ヒゲクジラ類の進化における多様化と懸隔化の速度と様式
ヒゲクジラ類の進化における多様化と懸隔化の速度と様式
批准号:
13F03503
负责人:
甲能 直樹
金额:
$1.47万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2016-03-31
中文摘要
南半球のみに分布が知られるコセミクジラと北半球の後期中新世(およそ1000~500万年前)から化石種として知られるケトテリウム類の顎関節部分を機能形態学的に詳細に検討したところ,両者に共通の形態の特殊化が認められ,絶滅したケトテリウム類も吸引食(suction feeding)であったことが示唆されたことから,彼らがその祖先において同様の食性を有していたことが推定された.このことは,両系統群が祖先を共有していた可能性を論じたMarx and Fordyce (2015)の見解とも矛盾しない.なお,これら標本の比較検討の過程で,オランダ・ロッテルダム自然博物館が所蔵する上部中新統産髭鯨類頭蓋化石をケトテリウム類の新種として記載した(Marx et al., 2016).さらに,日本産の原始的な髭鯨類を記載する過程で,北米ワシントン州の下部漸新統(3200万年前)産の原始的な髭鯨類の頭蓋形態を比較研究し,これも新種として記載した(Marx et al., 2015).髭鯨類は,最初の化石記録が南極の3400万年前から知られているが,それ以降は北半球の2800万年前まで確実な化石が欠如していたことから,本新種は髭鯨類の時代的・地理的な空白を大幅に埋めることとなった.日本産の髭鯨類化石に関しては,宮崎県総合博物館が所蔵する鯨類の上腕骨化石を詳細に記載すると共に,他の標本と数量形態学的な比較を行なった結果,これが歯鯨類と髭鯨類の分化直後の原始的な形態を残す新鯨類のものであることが明らかとなった(森ほか, 2015).これについては,2015年6月に開催された日本古生物学会2015年年会にて発表すると共に,現在同一著者により記載論文を投稿中である.また,2016年3月にはWiley&Blackwell社から鯨類進化に関する総説「Cetacean Paleobiology」を出版した.
英文摘要
南半球のみに分布が知られるコセミクジラと北半球の後期中新世(およそ1000~500万年前)から化石種として知られるケトテリウム類の顎関節部分を機能形態学的に詳細に検討したところ,両者に共通の形態の特殊化が認められ,絶滅したケトテリウム類も吸引食(suction feeding)であったことが示唆されたことから,彼らがその祖先において同様の食性を有していたことが推定された.このことは,両系統群が祖先を共有していた可能性を論じたMarx and Fordyce (2015)の見解とも矛盾しない.なお,これら標本の比較検討の過程で,オランダ・ロッテルダム自然博物館が所蔵する上部中新統産髭鯨類頭蓋化石をケトテリウム類の新種として記載した(Marx et al., 2016).さらに,日本産の原始的な髭鯨類を記載する過程で,北米ワシントン州の下部漸新統(3200万年前)産の原始的な髭鯨類の頭蓋形態を比較研究し,これも新種として記載した(Marx et al., 2015).髭鯨類は,最初の化石記録が南極の3400万年前から知られているが,それ以降は北半球の2800万年前まで確実な化石が欠如していたことから,本新種は髭鯨類の時代的・地理的な空白を大幅に埋めることとなった.日本産の髭鯨類化石に関しては,宮崎県総合博物館が所蔵する鯨類の上腕骨化石を詳細に記載すると共に,他の標本と数量形態学的な比較を行なった結果,これが歯鯨類と髭鯨類の分化直後の原始的な形態を残す新鯨類のものであることが明らかとなった(森ほか, 2015).これについては,2015年6月に開催された日本古生物学会2015年年会にて発表すると共に,現在同一著者により記載論文を投稿中である.また,2016年3月にはWiley&Blackwell社から鯨類進化に関する総説「Cetacean Paleobiology」を出版した.
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宮古島の上部中新統島尻層群大神島層より産出したナガスクジラ類化石「シマジリクジラ」
宫古岛上中新世岛尻组大神岛组出土的鲸类化石“岛尻鲸”
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
群馬県立自然史博物館研究報告
影响因子:
--
作者:
[Almofty, S. A. Maeda, K. Shimoda, M. Singh, S. K. Eid, M. M. A. Sakaguchi, N., 木村敏之・安谷屋昭・大石雅之・マルクス フェリックスG・長谷川善和・甲能直樹]
通讯作者:
木村敏之・安谷屋昭・大石雅之・マルクス フェリックスG・長谷川善和・甲能直樹
DOI:
10.7717/peerj.1572
发表时间:
2016
期刊:
PeerJ
影响因子:
2.7
作者:
[Marx FG, Bosselaers ME, Louwye S]
通讯作者:
Louwye S
宮崎県串間市日南層群から発見された小型の初期新鯨類の上腕骨について.
关于宫崎县串岛市日南群发现的小型早期新鲸类的肱骨。
DOI:
--
发表时间:
2015
期刊:
影响因子:
--
作者:
[森浩嗣・Marx, F.G.・甲能直樹・仲谷英夫・赤崎広志]
通讯作者:
F.G.・甲能直樹・仲谷英夫・赤崎広志
DOI:
10.1098/rsos.140434
发表时间:
2015-04
期刊:
Royal Society open science
影响因子:
3.5
作者:
[Marx FG, Fordyce RE]
通讯作者:
Fordyce RE
Cetacean Paleobiology
鲸类古生物学
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Marx FG, Lambert O, and Uhen MD]
通讯作者:
and Uhen MD
共 14 条
Rise and fall of the largest animals;baleen whals (Cetartiodactyla: Mysticeti)
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批准号:15F15329
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2015
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负责人:甲能 直樹
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依托单位:
力学モデルを用いた咀嚼系の機能復原に基づく鰭脚類の食性の多様化過程の研究
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批准号:11740286
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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财政年份:1999
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负责人:甲能 直樹
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依托单位:
食肉類の脳の化石を用いた大脳皮質運動野領域の機能の進化と水生適用過程の研究
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批准号:08740406
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.64万
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财政年份:1996
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负责人:甲能 直樹
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依托单位:
中枢神経系の機能分布地図を用いた鰭脚類の行動様式の多様化の解明
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批准号:07854026
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.7万
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财政年份:1995
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负责人:甲能 直樹
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依托单位:
脳の形態を指標に用いた鰭脚類の適応進化の解析
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批准号:06854024
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1994
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负责人:甲能 直樹
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依托单位:
海外基金