大腸癌における特異的な新規がん関連線維芽細胞マーカーの同定
大腸癌における特異的な新規がん関連線維芽細胞マーカーの同定
批准号:
22K08824
负责人:
加藤 伸弥
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
がんは個々の患者間で多様性を持つ集団である。その多様性を構成する要素の一つが「がんの間質形成」である。間質とは、免疫細胞、血管、線維芽細胞などを含むがん細胞周囲の組織である。大腸癌ではがん細胞が増殖する際に間質反応(Desmoplastic reaction)が見られ、間質の特徴が個々の患者の予後に関連することが指摘されている。特にがん周囲の線維芽細胞(がん関連線維芽細胞)が、がんの浸潤や転移、薬剤の抵抗性を助けると考えられており、間質をターゲットにした治療の開発が期待される。我々は患者由来2次元大腸癌オルガノイド(2DO)のマウスへの皮下移植モデルを用いて間質細胞を分離・抽出し機能解析を行うほか、シングルセル解析を用いて網羅的に遺伝子発現解析を行い、大腸癌のがん関連線維芽細胞における治療標的分子を同定しようと計画した。まず、2DOをマウスへ皮下移植することで、移植組織にがん細胞と間質の再現が可能であることを確認した。次に2DOにレンチウイルスベクターを使用して、赤色蛍光色素タンパクであるDsRed遺伝子を導入し恒常的に発現させた。マウス皮下へ異種移植を行ったのち、摘出した腫瘍細胞からFACSにてがん細胞および血球系細胞を除外し、がん関連線維芽細胞を含むと考えられるマウス間質細胞(mSC)を分離した。また、mSCと癌細胞の共培養を行ったところ、癌細胞の増殖が促進された。また、mSCに癌細胞の上清を加えた間接共培養実験では癌細胞の増殖が促進された。さらに、mSCと癌細胞を共培養したうえで、抗がん剤への感受性を調べたところ、mSCを加えると癌細胞の薬剤抵抗性が増加することが確認できた。現在、大腸癌における新規がん関連線維芽細胞マーカーを同定する目的で、異種移植腫瘍をシングルセル解析へ提出しており、近日解析予定である。
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