宗教モダニズムと文学モダニズムに関する研究
宗教モダニズムと文学モダニズムに関する研究
批准号:
21K00385
负责人:
金井 嘉彦
金额:
$1.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
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19世紀を通じて科学・哲学・歴史学、文献学の発展により、世界の見え方が大きく変化していったのに対して、キリスト教、とりわけカトリックは、伝統に固執し、それらの変化への対応が遅れていた。それは19世紀末には看過できない相克へと発展し、宗教モダニズムと呼ばれる改革運動を生んだ。時を同じくして活躍したのが、アイルランドの作家ジェイムス・ジョイスである。1882年にカトリックの家に生まれ、イエズス会運営の初等・中等・高等教育機関で教育を受けた彼であったが、彼がそこで身につけたのは、教会への反発であった。2022年度は、教会に対し「公然と戦い」を挑んだ彼のその宗教的反発が、どのように宗教モダニズムと関わるかを検討した。作品としては、彼の半生を描いた自伝的小説『若き日の芸術家の肖像』を中心にとりあげた。具体的には、教会からの離反、小説家としての独り立ち、ジョイスの美学論が有名な同作品におけるトマス・アクィナスの位置づけに注目をした。というのも、アクィナスは教皇レオ13世によってカトリック教会が依拠すべき神学者と称揚された人物で、そのアクィナスをジョイスが美学論に〈応用〉する身振りが、彼の教会への態度と不整合を来す矛盾があるからである。当時のモダニズトの著作を調べてみて判明したことは、確かに教皇はアクィナスを教会公式の神学者としたが、イエズス会内ではその体制を換骨奪胎しようする動きがあったことであり、またアクィナスが中世において現代のモダニズトと同じ役割を果たしていたと見る見方を、当時のモダニストが提示していたことである。これをもってジョイスはアクィナスを批判の刃を突き付ける道具として用いていたこと、その権威を用いて自身の美学論を展開していたことを「アクィナスに刃を仕込む〈応用〉」『ガラス越しに見るジョイス』(言叢社、2022)、19-41頁において論じた。
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『ガラス越しに見るジョイス』
“透过玻璃看到乔伊斯”
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[遠田勝, 吉田朋正, 芦津かおり, 遠田勝, 金井嘉彦, 吉田朋正, 金井嘉彦]
通讯作者:
金井嘉彦
Michael Mayo, James Joyce and the Jesuits (書評)
迈克尔·梅奥、詹姆斯·乔伊斯和耶稣会士(书评)
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
Joycean Japan
影响因子:
--
作者:
[芦津かおり, 金井嘉彦]
通讯作者:
金井嘉彦
Two Cases of “Scylla and Charybdis” and Stephen’s Shakespeare Theory in Imitation of Jesus Depicted in “Lives of Jesus” and Biblical Novels
《耶稣传》及圣经小说中模仿耶稣的“斯库拉与卡律布狄斯”与斯蒂芬的莎士比亚理论两例
DOI:
10.15057/72551
发表时间:
2021
期刊:
言語文化
影响因子:
--
作者:
[遠田勝, 吉田朋正, 芦津かおり, 遠田勝, 金井嘉彦]
通讯作者:
金井嘉彦
歴史に開かれたジョイス
乔伊斯对历史持开放态度
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
海外基金