レミマゾラム投与によるマウスのせん妄表現調査と時計遺伝子Per2の検証
レミマゾラム投与によるマウスのせん妄表現調査と時計遺伝子Per2の検証
批准号:
22K09044
负责人:
青木 善孝
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2026-03-31
中文摘要
2020年の本邦での臨床使用が認可された長短時間作用型ベンゾジアゼピンであるレミマゾラムは従来のベンゾジアゼピン系鎮静薬よりも作用時間が短く、代謝産物にも薬理活性がないことから、麻酔後や集中治療室における鎮静時のせん妄発症を予防する可能性が期待されている。ベンゾジアゼピン系鎮静薬は血圧低下などの循環抑制が少ないため、従来は集中治療を要するような血行動態が不安定な患者に使用されてきたが、せん妄の発症リスクを増加させることが報告されて以降、使用を制限されるようになった。本研究はレミマゾラム投与によるせん妄の発症の有無を概日リズム中枢である視交叉上核(SCN)における時計遺伝子Per2に対する作用を含めて調査するものである。2021年度はまず、C57BL/6マウスに対して、レミマゾラムによる長時間の安定した麻酔を維持する方法を模索した。マウスは血液中にレミマゾラムの代謝酵素を有するため、ヒトでの使用量よりも多量の薬剤を要する。安定した実験結果を得るために多くの専用シリンジポンプを作成する必要が生じた結果、最大10台を同時に使用して麻酔が可能となった。これによりまずは、行動リズムに対するレミマゾラム麻酔後の位相変位量を計測したところ、生食を用いたコントロール群と同様にレミマゾラム麻酔後には位相変位は認めなかった。これはレミマゾラムによるせん妄予防効果を支持する結果であったため、今年度は行動実験による麻酔後のせん妄様行動を評価し、視交叉上核のPer2遺伝子の発現に与える作用も調べるよう計画している。
英文摘要
2020年の本邦での臨床使用が認可された長短時間作用型ベンゾジアゼピンであるレミマゾラムは従来のベンゾジアゼピン系鎮静薬よりも作用時間が短く、代謝産物にも薬理活性がないことから、麻酔後や集中治療室における鎮静時のせん妄発症を予防する可能性が期待されている。ベンゾジアゼピン系鎮静薬は血圧低下などの循環抑制が少ないため、従来は集中治療を要するような血行動態が不安定な患者に使用されてきたが、せん妄の発症リスクを増加させることが報告されて以降、使用を制限されるようになった。本研究はレミマゾラム投与によるせん妄の発症の有無を概日リズム中枢である視交叉上核(SCN)における時計遺伝子Per2に対する作用を含めて調査するものである。2021年度はまず、C57BL/6マウスに対して、レミマゾラムによる長時間の安定した麻酔を維持する方法を模索した。マウスは血液中にレミマゾラムの代謝酵素を有するため、ヒトでの使用量よりも多量の薬剤を要する。安定した実験結果を得るために多くの専用シリンジポンプを作成する必要が生じた結果、最大10台を同時に使用して麻酔が可能となった。これによりまずは、行動リズムに対するレミマゾラム麻酔後の位相変位量を計測したところ、生食を用いたコントロール群と同様にレミマゾラム麻酔後には位相変位は認めなかった。これはレミマゾラムによるせん妄予防効果を支持する結果であったため、今年度は行動実験による麻酔後のせん妄様行動を評価し、視交叉上核のPer2遺伝子の発現に与える作用も調べるよう計画している。
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会议论文
Response to a letter to the editor by Jia and Teng: remimazolam and postoperative delirium in older adults undergoing elective cardiovascular surgery
回复贾和滕致编辑的信:瑞马唑仑与接受择期心血管手术的老年人术后谵妄
DOI:
10.1007/s00540-022-03154-4
发表时间:
2022
期刊:
Journal of Anesthesia
影响因子:
2.8
作者:
[Aoki Yoshitaka, Nakajima Yoshiki]
通讯作者:
Nakajima Yoshiki
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