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中期ハイデガーにおける「存在の表現」の問題―「黒ノート」と関連して―

中期ハイデガーにおける「存在の表現」の問題―「黒ノート」と関連して―
中期海德格尔的“存在表达”问题:与《黑色笔记本》有关
批准号:
22KJ2888
负责人:
小林 昌平
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
本研究は、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガー(1998-1976)が1936年から構想した根本思想「存在史的思索」の全体像の解明と、当思想が醸成された時期に作成された草稿群通称「黒ノート」における反ユダヤ主義的思想との関係を主題とする。こうした目的のもと、今年度の計画として、(1)文献読解によるハイデガーの主張の基本的な理解(2)ハイデガー研究に関わる研究者、教会関係者、ハイデガーの生きた時代とナチスに通じている歴史学者などへのインタビューを計画していた。これを通しハイデガー哲学の基本的理解をさらに深めつつ、他の哲学者との繋がり、さらには文化的背景を引き続き解明する予定であった。このうち、(1)に関しては「存在史的思索」のハイデガーの生涯にわたる変遷を追った。従来の研究では、1944年までに執筆された(生前未公刊)著作に集中しこの思索を扱うことが基本的であった。しかし、「黒ノート」読解で明らかになったのは、ハイデガーが生涯を通じてこの思想を深化させ再定式化しつつ、更新しているという事実である。これは彼が「形而上学」と呼ぶ西洋の伝統的哲学思想の克服にとどまらない。ハイデガーは、自身の哲学そのものがこうした伝統に立脚していることを自覚しており、「哲学」という営みそのものとは別の可能性を考えることの必然性を説いている。これを彼が「忘却」と呼んで自身の哲学の最終地点に据えていることが、明らかとなった。(2)に関しては実施されなかった。というのも、インタビューするにあたり連絡を取った関係者および研究遂行者自身が新型コロナウィルスに感染し、実際に遂行することが不可能であった。これは上で述べたことと関連づけると、ハイデガーの時代に支配的であった思想的背景を解明する目標と関連していた。これはインタビューの代わりに歴史的資料を現地ドイツで読解するという作業によって補完される予定である。
英文摘要
本研究は、ドイツの哲学者マルティン・ハイデガー(1998-1976)が1936年から構想した根本思想「存在史的思索」の全体像の解明と、当思想が醸成された時期に作成された草稿群通称「黒ノート」における反ユダヤ主義的思想との関係を主題とする。こうした目的のもと、今年度の計画として、(1)文献読解によるハイデガーの主張の基本的な理解(2)ハイデガー研究に関わる研究者、教会関係者、ハイデガーの生きた時代とナチスに通じている歴史学者などへのインタビューを計画していた。これを通しハイデガー哲学の基本的理解をさらに深めつつ、他の哲学者との繋がり、さらには文化的背景を引き続き解明する予定であった。このうち、(1)に関しては「存在史的思索」のハイデガーの生涯にわたる変遷を追った。従来の研究では、1944年までに執筆された(生前未公刊)著作に集中しこの思索を扱うことが基本的であった。しかし、「黒ノート」読解で明らかになったのは、ハイデガーが生涯を通じてこの思想を深化させ再定式化しつつ、更新しているという事実である。これは彼が「形而上学」と呼ぶ西洋の伝統的哲学思想の克服にとどまらない。ハイデガーは、自身の哲学そのものがこうした伝統に立脚していることを自覚しており、「哲学」という営みそのものとは別の可能性を考えることの必然性を説いている。これを彼が「忘却」と呼んで自身の哲学の最終地点に据えていることが、明らかとなった。(2)に関しては実施されなかった。というのも、インタビューするにあたり連絡を取った関係者および研究遂行者自身が新型コロナウィルスに感染し、実際に遂行することが不可能であった。これは上で述べたことと関連づけると、ハイデガーの時代に支配的であった思想的背景を解明する目標と関連していた。これはインタビューの代わりに歴史的資料を現地ドイツで読解するという作業によって補完される予定である。
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科研奖励(0)
会议论文
ハイデガーにおいて「哲学者であり続けることとは何か」――問うための予備考察
“继续成为一名哲学家意味着什么?”《海德格尔:提出这个问题的初步考虑》
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [工藤 文, 中山敬介, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平]
通讯作者: 小林昌平
死者の秘密──ハイデガー、田辺、われわれ
死者的秘密:海德格尔、田边和我们
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [工藤 文, 中山敬介, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平]
通讯作者: 小林昌平
永遠回帰における「決断」の可能性──ハイデガーのニーチェ解釈を「存在史的思索」から読み解く
永恒轮回中“决定”的可能性:从“本体论思辨”解读海德格尔的尼采
DOI: --
发表时间: 2022
期刊: 哲学
影响因子: --
作者: [工藤 文, 中山敬介, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平]
通讯作者: 小林昌平
「接合体」から「螺旋体」へ──ハイデガーにおける「存在史的思索」の変遷
从“受精卵”到“螺旋”:海德格尔“本体论思辨”的转变
DOI: --
发表时间: 2021
期刊:
影响因子: --
作者: [工藤 文, 中山敬介, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平, 小林昌平]
通讯作者: 小林昌平
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