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北極海の気候変動による植物プランクトンの一次生産の変動メカニズム

北極海の気候変動による植物プランクトンの一次生産の変動メカニズム
北冰洋气候变化导致初级浮游植物产量变化的机制
批准号:
22K12342
负责人:
増田 良帆
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2022
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2022-04-01 至 2025-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本年度は植物プランクトンが細胞内の炭素・窒素比を環境に応じて変化させるメカニズムを明らかにした論文がLimnology and Oceanography Letters誌に受理されており、この論文の中で北極海の炭素・窒素比の分布を示している。もし、将来の気候変動に伴って植物プランクトンの炭素・窒素比が変化すると、海洋が吸収する炭素量が変化する。我々は光合成による炭素獲得能力と窒素獲得能力のトレードオフを提唱した植物プランクトン生理理論を3Dの海洋生態系モデルに導入し、この理論が炭素・窒素比についての様々な観測事実を説明できることを示した。この3Dモデルを用いて計算を行うと、北極海が吸収する炭素量の気候変動に伴う変化を従来モデルより正確に見積もれると期待される。トレードオフに基づく生理理論に基づいて開発された海洋生態系モデル(FlexPFT-3D)のシミュレーション結果を解析した結果、北極海の植物プランクトンは海氷のある場所と無い場所では生存戦略を大きく変えていることが分かった。海洋表層で、海氷が無い場所では光は十分にあるが栄養塩が不足する。このような場所では植物プランクトンは栄養塩獲得にリソースを割き、光獲得にはリソースを割かないので、細胞内のクロロフィル(葉緑素)含有量は低くなる。一方、海洋表層で海氷のある場所では栄養塩より光が不足する。植物プランクトンは栄養塩獲得より光獲得を優先するので、細胞内のクロロフィル濃度が高くなる。FlexPFT-3Dでは我々のグループの従来モデル(MEM: NEMURO+鉄循環)より、北極海のクロロフィル濃度の再現性が遥かに高いことは既に分かっていたが、今年度の研究で、生存戦略に基づいて細胞内のクロロフィル濃度を変化させるメカニズムが再現性を向上させていたことが分かった。
英文摘要
本年度は植物プランクトンが細胞内の炭素・窒素比を環境に応じて変化させるメカニズムを明らかにした論文がLimnology and Oceanography Letters誌に受理されており、この論文の中で北極海の炭素・窒素比の分布を示している。もし、将来の気候変動に伴って植物プランクトンの炭素・窒素比が変化すると、海洋が吸収する炭素量が変化する。我々は光合成による炭素獲得能力と窒素獲得能力のトレードオフを提唱した植物プランクトン生理理論を3Dの海洋生態系モデルに導入し、この理論が炭素・窒素比についての様々な観測事実を説明できることを示した。この3Dモデルを用いて計算を行うと、北極海が吸収する炭素量の気候変動に伴う変化を従来モデルより正確に見積もれると期待される。トレードオフに基づく生理理論に基づいて開発された海洋生態系モデル(FlexPFT-3D)のシミュレーション結果を解析した結果、北極海の植物プランクトンは海氷のある場所と無い場所では生存戦略を大きく変えていることが分かった。海洋表層で、海氷が無い場所では光は十分にあるが栄養塩が不足する。このような場所では植物プランクトンは栄養塩獲得にリソースを割き、光獲得にはリソースを割かないので、細胞内のクロロフィル(葉緑素)含有量は低くなる。一方、海洋表層で海氷のある場所では栄養塩より光が不足する。植物プランクトンは栄養塩獲得より光獲得を優先するので、細胞内のクロロフィル濃度が高くなる。FlexPFT-3Dでは我々のグループの従来モデル(MEM: NEMURO+鉄循環)より、北極海のクロロフィル濃度の再現性が遥かに高いことは既に分かっていたが、今年度の研究で、生存戦略に基づいて細胞内のクロロフィル濃度を変化させるメカニズムが再現性を向上させていたことが分かった。
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专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Instantaneous acclimation allows computationally efficient modelling of plankton ecophysiology and nutrient and carbon cycling
瞬时适应可以对浮游生物生态生理学以及营养和碳循环进行有效的计算建模
DOI: --
发表时间: 2022
期刊:
影响因子: --
作者: [Smith Sherwood Lan, Kerimoglu Onur, Anugerahanti Prima, Pahlow Markus, Masuda Yoshio, Yamanaka Yasuhiro, Sasai Yoshikazu]
通讯作者: Sasai Yoshikazu
Acclimation by diverse phytoplankton species determines oceanic carbon to nitrogen ratios
不同浮游植物物种的适应决定了海洋碳氮比
DOI: 10.1002/lol2.10304
发表时间: 2023
期刊: Limnology and Oceanography Letters
影响因子: 7.8
作者: [Masuda Yoshio, Yamanaka Yasuhiro, Smith Sherwood Lan, Hirata Takafumi, Nakano Hideyuki, Oka Akira, Sumata Hiroshi, Aita Maki Noguchi]
通讯作者: Aita Maki Noguchi
亜表層クロロフィル極大を再現できるモデルを用いた一次生産の鉛直分布の解析
使用可重现地下叶绿素最大值的模型分析初级生产的垂直分布
DOI: --
发表时间: 2022
期刊:
影响因子: --
作者: [増田良帆, 野口真希, Smith Sherwood Lan, 山中康裕, 中野英之]
通讯作者: 中野英之
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