分断を超えるラディカルな〈社会再生〉の構想

超越分裂的社会复兴的激进概念

基本信息

批准号：
22K01863
负责人：
鈴木宗徳
金额：
$ 2.75万
依托单位：
Hosei University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份：
2022
资助国家：
日本
起止时间：
2022-04-01 至 2025-03-31
项目状态：
未结题

项目摘要

本研究は、様々な領域で顕在化する社会の「分断」状況の調査と、その背景となる経済のグローバル化に関する理論研究をおこない、分断を乗り越える「社会」再生のラディカルな構想を公共性論の知見を採り入れつつ探究するものである。南出吉祥（研究分担者）は、若者自立支援を行う支援団体を調査し、団体間の競争的な資金分配構造を検討し、被支援者の分断が深刻となる実態の分析を行った。澤佳成と関耕平（研究分担者）は、福島第一原発事故の被災地における地域共同体を調査し、住民の分断および放射線被曝への不安を語れなくさせている状況の聞き取りを行った。蓑輪明子と小尾晴美（研究分担者）は、保育サービスの準市場化の進行とともに保育の質の格差が顕在化し、ケアを担う女性労働者の労働条件が悪化している実態について調査を行った。鈴木宗徳（研究代表者）は、ハーバーマスの公共圏論を基礎に現代の社会運動論を検討し、近年の社会運動の分析を通して社会的なものが立ち現れる状況を理論化する可能性を探った。大屋定晴（研究分担者）は、グローバルな蓄積体制がもたらす分断状況について、世界システム論やデヴィッド・ハーヴェイの地理的不均等発展の理論等を用いて分析した。顕在化しつつある社会の分断について、以上の各領域での研究成果を通して分析を行うとともに、こうした状況を乗り越えるラディカルな構想を「社会」の再生という観点から提示すべく、相互に検討を重ねた。

这项研究调查了社会在各个领域的“划分”表现的状况，以及关于经济全球化的理论研究，这是背景的背景，并探讨了“社会”振兴的激进概念，利用了公共性质的知识来克服分裂。 Minamide Kichijo（研究共享者）调查了支持青年独立性的支持小组，考虑了群体之间的竞争基金分配结构，并分析了支持者分裂的实际情况。 Sawa Yoshinari和Seki Kohei（研究共享者）调查了福岛Daiichi核电站事故中受影响地区的当地社区，并就居民无法谈论他们对分区和辐射暴露的担忧的情况进行了采访。 Minowa Akiko和Oo Harumi（研究共享者）对现实进行了调查，即随着托儿服务变得更加半市场，育儿质量的差异已经变得显而易见，并且负责护理的女工的工作条件也变得越来越恶化。 Suzuki Munenori（首席研究员）根据Habermas的公共领域理论研究了现代社会运动理论，并探讨了通过分析最近的社会运动来理论来理论社会运动出现的情况的可能性。 Oya Sadaharu（研究共享者）使用世界系统理论和戴维·哈维（David Harvey）的地理不平等发展理论分析了全球积累系统所带来的鸿沟状况。我们通过上述领域的研究结果分析了社会在社会中的明显变化，并进行了反复的相互考虑，提出了一个激进的概念，从振兴社会的角度来克服这些情况。