「家庭的な養育環境」の再検討――中規模児童養護施設の生活実践から

对“家庭式育儿环境”的重新审视：从中型儿童之家的日常生活实践开始

• 批准号: 18J11676
• 负责人: 三品 拓人
• 金额: $ 0.96万
• 依托单位: Osaka University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2018
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2018-04-25 至 2020-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18J11676/
• 关键词: 児童養護施設; 社会的養護; 家族; 家庭; 家庭的養護; 子ども; 生活実践; 社会学; 小学生; 暴力; 友情; 男子性

本年度も適切に研究を実施できた。研究目的は、児童養護施設における生活実践を参与観察と職員へのインタビュー調査を実施することで、施設で起きている問題のメカニズムの解明、さらには「家庭的」な養育環境を再考していくことであった。本年度は、週3日程度児童養護施設Xに通い、フィールドワークを続けた。また、職員を対象に約15件のインタビュー調査を実施した（ただし、２月に新型コロナウイルスが心配され、インタビュー、観察、および研究会での発表を断念せざるを得ないケースもあった。）参与観察調査の経過について関西家族社会学研究会にて発表を行った。また、施設と家庭の差や施設間の差が強調される中で、実際には施設の中でも差が生成されていることを明らかにし、日本子ども社会学会にて報告行った。また、児童養護施設における「規則」をめぐる折衝と葛藤を明らかにし関西社会学会の要旨を提出し受理されている。また、前年度学会報告を行っていた施設内の人間関係に関して、「児童養護施設で暮らす小学生男子たちにとっての友人――子ども同士の関係の質的な違いに着目して―」が査読誌『ソシオロジ』に掲載された。そして、児童養護施設のおける子どもの行為の意味付けの変化という新たな研究課題も析出した。加えて、本年度は研究成果に関して、2件のアウトリーチ活動を実施した。1件目は、大阪大学のオープンキャンパスにて、高校生と保護者を対象として発表を行い、2件目は市内のカフェギャラリーにて「児童養護施設と社会――子ども、生活、家族」と題し、2週間研究個展を開催した。2019年度に得た成果については、2020年度に引き続き複数の論文投稿を行う予定であり、これら個別の知見を、整理・統合し、本研究課題である「家庭的な養育環境の再検討」の成果を2020年度に博士論文として提出する。

This year's study was carried out in accordance with the relevant regulations. The purpose of this study is to investigate the life practice of child care facilities, to investigate the implementation of employee health care surveys, to clarify the problems of child care facilities, and to reexamine the "family" parenting environment. This year, the third day of the year, the level of child care facilities X is open, open. About 15 pieces of research were carried out by staff members in response to the survey (in February, new types of research projects, research projects, surveys and research meetings were launched). The Kansai Family Sociology Research Association participated in the investigation and development of the report. The difference between the family and the institution is emphasized in the middle of the day, and the difference between the actual institution and the institution is generated in the middle of the day. "Rules" for child care facilities are proposed and accepted by Kansai Social Society. The previous year's Academy report on the relationship between children and children in the implementation of the program,"Children's Care Program, Children's Friends, Children's Relationship Quality" was published. A new research topic was proposed for the development of child care facilities and their implications for child behavior. This year's research results are related to the implementation of 2 activities. One project, Osaka University's open space, university students and protectors 'response and development, two projects,"Children's care facilities and society-children, life, family" topic, two weeks of research solo exhibition. 2019 research results, 2020 research results.

项目成果

児童養護施設における子ども間の 身体的な暴力の社会学的検討 ―施設内における「男子性」の凝縮に着目して―

对儿童之家中儿童之间的身体暴力进行社会学考察——关注设施内“男子气概”的凝结——

• 发表时间: 2019
• 期刊: フォーラム現代社会学
• 作者: 三品拓人;三品拓人
• 通讯作者: 三品拓人

妊娠期女性の職業キャリア展望

孕妇的职业前景

• 发表时间: 2018
• 作者: Masahiro Honda;Haruhisa Mizuno;Masato Kimura;Toshiharu Ida;& Satoru Nagai;須藤文・安永悟;三上謙一;安田裕子・サトウタツヤ・伊東美智子・北出慶子;三上謙一;増井沙奈江・安永悟;サトウタツヤ・安田裕子;クリテンデンとランディーニ;安永悟・他;本田真大;田中晶子・安田裕子・上宮愛・片岡笑美子・鈴木聡・西部智子・仲真紀子;三上謙一;安永悟;本田真大;妹尾麻美・三品拓人・安田裕子
• 通讯作者: 妹尾麻美・三品拓人・安田裕子

子ども間で生じる身体的暴力と「男子性」―児童養護施設における参与観察から―

儿童之间的身体暴力和“男子气概”：儿童之家的参与者观察

• 发表时间: 2018
• 作者: 三品拓人;三品拓人;三品拓人;三品拓人;妹尾麻美 三品拓人 安田裕子;三品拓人
• 通讯作者: 三品拓人

児童養護施設で暮らす小学生男子をとりまく人間関係―子ども同士の友人／仲間関係の違いに着目して―

居住在儿童之家的小学生周围的人际关系 - 关注儿童之间友谊/同伴关系的差异 -

• 发表时间: 2018
• 作者: 三品拓人;三品拓人;三品拓人;三品拓人;妹尾麻美 三品拓人 安田裕子;三品拓人;三品拓人
• 通讯作者: 三品拓人

児童養護施設の「規則」をめぐる折衝と葛藤―生活の中で生成される「規則」と相互行為に焦点を当てて

围绕儿童之家“规则”的谈判和冲突——聚焦日常生活中发生的“规则”和互动

• 发表时间: 2020
• 作者: 三品拓人;三品拓人;三品拓人
• 通讯作者: 三品拓人