欧米圏の長崎原爆文学と核批評を巡る研究
欧米圏の長崎原爆文学と核批評を巡る研究
批准号:
21K12946
负责人:
永川 とも子
金额:
$1.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
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欧米圏の言語空間において核/原爆が表象される際、途方もない数の文学作品がこれまで世に送り出されてきた。こうした作品は核使用の是非を巡る論議や終末論を焦点化したものが顕著であり、「被爆者の証言」はいわば未登録の言説として周縁化されてきたと言える。しかし、被爆者の物語は全く語られてこなかったというわけではない。実際は1980年代を主たる起点として現在にいたるまで、一定数の被爆証言文学が登場していることも事実だ。こうした作品群の類型パターンとしては、被爆証言に依拠し、体験していない者が聞き語りをするという、いわば「記憶の記録」というスタイルをとっている点が挙げられる。「証言文学」を巡るこうした背景を念頭に、当該年度においては主に近年になって欧米圏で発表された広島・長崎への原爆投下を巡るノンフィクション作品を題材に、英語論文の作成及びシンポジウム等での発表を行った。とりわけ焦点を当てたのが、2010年にアメリカで発表され、物議を醸した被爆証言文学The Last Train Hiroshimaである。本作は初版において、作中登場人物の証言の真正性に嫌疑がかかり、発禁処分となったものの、2015年に校正版が再出版された経緯を持つ。この「語り直し」は、できる限り「不確かな」情報を削除することで、「真実」に近づこうとする試みと解することもできるが、裏を返せば、証言の真正性に対する無条件の信頼を意味してもおり、戦争は「体験した者」しか語り得ないという幻想を補強しているとも解釈することができる。当該年度の研究では、証言への絶対的な依拠が内包する問題を顕在化し、「欧米圏の原爆の語り」という枠組みにおいて周縁化されがちであった被爆体験記の位置を問い直すことができたという点において意義のあるものであったと言える。
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戦争に周縁はあるのか?(シンポジウム)
战争中有外围吗?
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[NAGAKAWA, Tomoko, David Thomas Henry Wright, 永川とも子, David Thomas Henry Wright, 永川とも子]
通讯作者:
永川とも子
Cunugi (Webプラットフォーム)
Cunugi(网络平台)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
The Fabricated Hibakusha Narrative: The Araki Yasusada Affair and Literary Criticism
捏造的原爆幸存者叙事:荒木安定事件与文学批评
DOI:
10.15017/6779674
发表时间:
2023
期刊:
言語文化論究
影响因子:
--
作者:
[NAGAKAWA, Tomoko]
通讯作者:
Tomoko
「原爆詩人」アラキ・ヤスサダと文学批評空間
“原子弹诗人”荒木·亚萨达与文学批评空间
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
Cunugi (Web Article: https://www.cunugi.jp/articles/18)
影响因子:
--
作者:
[NAGAKAWA, Tomoko, David Thomas Henry Wright, 永川とも子]
通讯作者:
永川とも子
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