尿中ポドサイトを用いた難治性ネフローゼ症候群の病態進展機序の解明
尿中ポドサイトを用いた難治性ネフローゼ症候群の病態進展機序の解明
批准号:
21K07829
负责人:
三浦 健一郎
金额:
$2.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
難治性ネフローゼ症候群を呈する巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の腎移植後再発は移植腎機能廃絶のリスクが高く、小児腎移植領域の重要臨床課題である。最近、固有腎の微小変化型ネフローゼ症候群の原因として抗ネフリン抗体が発見され、約30%の症例で蛋白尿発症の病因になっていることが報告された。そこでわれわれは移植後FSGS再発患者における抗ネフリン抗体の病的意義を検討した。移植後FSGS再発患者のうち、血漿および移植腎の血流再開後1時間の生検検体(1h検体)の保存がある4例において、患者血漿中に抗ネフリン抗体の測定と1h検体におけるネフリンとIgGの染色を行った。4例全例で血漿中に抗ネフリン抗体の存在を確認し、1h検体においてポドサイト内のIgGとネフリンの共局在を認めた。さらに、ネフリンはリン酸化を受けポドサイト内で局在変化しており、細胞骨格蛋白であるcdc42の発現が低下していることを確認した。一方、移植後再発のなかった5例中4例では血漿中の抗ネフリン抗体は低値で、移植後1h検体においてIgGの沈着を認めず、ネフリンの局在変化もなかった。残りの1例では再発例と同様にIgGの沈着とネフリンとの共局在を認めたが、血漿中の抗ネフリン抗体は再発例に比して低値であった。以上から、腎移植後FSGS再発に抗ネフリン抗体が関与することが示された。今後さらに、培養細胞における抗ネフリン抗体によるネフリンのリン酸化と細胞骨格蛋白の挙動を確認する必要がある。
英文摘要
難治性ネフローゼ症候群を呈する巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)の腎移植後再発は移植腎機能廃絶のリスクが高く、小児腎移植領域の重要臨床課題である。最近、固有腎の微小変化型ネフローゼ症候群の原因として抗ネフリン抗体が発見され、約30%の症例で蛋白尿発症の病因になっていることが報告された。そこでわれわれは移植後FSGS再発患者における抗ネフリン抗体の病的意義を検討した。移植後FSGS再発患者のうち、血漿および移植腎の血流再開後1時間の生検検体(1h検体)の保存がある4例において、患者血漿中に抗ネフリン抗体の測定と1h検体におけるネフリンとIgGの染色を行った。4例全例で血漿中に抗ネフリン抗体の存在を確認し、1h検体においてポドサイト内のIgGとネフリンの共局在を認めた。さらに、ネフリンはリン酸化を受けポドサイト内で局在変化しており、細胞骨格蛋白であるcdc42の発現が低下していることを確認した。一方、移植後再発のなかった5例中4例では血漿中の抗ネフリン抗体は低値で、移植後1h検体においてIgGの沈着を認めず、ネフリンの局在変化もなかった。残りの1例では再発例と同様にIgGの沈着とネフリンとの共局在を認めたが、血漿中の抗ネフリン抗体は再発例に比して低値であった。以上から、腎移植後FSGS再発に抗ネフリン抗体が関与することが示された。今後さらに、培養細胞における抗ネフリン抗体によるネフリンのリン酸化と細胞骨格蛋白の挙動を確認する必要がある。
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巣状分節性糸球体硬化症の移植後再発例における1時間生検検体でのnephrinの局在変化
移植后复发的局灶节段性肾小球硬化患者 1 小时活检标本中去氧肾上腺素定位的变化
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[白井陽子, 三浦健一郎, 石塚喜世伸, 江口誠, 安藤太郎, 金子直人, 種田積子, 小池淳樹, 本田一穂, 山口裕, 服部元史, 白井陽子,三浦健一郎,石塚喜世伸,安藤太郎,金子直人,種田積子,小池淳樹,本田一穂,山口裕,服部元史]
通讯作者:
白井陽子,三浦健一郎,石塚喜世伸,安藤太郎,金子直人,種田積子,小池淳樹,本田一穂,山口裕,服部元史
巣状分節性糸球体硬化症の移植後再発例における1時間生検検体を用いた抗nephrin抗体の探索
使用 1 小时活检标本寻找抗肾病蛋白抗体,用于治疗局灶节段性肾小球硬化症移植后复发
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[白井陽子, 三浦健一郎, 神田祥一郎, 中谷諒, 中村実沙子, 加藤彩, 安藤太郎, 石塚喜世伸, 本田一穂, 渡井至彦, 武田朝美, 後藤芳充, 堀田記世彦, 齋藤和英, 成田一衛, 石田英樹, 服部元史]
通讯作者:
服部元史
Analysis of water and electrolyte imbalance in a patient with adipsic hypernatremia associated with subfornical organ-targeting antibody
穹窿下器官靶向抗体相关脂肪性高钠血症患者水电解质失衡分析
DOI:
10.1007/s13730-021-00638-2
发表时间:
2021
期刊:
CEN Case Reports
影响因子:
1
作者:
[Shirai Yoko, Miura Kenichiro, Nakamura-Utsunomiya Akari, Ishizuka Kiyonobu, Hattori Miku, Hattori Motoshi]
通讯作者:
Hattori Motoshi
巣状分節性糸球体硬化症の移植後再発例における1時間生検検体でのスリット膜関連分子のエンドサイトーシスの関与
移植后复发局灶节段性肾小球硬化患者1小时活检标本中狭缝膜相关分子内吞作用的参与
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[白井陽子, 三浦健一郎, 石塚喜世伸, 江口誠, 安藤太郎, 金子直人, 種田積子, 小池淳樹, 本田一穂, 山口裕, 服部元史]
通讯作者:
服部元史
巣状分節性糸球体硬化症の移植後再発例における 1 時間生検検体で のスリット膜関連分子のエンドサイトーシスの関与
移植后复发局灶节段性肾小球硬化患者 1 小时活检标本中狭缝膜相关分子内吞作用的参与
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[白井陽子, 服部元史, 石塚喜世伸, 池野かおる, 金子直人, 三浦健一郎, 安藤太郎, 種田積子, 本田一穂, 小池淳樹]
通讯作者:
小池淳樹
共 12 条
巣状分節性糸球体硬化症の遺伝子解析と抗ネフリン抗体に基づく移植後再発予測法の確立
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批准号:24K10960
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:三浦 健一郎
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依托单位:
精神疾患の視覚認知行動異常のシステム神経科学的研究
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批准号:20K06920
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.75万
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财政年份:2020
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负责人:三浦 健一郎
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依托单位:
視覚的注意が運動視の情報処理に及ぼす影響
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批准号:17700309
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.98万
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财政年份:2005
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负责人:三浦 健一郎
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依托单位:
海外基金