マスト細胞制御miRNAの標的遺伝子同定によるアレルギー疾患発症分子機構の解明
マスト細胞制御miRNAの標的遺伝子同定によるアレルギー疾患発症分子機構の解明
批准号:
15K19072
负责人:
伊藤 寛明
金额:
$2.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015-04-01 至 2016-03-31
中文摘要
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英文摘要
本研究課題では、miR-142-3pのマスト細胞における機能的標的遺伝子を同定し、アレルギー疾患の一つであるアトピー性皮膚炎の発症機構を解明する目的で研究が行われた。平成27年度は、(1)マスト細胞におけるmiR-142-3pの標的遺伝子の同定、(2)標的遺伝子候補のマスト細胞の脱顆粒反応系を用いた機能的スクリーニングの検討、の2つ研究計画を実行した。まず、標的遺伝子の同定であるが、miRNA標的探索データベース(TargetScan、Pictar等)を用いた解析により、N-WASPを標的候補遺伝子として得ることができた。さらには、論文検索によりPTPN23を標的候補遺伝子として得ることができた。N-WASPはアクチン骨格系を制御する遺伝子であり、PTPN23はPTPモチーフを有した脱リン酸化酵素と考えられているが、機能解析があまりされていない遺伝子であった。これらの標的候補の3’-UTRにはmiR-142-3pの相補配列が存在していた。miR-142-3pの特異的阻害剤であるS-TuD 142-3pを導入したマスト細胞(BMMC)とその陰性コントロールであるS-TuD NC2を導入したBMMCを用いて、それらの候補遺伝子の発現を定量PCRで調べた結果、共にS-TuD 142-3pを導入したBMMCで発現増強が認められたことから、発現制御系に対しては標的であることが示された。次に、それらの遺伝子を下方修正する阻害剤やsiRNAを用いて脱顆粒反応系で評価した結果、N-WASP阻害剤であるWiskostatin処理したBMMCは脱顆粒反応が著しく減弱してしまったが、PTPN23のsiRNAを導入したBMMCでは脱顆粒反応が亢進した。以上の結果から、マスト細胞機能制御に関わっているmiR-142-3pの標的遺伝子として、PTPN23を同定することに成功した。
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