イネにおける光合成誘導反応の多様性をもたらす生理・遺伝的要因の包括的解明
イネにおける光合成誘導反応の多様性をもたらす生理・遺伝的要因の包括的解明
批准号:
22KJ1812
负责人:
谷吉 和貴
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31
中文摘要
光強度の急増に対する個葉光合成の応答(光合成誘導反応)は、圃場環境下における作物の生産性向上に関わる重要形質の1つである。本研究では、イネ亜種間、すなわち温帯ジャポニカ、熱帯ジャポニカ、インディカ間の光合成誘導反応の差異を調査し、その生理生態的要因と遺伝的要因について明らかにすることを目的とした。日本在来イネコアコレクション(JRC)50品種について,弱光から強光の変化に対する光合成速度の応答を観察し,光合成誘導反応の多様性を評価するとともに、イネ亜種間での差異を検証した.結果として、JRCの光合成誘導反応に大きな遺伝的多様性を確認することができた。強光照射後10分間の積算光合成量(CCF10)は、最大光合成速度と有意な相関がなく(r=-0.08)、強光照射直前の光合成速度と密接な相関を示した(r=0.72)。これは先行研究で見られた結果と同様であり、光合成誘導反応と最大光合成速度は独立した要因によって制御されていること、弱光下での光合成活性がその後の光合成誘導反応に重要であることが示唆された。世界のイネコアコレクション(WRC)の結果も含め、イネ亜種間で比較したところ、最大光合成速度については差異が確認されなかった一方で、光合成誘導反応については温帯ジャポニカが、熱帯ジャポニカおよびインディカよりも緩慢であった。温帯ジャポニカは、誘導反応中の炭素獲得量が少ないものの積算蒸散量も少なく、変動光下において水の損失を抑えるという水利用戦略をとっている可能性がある.以上のように、イネ亜種間における光合成誘導反応の差異を確認し、その生理生態的要因の一端を明らかにすることができた。
英文摘要
光強度の急増に対する個葉光合成の応答(光合成誘導反応)は、圃場環境下における作物の生産性向上に関わる重要形質の1つである。本研究では、イネ亜種間、すなわち温帯ジャポニカ、熱帯ジャポニカ、インディカ間の光合成誘導反応の差異を調査し、その生理生態的要因と遺伝的要因について明らかにすることを目的とした。日本在来イネコアコレクション(JRC)50品種について,弱光から強光の変化に対する光合成速度の応答を観察し,光合成誘導反応の多様性を評価するとともに、イネ亜種間での差異を検証した.結果として、JRCの光合成誘導反応に大きな遺伝的多様性を確認することができた。強光照射後10分間の積算光合成量(CCF10)は、最大光合成速度と有意な相関がなく(r=-0.08)、強光照射直前の光合成速度と密接な相関を示した(r=0.72)。これは先行研究で見られた結果と同様であり、光合成誘導反応と最大光合成速度は独立した要因によって制御されていること、弱光下での光合成活性がその後の光合成誘導反応に重要であることが示唆された。世界のイネコアコレクション(WRC)の結果も含め、イネ亜種間で比較したところ、最大光合成速度については差異が確認されなかった一方で、光合成誘導反応については温帯ジャポニカが、熱帯ジャポニカおよびインディカよりも緩慢であった。温帯ジャポニカは、誘導反応中の炭素獲得量が少ないものの積算蒸散量も少なく、変動光下において水の損失を抑えるという水利用戦略をとっている可能性がある.以上のように、イネ亜種間における光合成誘導反応の差異を確認し、その生理生態的要因の一端を明らかにすることができた。
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
日本在来イネコアコレクションを用いたイネ亜種間における光合成誘導反応の差異の検証
使用日本本土水稻核心种质验证水稻亚种之间光合作用诱导反应的差异
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[谷吉 和貴, 田中 佑, 白岩 立彦]
通讯作者:
白岩 立彦
遺伝資源を利用したイネにおける水利用効率の向上と耐乾性の強化
-
批准号:24K17882
-
项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
-
资助金额:$3.0万
-
财政年份:2024
-
负责人:谷吉 和貴
-
依托单位:
イネにおける迅速な光合成誘導反応をもたらす遺伝的要因の解明
-
批准号:23K19280
-
项目类别:Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
-
资助金额:$1.83万
-
财政年份:2023
-
负责人:谷吉 和貴
-
依托单位:
海外基金