近現代日本における産屋の盛衰と女のケガレの変容

近代日本产房的兴衰与女性伤势的转变

• 批准号: 13J00425
• 负责人: 伏見 裕子
• 金额: $ 1.47万
• 依托单位: Kyoto University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2013
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2013-04-01 至 2015-03-31
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-13J00425/
• 关键词: ケガレ; 産屋; 出産; 社会事業; 医療; 女性; 産院; フールドワーク; ジェンダー史

平成26年度は、これまでの調査・研究内容を博士論文「香川県伊吹島における出部屋の存続と閉鎖のメカニズム―社会および共同体の変化に関連づけて―」にまとめたほか、研究発表やアウトリーチ活動を積極的に行った。博士論文では、産屋の盛衰と女性のケガレの変容の影響関係を具体的に解き明かした。主な対象地域としては香川県伊吹島を選定したが、平成26年度の研究計画に入っていた寺社周辺の産屋とケガレに関する調査の結果についても、本文中で多く言及することができた。また、第15回香川母性衛生学会学術集会において特別講演「産屋の近代史―伊吹島出部屋の存続と閉鎖をめぐって―」を、桃山学院大学においてゲスト講義「日本における女性観と女性差別：女性のケガレから考える」等を依頼され、伊吹島の産屋を中心に全国の産屋が近代以降どのように存続してきたのかということをケガレ観の変容に関連づけて解説した。平成26年度みんぱく若手研究者奨励セミナーにおける発表「出産をめぐる地域のつながりと船霊信仰―香川県伊吹島を事例として―」では、伊吹島において女性のケガレを規定する重要な要素である船霊信仰と産屋の盛衰との関連性を具体的に明らかにした。また、関連分野の書籍に対する書評も行うなど、幅広い視点から研究動向を把握するように努めた。以上のことから、平成26年度における研究の進捗は非常に順調であり、十分な実績を残すことができたといえる。

Ph.D. thesis "Kagawa Ibuki Island, Japan: A Study of the Relationship between Social and Community Transformation" Doctoral thesis on the rise and fall of housing and women's development and the impact of specific understanding of the relationship between the clear and clear. The main target area is selected from the island of Ibuki in Kagawa. The results of the investigation on the research plan of Heisei 26 are described in detail in this paper. Special Lecture at the 15th Academic Conference of Kagawa Maternal Health Society "Modern History of Real Estate-Existence and Closure of Ibuki Island" Lecture at Momoyama Gakuin University "Women's Differences in Japan: Women's housing development in the central part of Ibuki Island is related to the development of housing in the country. Heisei 26 years ago, researchers encouraged the development of "production, geographical location, faith, ship"-Kagawa Ibuki Island case "-Ibuki Island important factors for the regulation of women's health, ship, faith, property and the relationship between the rise and fall of the specific" clear ". The book review of the related fields is carried out in a timely manner, and the research trend is grasped. The above research progress is very orderly, and the results are very good.

项目成果

産屋の近代史―伊吹島出部屋の存続と閉鎖をめぐって―

诞生屋的近代史：伊吹岛黛巴拉的延续与关闭

• 发表时间: 2014
• 作者: 内山 祐介;金野 秀敏;古川萌;伏見裕子
• 通讯作者: 伏見裕子

島のお産から家族のお産へ―昭和20-30年代における伊吹島の出部屋と女性たち―

从在岛上生孩子到生下家人——伊吹岛的黛布拉和20世纪50年代和1950年代的女性——

• 发表时间: 2013
• 期刊: 女性学年報
• 作者: Yoko Higuchi;Yoshiyuki Ueda;Hirokazu Ogawa & Jun Saiki;角屋貴則，内山祐介，金野秀敏;伏見 裕子
• 通讯作者: 伏見 裕子

出産をめぐる地域のつながりと船霊信仰―香川県伊吹島を事例として―

围绕分娩和船神信仰的区域联系 - 以香川县伊吹岛为例 -

• 发表时间: 2014
• 作者: 坂田ゆず，Itami J.;Craig T.;山崎理正，大串隆之;伏見裕子
• 通讯作者: 伏見裕子

大阪市立産院の成立と展開

大阪市立妇产医院的设立和发展

• 发表时间: 2015
• 作者: 坂田ゆず，Timothy Craig;Joanne Itami;山崎理正，大串隆之;須藤秀平;古川 萌;伏見裕子
• 通讯作者: 伏見裕子

社会事業としての産院の成立

成立妇产医院作为社会企业

• 发表时间: 2013
• 作者: Higashi;H.;Sakaguchi;S.;Ikeda;H.;Isagi;Y. & Setoguchi;H.;伏見裕子
• 通讯作者: 伏見裕子