课题基金 / 基金详情

回転ブラックホール近傍における高エネルギー粒子衝突とエネルギー引き抜き過程

回転ブラックホール近傍における高エネルギー粒子衝突とエネルギー引き抜き過程
旋转黑洞附近的高能粒子碰撞和能量提取过程
批准号:
18J10275
负责人:
小笠原 康太
金额:
$0.96万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2018
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2018-04-25 至 2020-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
年次計画2年目の「高エネルギー粒子の脱出確率及び観測への示唆」の研究に取り組んだ.本年度中に電磁波観測によって,ブラックホールの作る影(シャドウ)の撮像が初成功したこともあり,当初の計画に加えて,より実際の観測を意識した解析も行った.以前,Kerr時空の赤道面内に限定した脱出確率の評価手法を発展させ,空間3次元的な粒子の脱出確率の解析を行った.状況設定としては,(i)数理的な側面に着目した,Kerr-Newman時空での解析,(ii)宇宙物理学的に(実際の観測に)重要となる,最内接安定円軌道(ISCO)からの脱出,の2通りの解析を行った.(i)Kerr-Newman時空は,質量・角運動量(スピン)・電荷の3つのパラメータをもつブラックホール時空であり,スピンと電荷にはある上限値が存在する.我々は脱出確率に対するこれら2つのパラメータ依存性を解析し,時空が臨界(extremal)かつ規格化されたスピンが1/2以上の場合,地平面のごく近傍からでも約30%の確率で粒子が脱出できることを明らかにした.また,スピンの増加に伴い確率も増加することがわかった.(ii)のISCO軌道からの脱出も同様に,スピンの増加に伴い確率が増加することが示された.宇宙物理学的なブラックホールのスピンには,0.998という理論的上限値が存在し,この上限値での脱出確率は約59%であった.さらに脱出光の赤方偏移を解析したところ,ISCO軌道から前方に放射された光は,遠方で青方偏移していることが明らかになった.これは,ISCO軌道にある光源のドップラー効果,いわゆる相対論的ビーミング効果であり,高い脱出確率とビーミング効果の関連性を明らかにした結果となった.これらの結果は,仮にブラックホール近傍からの情報を得られたとすると,そのブラックホールは非常に高速回転している可能性が高いことを示している.
英文摘要
年次計画2年目の「高エネルギー粒子の脱出確率及び観測への示唆」の研究に取り組んだ.本年度中に電磁波観測によって,ブラックホールの作る影(シャドウ)の撮像が初成功したこともあり,当初の計画に加えて,より実際の観測を意識した解析も行った.以前,Kerr時空の赤道面内に限定した脱出確率の評価手法を発展させ,空間3次元的な粒子の脱出確率の解析を行った.状況設定としては,(i)数理的な側面に着目した,Kerr-Newman時空での解析,(ii)宇宙物理学的に(実際の観測に)重要となる,最内接安定円軌道(ISCO)からの脱出,の2通りの解析を行った.(i)Kerr-Newman時空は,質量・角運動量(スピン)・電荷の3つのパラメータをもつブラックホール時空であり,スピンと電荷にはある上限値が存在する.我々は脱出確率に対するこれら2つのパラメータ依存性を解析し,時空が臨界(extremal)かつ規格化されたスピンが1/2以上の場合,地平面のごく近傍からでも約30%の確率で粒子が脱出できることを明らかにした.また,スピンの増加に伴い確率も増加することがわかった.(ii)のISCO軌道からの脱出も同様に,スピンの増加に伴い確率が増加することが示された.宇宙物理学的なブラックホールのスピンには,0.998という理論的上限値が存在し,この上限値での脱出確率は約59%であった.さらに脱出光の赤方偏移を解析したところ,ISCO軌道から前方に放射された光は,遠方で青方偏移していることが明らかになった.これは,ISCO軌道にある光源のドップラー効果,いわゆる相対論的ビーミング効果であり,高い脱出確率とビーミング効果の関連性を明らかにした結果となった.これらの結果は,仮にブラックホール近傍からの情報を得られたとすると,そのブラックホールは非常に高速回転している可能性が高いことを示している.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Collision of two dust thin shells in the BTZ spacetime
BTZ时空中两个尘埃薄壳的碰撞
DOI: --
发表时间: 2018
期刊:
影响因子: --
作者: [小笠原康太, 塚本直樹, Kota Ogasawara]
通讯作者: Kota Ogasawara
シェルを用いたBSW効果について
关于使用 shell 的 BSW 效果
DOI: --
发表时间: 2018
期刊:
影响因子: --
作者: [小笠原康太, 塚本直樹]
通讯作者: 塚本直樹
重力レンズにおける宇宙項の影響
宇宙学术语对引力透镜的影响
DOI: --
发表时间: 2019
期刊:
影响因子: --
作者: [Ogasawara Kota, Tsukamoto Naoki, 小笠原康太,伊形尚久,原田知広,宮本雲平, 小笠原康太,山田慧生]
通讯作者: 小笠原康太,山田慧生
シェル衝突 in 5D
5D 壳体碰撞
DOI: --
发表时间: 2019
期刊:
影响因子: --
作者: [Ogasawara Kota, Tsukamoto Naoki, 小笠原康太,伊形尚久,原田知広,宮本雲平, 小笠原康太,山田慧生, Kota Ogasawara, 小笠原康太]
通讯作者: 小笠原康太
共 9 条
    強重力場における高エネルギー現象の解明とその観測可能性
    • 批准号:
      20J00416
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for JSPS Fellows
    • 资助金额:
      $2.58万
    • 财政年份:
      2020
    • 负责人:
      小笠原 康太
    • 依托单位:
    回転ブラックホール近傍における高エネルギー現象の探求
    • 批准号:
      20K14467
    • 项目类别:
      Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
    • 资助金额:
      $2.66万
    • 财政年份:
      2020
    • 负责人:
      小笠原 康太
    • 依托单位:
    海外基金