有する化粧品原料としての利用に期待が持たれる。
英文摘要
オリーブオイルは皮膚のアンチエイジング効果があるとされ、日本においてオリーブオイルの生産を開始する農家が増加している。一方で、オリーブオイルの機能性に寄与するような油脂以外の果実成分の9割以上は、搾油時に排出されるオリーブオイル搾油残渣に残留してしまっている。そこで、オリーブオイル搾油残渣の化粧品原料としての有効利用を志向し、その抽出成分が肌のバリアー構造として重要な表皮角化細胞に与える影響を検討した。これまでに、表皮角化細胞が表皮形成時に用いる細胞内カルシウムイオンシグナルを誘導するか否かを評価する試験系を確立し、エタノール抽出物がシグナルを誘導することを見出していた。当該年度では、オリーブオイル搾油残渣のエタノール抽出物から活性成分の単離同定に成功した。まず、オリーブオイル搾油残渣のエタノール抽出物をヘキサンとメタノールで分配し粗分画を行った。ヘキサン画分とメタノール画分の溶媒を留去し活性を測定したところ、メタノール画分に活性成分が分配されたことがわかった。次に、メタノール画分をゲル濾過のオープンカラムで分画したところ、活性成分が分離され活性を示す画分と示さない画分に分けることができた。最後に、活性を示す画分の一つを、順相のシリカゲルカラムおよび逆相のODSカラムを用いて精製し、NMR(核磁気共鳴)およびESI-MS(エレクトロスプレーイオン化質量分析)を用いて構造解析を行った。結果、リン脂質化合物が活性成分の一つとして同定された。カルシウムイオンは細胞内の情報伝達の上流で用いられる因子である。今後、オリーブオイル搾油残渣由来の活性成分により誘導されたカルシウムイオンシグナルが表皮角化細胞の表皮形成能の維持向上に繋がることが明らかになれば、肌の保湿やシワの改善機能を有する化粧品原料としての利用に期待が持たれる。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
最新の研究業績
最新研究成果
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
DOI:
10.1007/s10616-016-0058-z
发表时间:
2017-01
期刊:
Cytotechnology
影响因子:
2.2
作者:
[Asuka Kishikawa;Yhiya Amen;Kuniyoshi Shimizu]
通讯作者:
Asuka Kishikawa;Yhiya Amen;Kuniyoshi Shimizu
Biological activities of oleanolic acid derivatives from Calendula officinalis seeds
金盏花种子齐墩果酸衍生物的生物活性
DOI:
10.1002/ptr.5589
发表时间:
2016
期刊:
Phytotherapy Research
影响因子:
7.2
作者:
[Ahmed Zaki, Ahmed Ashour, Amira Mira, Asuka Kishikawa, Toshinori Nakagawa, Qinchang Zhu, Kuniyoshi Shimizu]
通讯作者:
Kuniyoshi Shimizu
オリーブオイル搾油残渣に含まれる抗アレルギー活性成分
橄榄油提取残渣中含有的抗过敏活性成分
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[岸川明日香, Yhiya Amen, 清水邦義]
通讯作者:
清水邦義
海外基金