エストロゲン受容体α(ERα)によるがん幹細胞サイズを制御する分子機序の解明
エストロゲン受容体α(ERα)によるがん幹細胞サイズを制御する分子機序の解明
批准号:
22K09650
负责人:
李 忠連
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
本研究は子宮内膜癌細胞において、局在の異なるエストロゲン受容体α(estrogen receptor α, ERα)ががん幹細胞サイズを制御する分子機序の解析を目的としている。研究代表者は、ERαを発現していない子宮内膜癌細胞株(Ishikawa株)にERα強制発現ベクターを恒久的に導入することによって、①細胞膜(細胞膜型ERα)、②細胞質と細胞核(細胞質核型ERα)、③細胞核(細胞核型ERα)、④EREに結合しない細胞膜・質・核(近野生型ERα)、およびEREに結合する細胞膜・質・核(野生型ERα)に、それぞれERαを発現する細胞株を作成した。当該年度は、細胞質核型ERαを持つ細胞株における、エストロゲン(E2)および、選択的エストロゲン受容体モジュレーターであるタモキシフェン(Tam)、フルベストラント(Fulvestrant or ICI)、あるいはバゼドキシフェン(BDF)を添加し、細胞の増殖能、遊走能ならびに各種シグナルパスウェイ上のタンパク質の発現量およびリン酸化レベルについて解析を行った。細胞質核型ERα細胞では、E2添加により細胞の増殖能と遊走能は亢進し、逆にTamならびにBDF添加により細胞の増殖能が抑制されることが確認された。しかし、ICI添加によるこれらの変化は認められなかった。一方、ERα-細胞において、E2やICIまたBDF添加によるこれらの変化は認められなかった。さらに、増殖能および遊走能に関わるシグナルパスウェイ上のタンパク質の発現量およびリン酸化レベルをウエスタンブロット法によって解析した。細胞質核型ERα細胞とERα-細胞において、非リン酸化mTORの発現量に変化は見られなかった。しかし、細胞質核型ERα細胞においてE2添加により、リン酸化mTOR(Ser2448)の発現量の増加や、リン酸化FAK(Try297)の発現量の低下が認められた。以上の結果より、細胞質と核内に局在するERαを介したリン酸化mTORの発現量の増加が、細胞の増殖と遊走の亢進に関与すると考えられる。
英文摘要
本研究は子宮内膜癌細胞において、局在の異なるエストロゲン受容体α(estrogen receptor α, ERα)ががん幹細胞サイズを制御する分子機序の解析を目的としている。研究代表者は、ERαを発現していない子宮内膜癌細胞株(Ishikawa株)にERα強制発現ベクターを恒久的に導入することによって、①細胞膜(細胞膜型ERα)、②細胞質と細胞核(細胞質核型ERα)、③細胞核(細胞核型ERα)、④EREに結合しない細胞膜・質・核(近野生型ERα)、およびEREに結合する細胞膜・質・核(野生型ERα)に、それぞれERαを発現する細胞株を作成した。当該年度は、細胞質核型ERαを持つ細胞株における、エストロゲン(E2)および、選択的エストロゲン受容体モジュレーターであるタモキシフェン(Tam)、フルベストラント(Fulvestrant or ICI)、あるいはバゼドキシフェン(BDF)を添加し、細胞の増殖能、遊走能ならびに各種シグナルパスウェイ上のタンパク質の発現量およびリン酸化レベルについて解析を行った。細胞質核型ERα細胞では、E2添加により細胞の増殖能と遊走能は亢進し、逆にTamならびにBDF添加により細胞の増殖能が抑制されることが確認された。しかし、ICI添加によるこれらの変化は認められなかった。一方、ERα-細胞において、E2やICIまたBDF添加によるこれらの変化は認められなかった。さらに、増殖能および遊走能に関わるシグナルパスウェイ上のタンパク質の発現量およびリン酸化レベルをウエスタンブロット法によって解析した。細胞質核型ERα細胞とERα-細胞において、非リン酸化mTORの発現量に変化は見られなかった。しかし、細胞質核型ERα細胞においてE2添加により、リン酸化mTOR(Ser2448)の発現量の増加や、リン酸化FAK(Try297)の発現量の低下が認められた。以上の結果より、細胞質と核内に局在するERαを介したリン酸化mTORの発現量の増加が、細胞の増殖と遊走の亢進に関与すると考えられる。
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Dopamine dynamics in amygdala with emotional changes at early stage of systemic inflammation in rat
大鼠全身炎症早期杏仁核多巴胺动态与情绪变化
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[矢倉 富子, 市川 崇, 押淵 英弘, 李忠連, 河田 晋一, 永堀 健太, 伊藤 正裕, 内藤 宗和]
通讯作者:
内藤 宗和
Expression of neurotransmitters, vasculogenesis markers and myosin heavy chain isoforms in the masseter muscle of senescence‐accelerated mouse prone 8 mice
衰老加速小鼠俯卧8只小鼠咬肌中神经递质、血管生成标记物和肌球蛋白重链亚型的表达
DOI:
10.1111/joor.13449
发表时间:
2023
期刊:
Journal of Oral Rehabilitation
影响因子:
2.9
作者:
[Nakamura Chiaki, Sato Iwao, Ueda Yoko, Kawata Shinichi, Nagahori Kenta, Omotehara Takuya, Yakura Tomiko, Natsuyama Yutaro, Li Zhong‐Lian, Itoh Masahiro]
通讯作者:
Itoh Masahiro
GTPase活性化タンパク質(GIT1)の局在と自己免疫への関与
GTP酶激活蛋白(GIT1)的定位及其与自身免疫的关系
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永堀健太, 倉升三幸, 表原拓也, 河田晋一, 矢倉富子, 李忠連, 伊藤正裕]
通讯作者:
伊藤正裕
Effects of cytonuclear estrogen receptor alpha on proliferation, cell-size and migration of endometrial carcinoma cells
细胞核雌激素受体α对子宫内膜癌细胞增殖、细胞大小和迁移的影响
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[李忠連, 矢倉富子, 永堀健太, 河田晋一, 表原拓也, 小川夕輝, 伊藤正裕]
通讯作者:
伊藤正裕
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DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[永堀健太, 倉升三幸, 表原拓也, 李 忠連, 小川夕輝, 伊藤正裕]
通讯作者:
伊藤正裕
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