褐変機構解明を目指したα-ジカルボニル化合物の動態に関わる制御因子の同定
褐変機構解明を目指したα-ジカルボニル化合物の動態に関わる制御因子の同定
批准号:
22K02169
负责人:
能見 祐理
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
本研究は食品加工・貯蔵条件下におけるα-ジカルボニル化合物(α-DCs)の動態に関わる制御因子を同定し、褐変反応機構の解明と制御法開発に繋がる知見を得ることを目的とする。本年度は牛乳の主要な糖質であるラクトース(Lac)を題材に、Lacから生じるα-DCsの全容を解明すべく、モデル溶液を用いてLacから生じるα-DCsを同定・定量するとともに、褐変や終末糖化産物(AGEs)生成への影響についても評価した。また、Lacとリジン(Lys)のメイラードモデル溶液から二糖の骨格を有するα-DCs誘導体が複数検出されたため、これら4種の化合物を単離し、構造解析を行った。新たに同定されたα-DCs誘導体も含めた分析システムを構築し、各種反応パラメータを変えたモデル溶液中のメイラード反応産物を解析したところ、α-DCsは中性条件下において生成量が増加し、Lacの分解によって生じたα-DCsとメイラード反応を介して生じたα-DCsに差異がみられた。Lacの分解によって生じたα-DCsは酸化的条件下で生成が増加した一方、メイラード反応を介して生じたα-DCsは酸化・非酸化的条件による差はあまり見られなかった。Lac-Lysのモデル溶液においてはglyoxal(GO)とLysの反応で生じるN6-carboxymethyllysine(CML)が多く生成していたが、GOよりもはるかに多い量のCMLが生成していたことから、GO以外の生成経路を介した可能性が示唆された。市販されている各種乳製品中のα-DCsの分布についても解析したところ、加熱処理工程を経た製品ではメイラード反応を介して生じた可能性が高いα-DCsが頻度高く検出された。
英文摘要
本研究は食品加工・貯蔵条件下におけるα-ジカルボニル化合物(α-DCs)の動態に関わる制御因子を同定し、褐変反応機構の解明と制御法開発に繋がる知見を得ることを目的とする。本年度は牛乳の主要な糖質であるラクトース(Lac)を題材に、Lacから生じるα-DCsの全容を解明すべく、モデル溶液を用いてLacから生じるα-DCsを同定・定量するとともに、褐変や終末糖化産物(AGEs)生成への影響についても評価した。また、Lacとリジン(Lys)のメイラードモデル溶液から二糖の骨格を有するα-DCs誘導体が複数検出されたため、これら4種の化合物を単離し、構造解析を行った。新たに同定されたα-DCs誘導体も含めた分析システムを構築し、各種反応パラメータを変えたモデル溶液中のメイラード反応産物を解析したところ、α-DCsは中性条件下において生成量が増加し、Lacの分解によって生じたα-DCsとメイラード反応を介して生じたα-DCsに差異がみられた。Lacの分解によって生じたα-DCsは酸化的条件下で生成が増加した一方、メイラード反応を介して生じたα-DCsは酸化・非酸化的条件による差はあまり見られなかった。Lac-Lysのモデル溶液においてはglyoxal(GO)とLysの反応で生じるN6-carboxymethyllysine(CML)が多く生成していたが、GOよりもはるかに多い量のCMLが生成していたことから、GO以外の生成経路を介した可能性が示唆された。市販されている各種乳製品中のα-DCsの分布についても解析したところ、加熱処理工程を経た製品ではメイラード反応を介して生じた可能性が高いα-DCsが頻度高く検出された。
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会议论文
メイラード反応機構解明に向けた反応生成物の一斉分析法の開発と構造決定およびその機能解析
开发反应产物、结构测定和功能分析的同步分析方法,以阐明美拉德反应机理
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nomi Yuri, Sato Tae, Mori Yuki, Matsumoto Hitoshi, 能見祐理]
通讯作者:
能見祐理
Evaluation of Fructo-, Inulin-, and Galacto-Oligosaccharides on the Maillard Reaction Products in Model Systems with Whey Protein
乳清蛋白模型系统中果糖、菊粉和低聚半乳糖对美拉德反应产物的评价
DOI:
10.1021/acs.jafc.2c03197
发表时间:
2022
期刊:
Journal of Agricultural and Food Chemistry
影响因子:
6.1
作者:
[Nomi Yuri, Sato Tae, Mori Yuki, Matsumoto Hitoshi]
通讯作者:
Matsumoto Hitoshi
終末糖化産物(AGEs)の一斉分析法の開発と食品中グリケーション産物の解析
开发晚期糖基化终末产物(AGEs)同步分析方法和食品中糖基化产物分析
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nomi Yuri, Sato Tae, Mori Yuki, Matsumoto Hitoshi, 能見祐理, 能見祐理]
通讯作者:
能見祐理