他者の視点から学ぶための教養教育に関する研究
他者の視点から学ぶための教養教育に関する研究
批准号:
22K02207
负责人:
大関 達也
金额:
$0.42万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
本研究の目的は、ガダマーの哲学的解釈学と教養論に依拠しつつ、他者の立場から理解することを学ぶ教養教育の可能性を提示することである。その主要な論点は、テクストとの対話、他者との対話、自己自身との対話から成る解釈学的研究が、多様な文化的背景を持つ他者と共生するための教養教育の課題にどの程度応えられるのかという問題である。学習者は自ら考え判断する自由と集団的意思決定の過程に参加する連帯の大切さをいかにして学ぶのか。本研究では、様々な専門分野で学習者の問いとなるようなテクストや事物を提示し,文化的・社会的実践に参加するための基礎的なリテラシーを学習者に培い,自ら実践知を生み出していくような教養教育を構想する。そのために、1945年以後のドイツで行われた大学改革の文脈からガダマーの思想を捉え直し、解釈学的研究を多元的な社会における対話として発展させることを試みる。1年目は、1945年以後のドイツ連邦共和国(BRD)におけるストゥディウム・ゲネラーレの理念・カリキュラム・社会的機能の変化を、Casale/Molzberger (2018) に依拠しながら分析した。その際に、ストゥディウム・ゲネラーレの歴史的な意味と機能の変化を、第二次世界大戦後(1945年から1964年まで)、大学の拡充と民主化の時代(1964年から1977年まで)、大衆化の時代(1977年から1993年まで)、ボローニャ改革後(1993年から今日まで)の4つの時期に区分し、それぞれを制度的次元(大学のストゥディウム・ゲネラーレのプログラム)、基礎づけおよび正当化の次元(学問論議の中のストゥディウム・ゲネラーレ)、政治的次元(教育行政機関の決議、勧告、鑑定)から考察した。1945年以後のストゥディウム・ゲネラーレは、ヒューマニズムを理念としつつも、職業的教養と一般教養の間で多様な意味と機能を持っていた点が確認された。
英文摘要
本研究の目的は、ガダマーの哲学的解釈学と教養論に依拠しつつ、他者の立場から理解することを学ぶ教養教育の可能性を提示することである。その主要な論点は、テクストとの対話、他者との対話、自己自身との対話から成る解釈学的研究が、多様な文化的背景を持つ他者と共生するための教養教育の課題にどの程度応えられるのかという問題である。学習者は自ら考え判断する自由と集団的意思決定の過程に参加する連帯の大切さをいかにして学ぶのか。本研究では、様々な専門分野で学習者の問いとなるようなテクストや事物を提示し,文化的・社会的実践に参加するための基礎的なリテラシーを学習者に培い,自ら実践知を生み出していくような教養教育を構想する。そのために、1945年以後のドイツで行われた大学改革の文脈からガダマーの思想を捉え直し、解釈学的研究を多元的な社会における対話として発展させることを試みる。1年目は、1945年以後のドイツ連邦共和国(BRD)におけるストゥディウム・ゲネラーレの理念・カリキュラム・社会的機能の変化を、Casale/Molzberger (2018) に依拠しながら分析した。その際に、ストゥディウム・ゲネラーレの歴史的な意味と機能の変化を、第二次世界大戦後(1945年から1964年まで)、大学の拡充と民主化の時代(1964年から1977年まで)、大衆化の時代(1977年から1993年まで)、ボローニャ改革後(1993年から今日まで)の4つの時期に区分し、それぞれを制度的次元(大学のストゥディウム・ゲネラーレのプログラム)、基礎づけおよび正当化の次元(学問論議の中のストゥディウム・ゲネラーレ)、政治的次元(教育行政機関の決議、勧告、鑑定)から考察した。1945年以後のストゥディウム・ゲネラーレは、ヒューマニズムを理念としつつも、職業的教養と一般教養の間で多様な意味と機能を持っていた点が確認された。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
他者の立場から理解することを学ぶ教養教育の可能性―ガダマーの哲学的解釈学と教養論の観点から―
学会从他人的角度理解的博雅教育的可能性——以伽达默尔的哲学诠释学和博雅理论为视角
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[十川 幸司, 藤山 直樹(分担執筆:村上靖彦), 坂本一也・上野友也, 辻 智子, 辻 智子, 辻 智子, 大関達也]
通讯作者:
大関達也
海外基金