日本占領地の中国人作家の自伝文学にみるナショナル・アイデンティティ
日本占領地の中国人作家の自伝文学にみるナショナル・アイデンティティ
批准号:
22K00358
负责人:
羽田 朝子
金额:
$1.91万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
本研究は、戦前に日本占領地で活動をし、戦後に文化大革命で批判を受けた女性作家・梅娘の晩年の自伝文学を取り上げ、その二重の民族的抑圧の経験を踏まえ、作品に表出された複雑なナショナル・アイデンティティを解明するものである。とくに自伝文学のフィクション性と自己表象、戦前の文学テーマとの連続性や変容に着目して分析を行う。梅娘は1990年代から2010年代にかけて多数の自伝的エッセイを発表し、戦前の占領下での経験、中華人民共和国成立後から文革を経て晩年までを語っているが、これら梅娘の自伝文学については作品目録が存在せず、また単行本に同一作品が重複して収録されたこともあり全体像が明らかでなかった。そのため当該年度は、梅娘の自伝文学の基礎調査を行い、網羅的な作品収集やリストの作成を行った。その結果、梅娘の自伝的エッセイを収録した単行本については網羅的に収集し、作品リストについてもほぼ完成させることができた。ただし雑誌での初出確認については、それに必要な国外の図書館(北京国家図書館)や国内の公共図書館(北海道大学、一橋大学、アジア経済研究所)での調査が、新型コロナの感染拡大の影響を受け、実施することができなかった。そのため、令和5年度に実施を予定していた自伝のフィクション性の検討に着手した。梅娘の自伝内容の客観性について検証するために、他者の証言(梅娘の長女・柳青氏や梅娘と交流があった作家・史鉄生による回想録や伝記、インタビューなど)の整理や読解を行った。
英文摘要
本研究は、戦前に日本占領地で活動をし、戦後に文化大革命で批判を受けた女性作家・梅娘の晩年の自伝文学を取り上げ、その二重の民族的抑圧の経験を踏まえ、作品に表出された複雑なナショナル・アイデンティティを解明するものである。とくに自伝文学のフィクション性と自己表象、戦前の文学テーマとの連続性や変容に着目して分析を行う。梅娘は1990年代から2010年代にかけて多数の自伝的エッセイを発表し、戦前の占領下での経験、中華人民共和国成立後から文革を経て晩年までを語っているが、これら梅娘の自伝文学については作品目録が存在せず、また単行本に同一作品が重複して収録されたこともあり全体像が明らかでなかった。そのため当該年度は、梅娘の自伝文学の基礎調査を行い、網羅的な作品収集やリストの作成を行った。その結果、梅娘の自伝的エッセイを収録した単行本については網羅的に収集し、作品リストについてもほぼ完成させることができた。ただし雑誌での初出確認については、それに必要な国外の図書館(北京国家図書館)や国内の公共図書館(北海道大学、一橋大学、アジア経済研究所)での調査が、新型コロナの感染拡大の影響を受け、実施することができなかった。そのため、令和5年度に実施を予定していた自伝のフィクション性の検討に着手した。梅娘の自伝内容の客観性について検証するために、他者の証言(梅娘の長女・柳青氏や梅娘と交流があった作家・史鉄生による回想録や伝記、インタビューなど)の整理や読解を行った。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
日本占領地における中国知識人の「抵抗」と「協力」の交錯――女性作家・梅娘を中心に
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批准号:18K00346
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.41万
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财政年份:2018
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负责人:羽田 朝子
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依托单位:
海外基金