発がん抵抗性遺伝子座Stmm3の原因遺伝子の同定
発がん抵抗性遺伝子座Stmm3の原因遺伝子の同定
批准号:
17J01656
负责人:
齋藤 慈
金额:
$1.22万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2017
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2017-04-26 至 2019-03-31
中文摘要
本研究は、日本産野生由来近交系マウスMSM/Ms系統における発がん抵抗性遺伝子座Stmm3の原因遺伝子の同定および、候補遺伝子と考えられたp19Arfに存在する非同義置換多型の機能解明を目的とした。候補遺伝子として考えられたp19Arf はp16Ink4aとエクソンを共有しコ-ディングされている。そこで、CRISPR/Cas9により作製した16Ink4aノックアウトマウス、およびp19Arfノックアウトマウスを用い、DMBA/TPA多段階皮膚発がん実験を行い、原因遺伝子の同定を試みた。さらに、p19Arfノックアウトマウス(MSM/Ms系統およびFVB/N系統の遺伝的背景を持ったマウス)とp19Arf発現培養細胞(NIH/3T3細胞)を用いたin vitro解析を実施することで、p19Arfに存在する非同義置換多型の機能解析をより詳細に行った。また、ヒトアソシエーションスタディの結果と本研究の解析結果から得られた情報を統合することにより、ヒト発がん関連遺伝子の同定も試みた。発がん実験の結果、p19Arf MSMアレルノックアウトマウスはコントール群と比較し、良性腫瘍発生数が増加した。一方、p16Ink4a MSMアレルノックアウトマウスはコントール群と良性腫瘍発生数がほとんど変わらなかった。これらの結果から、p19Arf MSMアレルがより強い発がん抵抗性を示し、p19Arfが原因遺伝子の有力候補と考えられた。また、p19Arf発現培養細胞株を用いた解析から、TPA処理後において、FVB型p19Arf は細胞質に強く局在しているのに対し、MSM型p19Arf は核に強く局在し、MSM型p19Arf発現培養細胞の方がp53の発現レベルおよび標的遺伝子の発現レベルが増加していた。これらの結果から、p19Arf MSMアレルがp53経路の活性化を誘導し、皮膚腫瘍形成を抑制している可能性が考えられた。さらに、国内患者数万人規模のサンプルを用い、ヒトのがん発症との相関を調べた。その結果、ヒトCDKN2A周辺領域のSNPにおいて、乳がんおよび肺がん発症と相関することが示唆された。
英文摘要
本研究は、日本産野生由来近交系マウスMSM/Ms系統における発がん抵抗性遺伝子座Stmm3の原因遺伝子の同定および、候補遺伝子と考えられたp19Arfに存在する非同義置換多型の機能解明を目的とした。候補遺伝子として考えられたp19Arf はp16Ink4aとエクソンを共有しコ-ディングされている。そこで、CRISPR/Cas9により作製した16Ink4aノックアウトマウス、およびp19Arfノックアウトマウスを用い、DMBA/TPA多段階皮膚発がん実験を行い、原因遺伝子の同定を試みた。さらに、p19Arfノックアウトマウス(MSM/Ms系統およびFVB/N系統の遺伝的背景を持ったマウス)とp19Arf発現培養細胞(NIH/3T3細胞)を用いたin vitro解析を実施することで、p19Arfに存在する非同義置換多型の機能解析をより詳細に行った。また、ヒトアソシエーションスタディの結果と本研究の解析結果から得られた情報を統合することにより、ヒト発がん関連遺伝子の同定も試みた。発がん実験の結果、p19Arf MSMアレルノックアウトマウスはコントール群と比較し、良性腫瘍発生数が増加した。一方、p16Ink4a MSMアレルノックアウトマウスはコントール群と良性腫瘍発生数がほとんど変わらなかった。これらの結果から、p19Arf MSMアレルがより強い発がん抵抗性を示し、p19Arfが原因遺伝子の有力候補と考えられた。また、p19Arf発現培養細胞株を用いた解析から、TPA処理後において、FVB型p19Arf は細胞質に強く局在しているのに対し、MSM型p19Arf は核に強く局在し、MSM型p19Arf発現培養細胞の方がp53の発現レベルおよび標的遺伝子の発現レベルが増加していた。これらの結果から、p19Arf MSMアレルがp53経路の活性化を誘導し、皮膚腫瘍形成を抑制している可能性が考えられた。さらに、国内患者数万人規模のサンプルを用い、ヒトのがん発症との相関を調べた。その結果、ヒトCDKN2A周辺領域のSNPにおいて、乳がんおよび肺がん発症と相関することが示唆された。
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A Polymorphic Variant in p19Arf Confers Resistance to Chemically Induced Skin Tumors by Activating the p53 Pathway
p19Arf 的多态性变体通过激活 p53 途径赋予对化学诱导的皮肤肿瘤的抵抗力
DOI:
10.1016/j.jid.2018.12.027
发表时间:
2019
期刊:
Journal of Investigative Dermatology
影响因子:
6.5
作者:
[Saito M, Okumura K, Isogai E, Araki K, Tanikawa C, Matsuda K, Kamijo T, Kominami R, Wakabayashi Y.]
通讯作者:
Wakabayashi Y.
がん抑制遺伝子p19Arfに存在する非同義置換多型の機能解析
抑癌基因p19Arf非同义取代多态性的功能分析
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[齋藤慈, 奧村和弘, 磯貝恵理子, 若林雄一]
通讯作者:
若林雄一
順遺伝学的手法により明らかとなったマウス副甲状腺ホルモンの腫瘍抑制効果
正向遗传学方法揭示小鼠甲状旁腺激素的抑癌作用
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[奧村和弘, 齋藤慈, 磯貝恵理子, 三浦郁生, 若菜茂晴, 山口碧, 設楽浩志, 多屋長治, 木南凌, 若林雄一]
通讯作者:
若林雄一
Parathyroid hormone suppresses skin-tumorigenesis by increasing intracellular calcium in keratinocytes
甲状旁腺激素通过增加角质细胞内的钙来抑制皮肤肿瘤的发生
DOI:
--
发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kazuhiro Okumura, Megumi Saito, Yasuhiro Yoshizawa, Haruka Munakata, Eriko Isogai, Ryo Kominami, Yuichi Wakabayashi]
通讯作者:
Yuichi Wakabayashi
副甲状腺ホルモンPTHの腫瘍増殖抑制効果
甲状旁腺激素PTH的肿瘤生长抑制作用
DOI:
--
发表时间:
2018
期刊:
影响因子:
--
作者:
[奧村和弘, 齋藤慈, 磯貝恵理子, 若林雄一]
通讯作者:
若林雄一
国内基金
海外基金
附子多糖通过调节p19ARF/p53/p21Cip1通路稳定端粒-端粒酶系统延缓心肌衰老的分子机制研究
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批准号:81701378
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:20.0万元
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批准年份:2017
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负责人:廖丽贞
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依托单位:
RP和p19Arf蛋白的双通路调节对肝癌发生及SASP的作用与机制研究
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批准号:81502376
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:18.0万元
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批准年份:2015
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负责人:蒙轩
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依托单位:
艾灸延缓衰老大鼠组织羰基毒化反应的P19ARF/P53/P21CiPl信号调控机制研究
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批准号:30701124
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项目类别:青年科学基金项目
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资助金额:17.0万元
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批准年份:2007
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负责人:赵琛
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依托单位: