イヌの脊髄損傷におけるレトロウイルスベクターを用いた遺伝子治療の検討
イヌの脊髄損傷におけるレトロウイルスベクターを用いた遺伝子治療の検討
批准号:
16J10722
负责人:
宮穗 里江
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-22 至 2019-03-31
中文摘要
本年度は、細網内皮症ウイルス(Reticuroendotheliosis virus:REV)エンベロープタンパク質(Env)を用いたウイルスベクターの性状解析および実用化を目指し、研究を行った。REVは哺乳類由来細胞において、中性ナトリウムアミノ酸トランスポーターであるASCT2分子を感染受容体に用いると考えられてきた。しかし、鳥類のASCT2遺伝子は消失していることが報告されており、鳥類における感染受容体は不明である。そこで、REVに感受性が高いイヌ由来細胞ではASCT1およびASCT2分子がREVの受容体として機能していることから、イヌのASCT1およびASCT2分子と相同性の高いニワトリのASCT1分子(gASCT1)の遺伝子をニワトリ由来細胞からクローニングした。REV非感受性細胞であるVero細胞にgASCT1を強制発現させたところ、REVシュードタイプウイルスの感染が認められた。CRISPR-Cas9システムにより作出したASCT1ノックアウトウズラ由来細胞(QT-6⊿ASCT1細胞)はREVシュードタイプウイルスに非感受性であったが、gASCT1の強制発現により感受性となった。以上より、鳥類におけるREVの感染受容体はASCT1であることを明らかにした。また、ヒト、ネコ、マウスのASCT1およびASCT2をそれぞれ強制発現させたVero細胞においてREVシュードタイプウイルスの感染性を調べたところ、いずれの動物種においてもASCT1のみがREVの感染受容体として機能していることを見出した。以上より、ヒト、イヌ、ネコ、マウスのうち、REVの感染受容体としてASCT2が機能しているのはイヌのみであり、トリを含めた多くの動物でASCT1が受容体として機能していることを明らかにした。本研究の成果はREVウイルスベクターの実用化に向けての足掛かりとなるものである。
英文摘要
本年度は、細網内皮症ウイルス(Reticuroendotheliosis virus:REV)エンベロープタンパク質(Env)を用いたウイルスベクターの性状解析および実用化を目指し、研究を行った。REVは哺乳類由来細胞において、中性ナトリウムアミノ酸トランスポーターであるASCT2分子を感染受容体に用いると考えられてきた。しかし、鳥類のASCT2遺伝子は消失していることが報告されており、鳥類における感染受容体は不明である。そこで、REVに感受性が高いイヌ由来細胞ではASCT1およびASCT2分子がREVの受容体として機能していることから、イヌのASCT1およびASCT2分子と相同性の高いニワトリのASCT1分子(gASCT1)の遺伝子をニワトリ由来細胞からクローニングした。REV非感受性細胞であるVero細胞にgASCT1を強制発現させたところ、REVシュードタイプウイルスの感染が認められた。CRISPR-Cas9システムにより作出したASCT1ノックアウトウズラ由来細胞(QT-6⊿ASCT1細胞)はREVシュードタイプウイルスに非感受性であったが、gASCT1の強制発現により感受性となった。以上より、鳥類におけるREVの感染受容体はASCT1であることを明らかにした。また、ヒト、ネコ、マウスのASCT1およびASCT2をそれぞれ強制発現させたVero細胞においてREVシュードタイプウイルスの感染性を調べたところ、いずれの動物種においてもASCT1のみがREVの感染受容体として機能していることを見出した。以上より、ヒト、イヌ、ネコ、マウスのうち、REVの感染受容体としてASCT2が機能しているのはイヌのみであり、トリを含めた多くの動物でASCT1が受容体として機能していることを明らかにした。本研究の成果はREVウイルスベクターの実用化に向けての足掛かりとなるものである。
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会议论文
ニワトリにおける細網内皮症ウイルスの感染受容体の同定
鸡网状内皮增生病毒感染受体的鉴定
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[宮穂里江, 中川草, 宮沢孝幸]
通讯作者:
宮沢孝幸