ヒル類における肉食化に伴う消化器の形態進化
ヒル類における肉食化に伴う消化器の形態進化
批准号:
13J00450
负责人:
中野 隆文
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
クガビル属(Orobdella)については,日本国内における採集された標本の形態観察,ならびに核とミトコンドリア遺伝子の複数マーカーを使用した分子系統解析によって,本州中部域に生息するクガビル類が未記載種であることが確定し,これを新種として記載した.記載した種は体サイズが4 cm以下であり,分子系統解析の結果,体サイズの大小はクガビル属内で並行的に進化してきたことを明らかにした.この小型クガビルは大型のクガビルと同所的に生息していることから,性成熟サイズの大小が,同属他種の同所的分布を成立させている可能性を指摘した.くわえて,生殖器官の発達度合いと,消化器系の一器官である胃通管の発達度合いに関連が見られた.性成熟している個体では胃通管も十分に発達した球根状の形質状態を示すが,未成熟個体の標本では,胃通管も未発達で単純な管状の形質状態を示していた.このことから胃通管は,生殖器官としての機能を有している可能性が高いことが明らかになった.イシビル形亜目のナガレビル科には胃の末端に側盲嚢(後胃側盲嚢)を有している種と有していない種が存在する.ベトナムで採集したナガレビル類は,形態こそ後胃側盲嚢を有する東アジアに分布する分類群の形態形質に類似していたが,後胃側盲嚢を有していなかった.分子系統解析の結果,ベトナムの種はアフリカに分布する,後胃側盲嚢を有していない分類群と姉妹群となることが明らかになった.このことより,ナガレビル科における後胃側盲嚢の有無は,系統関係を反映したものである可能性が強まった.さらにこの研究では,ナガレビル科においてアジア・アフリカ系統の存在を初めて分子系統解析の結果から明らかにし,くわえてベトナムの標本が未記載種であったことから新種記載を含む論文にまとめて,現在国際学術雑誌に投稿中である.
英文摘要
クガビル属(Orobdella)については,日本国内における採集された標本の形態観察,ならびに核とミトコンドリア遺伝子の複数マーカーを使用した分子系統解析によって,本州中部域に生息するクガビル類が未記載種であることが確定し,これを新種として記載した.記載した種は体サイズが4 cm以下であり,分子系統解析の結果,体サイズの大小はクガビル属内で並行的に進化してきたことを明らかにした.この小型クガビルは大型のクガビルと同所的に生息していることから,性成熟サイズの大小が,同属他種の同所的分布を成立させている可能性を指摘した.くわえて,生殖器官の発達度合いと,消化器系の一器官である胃通管の発達度合いに関連が見られた.性成熟している個体では胃通管も十分に発達した球根状の形質状態を示すが,未成熟個体の標本では,胃通管も未発達で単純な管状の形質状態を示していた.このことから胃通管は,生殖器官としての機能を有している可能性が高いことが明らかになった.イシビル形亜目のナガレビル科には胃の末端に側盲嚢(後胃側盲嚢)を有している種と有していない種が存在する.ベトナムで採集したナガレビル類は,形態こそ後胃側盲嚢を有する東アジアに分布する分類群の形態形質に類似していたが,後胃側盲嚢を有していなかった.分子系統解析の結果,ベトナムの種はアフリカに分布する,後胃側盲嚢を有していない分類群と姉妹群となることが明らかになった.このことより,ナガレビル科における後胃側盲嚢の有無は,系統関係を反映したものである可能性が強まった.さらにこの研究では,ナガレビル科においてアジア・アフリカ系統の存在を初めて分子系統解析の結果から明らかにし,くわえてベトナムの標本が未記載種であったことから新種記載を含む論文にまとめて,現在国際学術雑誌に投稿中である.
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本州産クガビル属(ヒル亜綱:吻無蛭目:イシビル形亜目)の一未記載種について
关于来自本州的 Kugabiru 属(麻风亚纲:Chiliformes 亚目:Isibiformes 亚目)的一个未描述的物种。
DOI:
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发表时间:
2014
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Naoya Osawa, Narihiro Kagami, Suzuki Noriyuki & Nobuko Tuno, 中野隆文]
通讯作者:
中野隆文
First report of blood-feeding terrestrial leech, Haemadipsa rjukjuana Oka, 1910 (Hirudinida : Arhynchobdellida : Haemadipsidae) in Korea
韩国首次报道食血陆生水蛭 Haemadipsa rjukjuana Oka(水蛭目:Arhynchobdellida:Haemadipsidae),1910 年
DOI:
--
发表时间:
2013
期刊:
Korean Journal of Soil Zoology
影响因子:
--
作者:
[Hong-YuI Seo, Ye Eun, Tae-Seo Park, Ki-Gyoung Kim, So-Hyun Won, Baek-Jun Kim, Hye-Won Kim, Joo-Seok Chae, Takafumi Nakano]
通讯作者:
Takafumi Nakano
屋久島の吸血性ヤマビルの宿主選択
屋久岛吸血山比鲁的宿主选择
DOI:
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发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[澤田晶子, 早川卓志, 栗原洋介, 半谷吾郎, 岸田拓士, 阿形清和, 半谷吾郎,中野隆文]
通讯作者:
半谷吾郎,中野隆文
A new host record for Tritetrabdella taiwana (Hirudinida : Arhynchobdellida : Haemadipsidae) from the Asian painted frog Kaloula pulchra (Ahura : Microhylidae) in Hong Kong, China, with a taxonomic note on T. taiwana
中国香港亚洲锦蛙 Kaloula pulchra(Ahura:Microhylidae)的台湾水蛭(Hirudinida:Arhynchobdellida:Haemadipsidae)新宿主记录,以及台湾水蛭的分类学注释
DOI:
10.1654/4667.1
发表时间:
2014
期刊:
Comparative Parasitology
影响因子:
0.5
作者:
[Takafumi Nakano, Yik-Hei Sung]
通讯作者:
Yik-Hei Sung
DOI:
10.5635/ased.2014.30.2.087
发表时间:
2014-04-01
期刊:
Animal Systematics Evolution and Diversity
影响因子:
--
作者:
[Nakano, Takafumi, Seo, Hong-Yul]
通讯作者:
Seo, Hong-Yul
Evolution and adaptive traits of insular subterranean animals
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批准号:22K06371
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2022
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负责人:中野 隆文
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依托单位:
Insight into the Adaptive Evolution and Diversification in Erpobdelliformes
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批准号:15J00720
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$3.33万
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财政年份:2015
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负责人:中野 隆文
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依托单位:
海外基金