内受容感覚が習慣行動と目標志向行動を調整するメカニズムの解明
内受容感覚が習慣行動と目標志向行動を調整するメカニズムの解明
批准号:
22KJ2763
负责人:
畑 佑美
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
行動を自動化する習慣行動は認知的負荷を低減させる。しかし、習慣行動だけでは新奇な出来事に対応することができない。動物は「柔軟」な目標志向行動と「自動的」な習慣行動のバランスを保つことで適応的な生き方を実現しているのである。しかし、目標志向行動と習慣行動の切り替えが何によって制御されているのか、そのメカニズムは未知である。この課題に対し、内受容感覚を操作することで、目標志向行動と習慣行動の切り替えの制御メカニズムを解明できるのではないかと考えた。Stephan et al. (2016) の情動理論では、全ての行動は内受容感覚を望ましい状態に保つために生起していると考える。このことから、目標志向行動だけではなく、習慣行動も内受容感覚の平衡を保つ機能があると仮説を立てた。2022年度は、行動に後続する結果の価値への感受性を測る行動課題により、目標志向行動と習慣行動の移行を調べた。これにより、適切な実験変数を設定することができた。また、今後予定している薬理操作を用いた行動実験では、内受容感覚の操作に心拍を用いる予定であるが、齧歯類用の心拍計は高価である。そのため、ワンボードマイコンの一種であるArduinoと心拍センサーを使い、心拍計を自作した。2023年度は、薬理操作を用いて、心拍の抑制・増進を行い、目標志向行動と習慣行動の切り替えに内受容感覚が関わっているかを検証していく。
英文摘要
行動を自動化する習慣行動は認知的負荷を低減させる。しかし、習慣行動だけでは新奇な出来事に対応することができない。動物は「柔軟」な目標志向行動と「自動的」な習慣行動のバランスを保つことで適応的な生き方を実現しているのである。しかし、目標志向行動と習慣行動の切り替えが何によって制御されているのか、そのメカニズムは未知である。この課題に対し、内受容感覚を操作することで、目標志向行動と習慣行動の切り替えの制御メカニズムを解明できるのではないかと考えた。Stephan et al. (2016) の情動理論では、全ての行動は内受容感覚を望ましい状態に保つために生起していると考える。このことから、目標志向行動だけではなく、習慣行動も内受容感覚の平衡を保つ機能があると仮説を立てた。2022年度は、行動に後続する結果の価値への感受性を測る行動課題により、目標志向行動と習慣行動の移行を調べた。これにより、適切な実験変数を設定することができた。また、今後予定している薬理操作を用いた行動実験では、内受容感覚の操作に心拍を用いる予定であるが、齧歯類用の心拍計は高価である。そのため、ワンボードマイコンの一種であるArduinoと心拍センサーを使い、心拍計を自作した。2023年度は、薬理操作を用いて、心拍の抑制・増進を行い、目標志向行動と習慣行動の切り替えに内受容感覚が関わっているかを検証していく。
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