風害地形の流体計算による再現に関する研究
風害地形の流体計算による再現に関する研究
批准号:
22K05755
负责人:
阿部 友幸
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
長期間林木を育成する林業で大きな問題となる風倒害をとりあげ、台風などのイベント時、地形に応じて強風の曝露の程度がどのように変化するかを明らかにする。従来の研究では、風倒害の発生個所は、斜面方位や露出度といった、ごく少数の地形要素と結び付けられるに過ぎなかった。しかし、被害と地形の関係の実態はもっと多様であって、経験的には20種類以上の風害地形があることが知られている。本研究では、流体解析によって被害と地形の多様な関連性を再現できるかを明らかにする。研究項目1「各種記録にのこる風倒被害地分布の整理」洞爺丸台風(北海道)、1987年台風12号(長崎県対馬)の風倒被害地分布をGIS上に入力、データ整備を行った。また、文献に出現する風害地形を関係する風の動きによって分類し、タイプ分けした。風害地形のタイプには、「a直接当たる」、「b乗り越える」、「c収斂する」、「d谷が導く」、「e谷が曲げる」、「f吹き渡る」、「g乱流による突風」、が認められた。風害地形のタイプごとに、従来の研究で風倒被害との関係が指摘されている地形因子(露出度・斜面方位)との関連を整理したところ、「a直接当たる」、「c収斂する」は正の関連が想定できたが、「b乗り越える」、「d谷が導く」、「e谷が曲げる」は関連が認められない、もしくは負の関連が想定された。研究項目3「工学モデルのみの強風域再現」1987年台風12号による風倒被害地(長崎県対馬)において、工学モデルのみの強風域再現を行い(メッシュサイズ50m)、風害地形との対応を検討した。「c収斂する」、「e谷が曲げる」に関係する風害地形は、再現できる可能性が認められた。しかし「b乗り越える」に関連する風害地形は再現可能性が低かったため、引き続き検討が必要と考えられた。
英文摘要
長期間林木を育成する林業で大きな問題となる風倒害をとりあげ、台風などのイベント時、地形に応じて強風の曝露の程度がどのように変化するかを明らかにする。従来の研究では、風倒害の発生個所は、斜面方位や露出度といった、ごく少数の地形要素と結び付けられるに過ぎなかった。しかし、被害と地形の関係の実態はもっと多様であって、経験的には20種類以上の風害地形があることが知られている。本研究では、流体解析によって被害と地形の多様な関連性を再現できるかを明らかにする。研究項目1「各種記録にのこる風倒被害地分布の整理」洞爺丸台風(北海道)、1987年台風12号(長崎県対馬)の風倒被害地分布をGIS上に入力、データ整備を行った。また、文献に出現する風害地形を関係する風の動きによって分類し、タイプ分けした。風害地形のタイプには、「a直接当たる」、「b乗り越える」、「c収斂する」、「d谷が導く」、「e谷が曲げる」、「f吹き渡る」、「g乱流による突風」、が認められた。風害地形のタイプごとに、従来の研究で風倒被害との関係が指摘されている地形因子(露出度・斜面方位)との関連を整理したところ、「a直接当たる」、「c収斂する」は正の関連が想定できたが、「b乗り越える」、「d谷が導く」、「e谷が曲げる」は関連が認められない、もしくは負の関連が想定された。研究項目3「工学モデルのみの強風域再現」1987年台風12号による風倒被害地(長崎県対馬)において、工学モデルのみの強風域再現を行い(メッシュサイズ50m)、風害地形との対応を検討した。「c収斂する」、「e谷が曲げる」に関係する風害地形は、再現できる可能性が認められた。しかし「b乗り越える」に関連する風害地形は再現可能性が低かったため、引き続き検討が必要と考えられた。
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