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ヴィクトリア期保守党の政治思想――『クォータリー・レビュー』分析を中心に

ヴィクトリア期保守党の政治思想――『クォータリー・レビュー』分析を中心に
维多利亚时代保守党的政治思想:以季评为中心的分析
批准号:
22K01323
负责人:
遠山 隆淑
金额:
$0.75万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本研究では、ヴィクトリア時代のイギリス議会政治における政治的妥協論の分析の一端として、私がこれまで研究してきた、ウィッグを中心とする自由党系の知識人ではなく、保守党系の知識人の政治的決定観を追跡している。1860年代は特に、バジョットが『イギリス国制論』(初版1867年)で肯定的な評価を下した「パーマストン・ダービー連合」という、両党指導層による妥協の政党運営が実現していたが、今年度は、特にこの時代に保守党の若手論客として、保守党の「原則(maxim)」を示し、同党に思想的な立脚点を与えようと『クォータリー・レビュー』を中心に数多くの論文を発表したソールズベリーの議論を検討した。M. Bentley(2001)やP. Smith(1972)などの先行研究などで論じられているような、ソールズベリーの幼少期から一貫して見られるきわめて理知的で目的の実現を優先する実用的な性格から、政党についてもまた、彼自身の目的を実現するための手段としての位置づけが明確だったようである。当時の保守党指導層の妥協的政治姿勢の一端は、こうした実利的な思考に由来するものと見ることができるかもしれないが、本研究は、コロナ禍の影響で一昨年度からの研究の遅れが影響して、まだ端緒についたばかりと言うべき状況であり、ソールズベリーの論文が保守党や党指導層に与えた影響にも注目しながら、『クォータリー・レビュー』誌上で発表された彼の論文の分析をさらに進めていく必要がある。
英文摘要
本研究では、ヴィクトリア時代のイギリス議会政治における政治的妥協論の分析の一端として、私がこれまで研究してきた、ウィッグを中心とする自由党系の知識人ではなく、保守党系の知識人の政治的決定観を追跡している。1860年代は特に、バジョットが『イギリス国制論』(初版1867年)で肯定的な評価を下した「パーマストン・ダービー連合」という、両党指導層による妥協の政党運営が実現していたが、今年度は、特にこの時代に保守党の若手論客として、保守党の「原則(maxim)」を示し、同党に思想的な立脚点を与えようと『クォータリー・レビュー』を中心に数多くの論文を発表したソールズベリーの議論を検討した。M. Bentley(2001)やP. Smith(1972)などの先行研究などで論じられているような、ソールズベリーの幼少期から一貫して見られるきわめて理知的で目的の実現を優先する実用的な性格から、政党についてもまた、彼自身の目的を実現するための手段としての位置づけが明確だったようである。当時の保守党指導層の妥協的政治姿勢の一端は、こうした実利的な思考に由来するものと見ることができるかもしれないが、本研究は、コロナ禍の影響で一昨年度からの研究の遅れが影響して、まだ端緒についたばかりと言うべき状況であり、ソールズベリーの論文が保守党や党指導層に与えた影響にも注目しながら、『クォータリー・レビュー』誌上で発表された彼の論文の分析をさらに進めていく必要がある。
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