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表出的刑罰論と応報刑論の関係に関する基礎理論的考察

表出的刑罰論と応報刑論の関係に関する基礎理論的考察
表达性惩罚理论与报应性惩罚理论关系的基本理论思考
批准号:
21K13206
负责人:
竹内 健互
金额:
$0.67万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
本年度は、表出的刑罰論と「応報刑論」との理論的関係性を詳らかにするため、応報的概念、とりわけ「各人を功績に基づいて相応しく扱うべし」という功績原理による刑罰正統化論を中心として批判的検討を行った。表出的刑罰論では、犯罪行為に対する「相応しい」取扱い、有罪宣告や刑罰を受けるに「値する」という功績原理の観点により刑罰の正統化を試みる見解が展開され、そこでは、刑罰の表出的機能の応報関係的理解が示されている。しかし、功績原理それ自体には、刑罰が犯罪行為に対する「相応しい」取扱いであるとしても、なぜ国家が応報として刑罰を科すことが許されるのかという刑罰正統化論の核心をなす許容性の問いに対する答えが内在されていないとの結論を得た。また、「非難」や「害悪賦課」による刑罰の表出的機能を重視する表出的刑罰論も、かかる表出的機能を予防的に構成する外在的表出主義と、応報的に構成する内在的表出主義に区別される。表出的刑罰論は、功績概念を中心とした応報刑論的アプローチのみならず、非難や害悪賦課によって実現されるべき望ましい事態を考慮する予防刑論的アプローチもあり得る。もっとも、応報や予防は、それなくしては実現し得ない事態を実現するということによって刑罰を根拠づけようとする論証構造の点では、どちらもある種の「帰結による制御」が問題となっており、その意味で、応報刑論的な表出的刑罰論では、表出的機能を「刑罰目的」として捉える余地があることが明らかとなった。さらに、これに関連して、表出的刑罰論を刑罰正統化論の文脈に再定位し、それが制度としての刑罰の正統化を問題とするものか、個別行為としての行為者の処罰の正統化を問題とするものかという分析視角も得ることができた。以上の研究成果の一部については、既に拙稿「表出的刑罰論における応報的契機と功績概念」甲南法学63巻3=4号(2023年)59-98頁に公表した。
英文摘要
本年度は、表出的刑罰論と「応報刑論」との理論的関係性を詳らかにするため、応報的概念、とりわけ「各人を功績に基づいて相応しく扱うべし」という功績原理による刑罰正統化論を中心として批判的検討を行った。表出的刑罰論では、犯罪行為に対する「相応しい」取扱い、有罪宣告や刑罰を受けるに「値する」という功績原理の観点により刑罰の正統化を試みる見解が展開され、そこでは、刑罰の表出的機能の応報関係的理解が示されている。しかし、功績原理それ自体には、刑罰が犯罪行為に対する「相応しい」取扱いであるとしても、なぜ国家が応報として刑罰を科すことが許されるのかという刑罰正統化論の核心をなす許容性の問いに対する答えが内在されていないとの結論を得た。また、「非難」や「害悪賦課」による刑罰の表出的機能を重視する表出的刑罰論も、かかる表出的機能を予防的に構成する外在的表出主義と、応報的に構成する内在的表出主義に区別される。表出的刑罰論は、功績概念を中心とした応報刑論的アプローチのみならず、非難や害悪賦課によって実現されるべき望ましい事態を考慮する予防刑論的アプローチもあり得る。もっとも、応報や予防は、それなくしては実現し得ない事態を実現するということによって刑罰を根拠づけようとする論証構造の点では、どちらもある種の「帰結による制御」が問題となっており、その意味で、応報刑論的な表出的刑罰論では、表出的機能を「刑罰目的」として捉える余地があることが明らかとなった。さらに、これに関連して、表出的刑罰論を刑罰正統化論の文脈に再定位し、それが制度としての刑罰の正統化を問題とするものか、個別行為としての行為者の処罰の正統化を問題とするものかという分析視角も得ることができた。以上の研究成果の一部については、既に拙稿「表出的刑罰論における応報的契機と功績概念」甲南法学63巻3=4号(2023年)59-98頁に公表した。
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会议论文
Verdienst und Vergeltung in der expressiven Straftheorie
表达性斯特拉夫理论的理解与理解
DOI: 10.14990/00004586
发表时间: 2023
期刊: 甲南法学 = Konan Hogaku : Konan Law Review
影响因子: --
作者: [佐伯仁志, 高橋則夫, 只木誠, 松宮孝明編(佐竹宏章), 小谷昌子, 小谷昌子, 小谷昌子, 小谷昌子, 保井健呉, 保井 健呉, 保井健呉, 保井健呉, 保井健呉, 嶋津 元, 畑中麻子, Asako WECHS HATANAKA, 竹内 健互]
通讯作者: 竹内 健互
刑法総論―理論と実践
刑法通论——理论与实践
DOI: --
发表时间: 2022
期刊:
影响因子: --
作者: [小島 秀夫, 田村 翔, 柏﨑 早陽子, 竹内 健互]
通讯作者: 竹内 健互
刑罰の表出的意味としての「非難」について
将“责备”视为惩罚的表达意义
DOI: 10.15004/00002418
发表时间: 2022
期刊: 駿河台法学
影响因子: --
作者: [佐伯仁志, 高橋則夫, 只木誠, 松宮孝明編(佐竹宏章), 小谷昌子, 小谷昌子, 小谷昌子, 小谷昌子, 保井健呉, 保井 健呉, 保井健呉, 保井健呉, 保井健呉, 嶋津 元, 畑中麻子, Asako WECHS HATANAKA, 竹内 健互, 竹内 健互]
通讯作者: 竹内 健互