蓬左文庫蔵「伊藤満作家資料」の基礎的研究
蓬左文庫蔵「伊藤満作家資料」の基礎的研究
批准号:
22K04526
负责人:
米澤 貴紀
金额:
$2.25万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
本研究は、明治時代に名古屋の名工として知られた伊藤満作が残した「伊藤満作家資料」(名古屋市蓬左文庫所蔵)の調査を進め、本資料の全容と、伊藤満作および本家にあたる伊藤平左衛門家の仕事を明らかにするものである。それは、本資料が作成された、明治維新前後の社会と産業の大きな変化に大工・大工家がいかに対応していったのかを示すことにつながる。具体的には、①「伊藤満作家資料」を整理、全容を明らかにし、目録を作成する、②資料中の建物を調査し、建築史の視点から資料を評価する、③伊藤満作等大工の活動を示す、の3点を目的としている。今年度は資料の調査と調書・目録の作成を中心に進めた。その結果、江戸時代に作成された八代伊藤平左衛門(守富)作成の図面が多く含まれること、明治時代の図面や建設関係資料は伊藤満作の仕事に関わるものが多いこと、東本願寺・名古屋別院・竹鼻別院をはじめとした真宗寺院の資料が多いこと、洋風建築も本格的に手がけていること、などが分かった。図面については、江戸時代と明治時代で、用紙の質・種類、筆記具、補助線に違いが見られることも確かめられた。実寸で描かれた細部の図面からは東本願寺の大工・柴田家の意匠を取り入れる前後の例が含まれ、伊藤平左衛門家の変化を明確に示す資料であることも分かった。その他、当時の大工の知識や勉強が分かる覚書の帳面や、尾張藩の大工であったことが分かる明治2年(1869)の鑑札など、興味深い資料も確認できた。また、資料で確認できる建物名を書き出し、それぞれが記された資料の内容に照らして現地調査で確認することを整理し、調査実施のための準備を進めた。
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