現代チベット語諸方言の記述的研究-とくに基礎的データの収集と分析-

现代藏语方言的描述性研究——特别是基础数据的收集和分析——

• 批准号: 08710359
• 负责人: 高橋 慶治
• 金额: $ 0.7万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
• 财政年份: 1996
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1996 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08710359/
• 关键词: 現代チベット語; チベット語西部方言; 記述研究

今年度の研究においては、現代チベット語の方言のうち中央方言より西に分布する方言についてデータを収集した。今回現地調査を行った方言は、インド ヒマ-チャル・プラデシュ州の東部、チベット自治区との国境近くで話されているものであり、チベット語の西部方言に属する。西部方言においては、中央方言と異なり、摩擦音・破裂音などに有声性が保持されており、古い形態を残していると考えられる。たとえば、「食べる」という動詞はラサ方言では[sa](低声調)であるが、西部方言では[za]と発音される。ラサ方言では、有声音が無声化する過程において低声調が生じた。西部方言においても声調を生じている方言があると報告されているが、今回の現地調査においては声調の存在を確認できるほどの十分な資料は得られていない。今回の現地におけるデータ収集は、当該方言地域への入城許可を得られず、また異なる言語の調査と並行して行われたため結果的にきわめて不十分であり、今後調査を継続して行うことによってより多くのデータを集め、詳細な分析が必要である。

This year's study focuses on the collection of modern dialects and dialects. The local investigation of the dialect is carried out in the eastern part of the state, the autonomous region and the border area. Western dialect, central dialect, fricative sound, cracking sound, sound retention, ancient Chinese form, residual soundたとえば、“食べる”という动词はラサ方言では[sa](低声调)であるが、西部方言では[za]と発音される。In the process of dialect, there is sound and silence, and low tone is produced. Western dialect, Chinese dialect This time, when the local dialect is allowed to enter the city, the language survey is conducted in parallel, and the results are not very good. In the future, the survey is conducted in multiple ways, and detailed analysis is necessary.