人工知能(AI)と刑法理論ー研究序説
人工知能(AI)と刑法理論ー研究序説
批准号:
21K18414
负责人:
今井 猛嘉
金额:
$3.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-07-09 至 2024-03-31
中文摘要
人工知能(AI)と刑法理論に関連する、以下の検討を行い、その成果の一部を国際的に公表した。第1に、コインハイブ事件の最高裁判例につき、コンピュータ・ウイルス罪の成否を検討した。同事件では、ネット利用者の明確な承諾なくして、PCのCPUを利用する行為がウイルスの使用に該当する違法なものかが問われた。最高裁は、ネット上では、そうした行為であっても、実質的被害が小さいものは、広く利用されている実態があることにも着目して、使用罪の成立を否定した。この判断は、日常生活の隅々にまでAIの利用が広がっていく際に、どの程度、明確な法益侵害が認められなければ、刑罰権行使が許されないのかという重要な問題を提起している。この視点は、本研究にとって重要な意味を持っている。第2に、ネット上でのSNS等を利用して他人を侮辱する類型が増加することを踏まえ、侮辱罪の法定刑の引上げがなされた。この法改正の意義につき、ネット上での情報拡散の容易性と被害拡散の可能性、これに対する効果的な抑止効果を及ぼすべき刑事制裁について、検討を加えた。その意義は、コンピュータ・ウイルスの刑事的抑止を考える際の意義と同様のものである。第3に、レベル4の自動運転技術の利用を許可した2022年改正道路交通法の意義を多角的に検討した。自動運転を可能にするアルゴリズムは、AIで制御されるため、自動運転車の刑法的評価は、最終的には、AIの刑法的評価に直結している。この点を明確に意識した検討を継続した。第4に、以上の国内法に係る研究を踏まえ、国際刑法学会にて、日本刑法とAIとの関係につき、日本代表として論文を提出し、国際的議論に参画した。このように、AIに係る刑法適用が問題となる事例を、近時の動向を踏まえて、幅広く検討し、その結果を論文として公表することができた。
英文摘要
人工知能(AI)と刑法理論に関連する、以下の検討を行い、その成果の一部を国際的に公表した。第1に、コインハイブ事件の最高裁判例につき、コンピュータ・ウイルス罪の成否を検討した。同事件では、ネット利用者の明確な承諾なくして、PCのCPUを利用する行為がウイルスの使用に該当する違法なものかが問われた。最高裁は、ネット上では、そうした行為であっても、実質的被害が小さいものは、広く利用されている実態があることにも着目して、使用罪の成立を否定した。この判断は、日常生活の隅々にまでAIの利用が広がっていく際に、どの程度、明確な法益侵害が認められなければ、刑罰権行使が許されないのかという重要な問題を提起している。この視点は、本研究にとって重要な意味を持っている。第2に、ネット上でのSNS等を利用して他人を侮辱する類型が増加することを踏まえ、侮辱罪の法定刑の引上げがなされた。この法改正の意義につき、ネット上での情報拡散の容易性と被害拡散の可能性、これに対する効果的な抑止効果を及ぼすべき刑事制裁について、検討を加えた。その意義は、コンピュータ・ウイルスの刑事的抑止を考える際の意義と同様のものである。第3に、レベル4の自動運転技術の利用を許可した2022年改正道路交通法の意義を多角的に検討した。自動運転を可能にするアルゴリズムは、AIで制御されるため、自動運転車の刑法的評価は、最終的には、AIの刑法的評価に直結している。この点を明確に意識した検討を継続した。第4に、以上の国内法に係る研究を踏まえ、国際刑法学会にて、日本刑法とAIとの関係につき、日本代表として論文を提出し、国際的議論に参画した。このように、AIに係る刑法適用が問題となる事例を、近時の動向を踏まえて、幅広く検討し、その結果を論文として公表することができた。
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自動運転車による事故と刑事責任―AIと刑法理論との関係(1)
自动驾驶汽车引发的事故与刑事责任——人工智能与刑法理论的关系(一)
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
法学志林
影响因子:
--
作者:
[中野 公彦, 遠藤 薫, 鎌田 実, 佐治 友基, 橋本 正裕, 今井 猛嘉, 谷口 綾子, 今井猛嘉, 今井猛嘉, 今井猛嘉]
通讯作者:
今井猛嘉
侮辱罪の法定刑の改正について
关于修订藐视法庭法定处罚的事宜
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
ジュリスト
影响因子:
--
作者:
[中野 公彦, 遠藤 薫, 鎌田 実, 佐治 友基, 橋本 正裕, 今井 猛嘉, 谷口 綾子, 今井猛嘉, 今井猛嘉]
通讯作者:
今井猛嘉
Panel Discussion “Future Society Design Using Automated Driving Mobility Services”
小组讨论“利用自动驾驶出行服务设计未来社会”
DOI:
10.5363/tits.27.7_56
发表时间:
2022
期刊:
TRENDS IN THE SCIENCES
影响因子:
--
作者:
[中野 公彦, 遠藤 薫, 鎌田 実, 佐治 友基, 橋本 正裕, 今井 猛嘉, 谷口 綾子]
通讯作者:
谷口 綾子
判例クローズアップ コインハイブ事件[最高裁令和4.1.20第一小法廷判決]法学教室
判例法Coinhive案特写【最高法院令和4.1.20第一小法官判决】法律课堂
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
法学教室
影响因子:
--
作者:
[中野 公彦, 遠藤 薫, 鎌田 実, 佐治 友基, 橋本 正裕, 今井 猛嘉, 谷口 綾子, 今井猛嘉]
通讯作者:
今井猛嘉
The Key Issues to Be Discussed Regarding the Implementation of Level 4 Automated (Or Autonomous) Driving
实施四级自动驾驶需要讨论的关键问题
DOI:
10.5363/tits.27.7_27
发表时间:
2022
期刊:
TRENDS IN THE SCIENCES
影响因子:
--
作者:
[Takada Teruko, Kitajima Takahiro, Teruko Takada and Takahiro Kitajima, 今井猛嘉]
通讯作者:
今井猛嘉
共 6 条
ヨーロッパ連合における組織犯罪及びコンピュータ犯罪対策の研究:EU刑法研究序説
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批准号:12720042
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:2000
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负责人:今井 猛嘉
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依托单位:
現代社会における文書偽造罪の機能と限界に関する基礎的研究
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批准号:08720048
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:今井 猛嘉
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依托单位:
海外基金