脂肪酸伸長酵素ELOVLによるリポクオリティ制御を介した腎癌進展メカニズムの解明
脂肪酸伸長酵素ELOVLによるリポクオリティ制御を介した腎癌進展メカニズムの解明
批准号:
22K09517
负责人:
新田 聡
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
脂質は生体膜成分、エネルギー源、シグナル伝達分子(脂質の三大機能)として生体内で重要な役割を果たしている。脂質の主成分である脂肪酸は鎖長や不飽和度の違いによりその組成、いわば脂質の「質」(リポクオリティ)が変化し(質的変容)、脂質の生理活性に影響を及ぼすことが知られている。腎癌の約80%を占める淡明型腎細胞癌(ccRCC)では脂肪酸伸長酵素であるELOVL2とELOVL5の発現が高く、多価不飽和脂肪酸が豊富であるが、この脂質の質的変容による生物学的意義は不明である。我々はこれまでにELOVL2とELOVL5がAKTシグナル経路や脂肪滴の産生を促進し、ccRCCの増殖や生存に寄与するという研究成果を得ているが、その詳細なメカニズムは未だ十分に解明されていない。本研究ではccRCCにおいて、ELOVL2とELOVL5による脂質の質的変容とAKTシグナル経路や脂肪滴との機能的関連性と、それを介して、がんの生存・増殖に影響するメカニズムを明らかにすることを目的とする。これまでに、ELOVL2およびELOVL5ノックダウン腎癌細胞株(786-O)を用いて解析を行ってきた。マトリゲルインベージョンアッセイ、WST-8アッセイの結果から、ELOVL2およびELOVL5ノックダウン細胞株では細胞浸潤と細胞増殖が抑制されることが明らかとなった。また、RNAシークエンスによるトランスクリプトーム解析の結果から、ELOVL2およびELOVL5ノックダウン細胞株では細胞運動や細胞生存に関わる分子の発現が低下していることが示唆された。実際に、qRT-PCRとウエスタンブロット解析により、これらの細胞運動や細胞生存に関わる分子の発現がRNAおよびタンパクレベルで低下していた。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
海外基金