無莢膜型肺炎球菌の病原性解明と全菌体型肺炎球菌ワクチンによる予防効果の検証
無莢膜型肺炎球菌の病原性解明と全菌体型肺炎球菌ワクチンによる予防効果の検証
批准号:
22K10492
负责人:
酒谷 英樹
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
【はじめに】肺炎球菌蛋白結合型莢膜多糖体ワクチンの導入に伴い、非ワクチン血清型株による感染症の増加が警鐘されている。無莢膜型株(NESp: nonencapsulated Streptococcus pneumoniae)は主に小児と高齢者に侵襲性感染症を引き起こすことが報告されている。しかし、病原性が低いため侵襲性感染症を検討する良好な感染モデルがなく病原性の評価がなされていないのが現状である。我々はNESp経気管内投与による侵襲性肺炎マウスモデルを確立するとともに病原性の評価を行なった。【方法】NESp野生株(MNZ11)と莢膜型肺炎球菌株(6A)を用いた。NESpの病原性については生存率と肺組織中に含まれる肺炎球菌数、サイトカイン誘導を評価した。【結果】6A感染マウスは全例24時間以内に菌血症にて死亡した。MNZ11感染マウスにおいても48時間以内に菌血症を伴う致死的肺炎が約半数に引き起こされた。炎症性サイトカイン、ケモカインであるTNFα、CXCL-1、GM-CSFがMNZ11感染マウス群において6A感染群と同様に上昇した。【考察】NESpは下気道内に侵入することで、侵襲性肺炎や菌血症といった致死的感染症を引き起こす病原性を持つことが示された。NESpは莢膜型株に比較して病原性が低い反面、低免疫能を背景とした高齢者における誤嚥性肺炎や小児の急性中耳炎などの感染症への影響が懸念される。そのためNESpの病原性に基づいた新たな感染予防戦略の開発が必要である。【実績】上記研究内容を国内の複数の学会で口演発表を行った。
英文摘要
【はじめに】肺炎球菌蛋白結合型莢膜多糖体ワクチンの導入に伴い、非ワクチン血清型株による感染症の増加が警鐘されている。無莢膜型株(NESp: nonencapsulated Streptococcus pneumoniae)は主に小児と高齢者に侵襲性感染症を引き起こすことが報告されている。しかし、病原性が低いため侵襲性感染症を検討する良好な感染モデルがなく病原性の評価がなされていないのが現状である。我々はNESp経気管内投与による侵襲性肺炎マウスモデルを確立するとともに病原性の評価を行なった。【方法】NESp野生株(MNZ11)と莢膜型肺炎球菌株(6A)を用いた。NESpの病原性については生存率と肺組織中に含まれる肺炎球菌数、サイトカイン誘導を評価した。【結果】6A感染マウスは全例24時間以内に菌血症にて死亡した。MNZ11感染マウスにおいても48時間以内に菌血症を伴う致死的肺炎が約半数に引き起こされた。炎症性サイトカイン、ケモカインであるTNFα、CXCL-1、GM-CSFがMNZ11感染マウス群において6A感染群と同様に上昇した。【考察】NESpは下気道内に侵入することで、侵襲性肺炎や菌血症といった致死的感染症を引き起こす病原性を持つことが示された。NESpは莢膜型株に比較して病原性が低い反面、低免疫能を背景とした高齢者における誤嚥性肺炎や小児の急性中耳炎などの感染症への影響が懸念される。そのためNESpの病原性に基づいた新たな感染予防戦略の開発が必要である。【実績】上記研究内容を国内の複数の学会で口演発表を行った。
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会议论文
新たな脅威となる無莢膜型肺炎球菌の病原性の検討
新威胁——无荚膜肺炎球菌的致病性检查
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Sakatani, H., Kono, M., Sugita, G., Nanushaj, D., Hijiya, M., Iyo, T., Shiga, T., Murakami, D., Kaku, N., Yanagihara, K., Nahm, M. H., & Hotomi, M., 酒谷英樹]
通讯作者:
酒谷英樹
Investigation on the virulence of non-encapsulated Streptococcus pneumoniae using liquid agar pneumonia model.
利用液体琼脂肺炎模型研究非包膜肺炎链球菌的毒力。
DOI:
10.1016/j.jiac.2022.07.003
发表时间:
2022
期刊:
Journal of infection and chemotherapy
影响因子:
2.2
作者:
[Sakatani, H., Kono, M., Sugita, G., Nanushaj, D., Hijiya, M., Iyo, T., Shiga, T., Murakami, D., Kaku, N., Yanagihara, K., Nahm, M. H., & Hotomi, M.]
通讯作者:
M.
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