イオン伝導率におけるイオン間交差項が関わる諸挙動の一元的理解
イオン伝導率におけるイオン間交差項が関わる諸挙動の一元的理解
批准号:
22K05033
负责人:
大鳥 範和
金额:
$2.5万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
単純な溶融アルカリハロゲン化物の単成分系について、実在系および質量とサイズの等しいモデル系のイオン間の自己相関項と交差項について、質量および充填率の依存性を評価した。LiI-KIの混合系をベースとして、すべての陽イオンと陰イオンは質量、サイズおよび相互作用が等しく、符号だけが異なるポテンシャル関数系を構築し、これを参照系(基準)として、陽イオンと陰イオン間に質量の差異を導入し、イオン伝導率および内部移動度を構成するイオンの変位の自己相関項と各交差項に及ぼす効果を分子動力学法により独立に評価した。その結果、質量の差異あるいは総質量の変化に対する自己相関項と各交差項のイオン質量依存性が、電荷のないLennard-Jonesモデルによる単純液体の質量依存性と定性的に等しく、その定量的な差異も、温度の違いに比例(縦軸のスケールが10倍異なる)するのみであることを明らかにした。すなわち、イオン伝導の質量依存性の定性的挙動は電荷の有無に関係しないことがわかった。特に、イオン間交差項のような複雑な物理量において、質量効果が電荷とdecoupleすることを意味する重要な知見である。これらの結果に基づいて、自己相関項および交差項の質量依存性が、自己拡散係数と同様の表式で表現できることがわかった。また、陽イオンに対する陰イオンの自己拡散係数の比の陽イオンに対する陰イオンのサイズ比の変化について調べたところ-0.5乗に比例することがわかった。一方、電気伝導率は自己拡散係数とは異なり、イオンサイズ比に依存しないことが示された。さらに、イオンサイズ比に対するHaven比の変化と、イオンサイズ比に対する陽イオンと陰イオンの自己拡散係数の和の変化を調べた結果に基づいて、イオンの座標の変位の自己相関項と相互相関項の変化が互いに相殺した結果、電気伝導率がイオンサイズ比に依存しないと結論された。
英文摘要
単純な溶融アルカリハロゲン化物の単成分系について、実在系および質量とサイズの等しいモデル系のイオン間の自己相関項と交差項について、質量および充填率の依存性を評価した。LiI-KIの混合系をベースとして、すべての陽イオンと陰イオンは質量、サイズおよび相互作用が等しく、符号だけが異なるポテンシャル関数系を構築し、これを参照系(基準)として、陽イオンと陰イオン間に質量の差異を導入し、イオン伝導率および内部移動度を構成するイオンの変位の自己相関項と各交差項に及ぼす効果を分子動力学法により独立に評価した。その結果、質量の差異あるいは総質量の変化に対する自己相関項と各交差項のイオン質量依存性が、電荷のないLennard-Jonesモデルによる単純液体の質量依存性と定性的に等しく、その定量的な差異も、温度の違いに比例(縦軸のスケールが10倍異なる)するのみであることを明らかにした。すなわち、イオン伝導の質量依存性の定性的挙動は電荷の有無に関係しないことがわかった。特に、イオン間交差項のような複雑な物理量において、質量効果が電荷とdecoupleすることを意味する重要な知見である。これらの結果に基づいて、自己相関項および交差項の質量依存性が、自己拡散係数と同様の表式で表現できることがわかった。また、陽イオンに対する陰イオンの自己拡散係数の比の陽イオンに対する陰イオンのサイズ比の変化について調べたところ-0.5乗に比例することがわかった。一方、電気伝導率は自己拡散係数とは異なり、イオンサイズ比に依存しないことが示された。さらに、イオンサイズ比に対するHaven比の変化と、イオンサイズ比に対する陽イオンと陰イオンの自己拡散係数の和の変化を調べた結果に基づいて、イオンの座標の変位の自己相関項と相互相関項の変化が互いに相殺した結果、電気伝導率がイオンサイズ比に依存しないと結論された。
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会议论文
o-terphenyl分子を模擬した三原子分子の液体およびその過冷却状態の並進および回転のダイナミクス
模拟邻三联苯分子及其过冷状态的液体三原子分子的平移和旋转动力学
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小板谷 貴典, Takanori Koitaya, 見川佳澄,信田民生,石井良樹,大鳥範和]
通讯作者:
見川佳澄,信田民生,石井良樹,大鳥範和
分子性液体の輸送係数の数密度・慣性モーメント依存性
分子液体输运系数的数密度和转动惯量依赖性
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小板谷 貴典, Takanori Koitaya, 見川佳澄,信田民生,石井良樹,大鳥範和, 相澤圭佑,阿部 俊太,石井 良樹,大鳥 範和]
通讯作者:
相澤圭佑,阿部 俊太,石井 良樹,大鳥 範和
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