テフラ粒子の数値化による新たな広域テフラの検出:500万年間の破局噴火の発生頻度
テフラ粒子の数値化による新たな広域テフラの検出:500万年間の破局噴火の発生頻度
批准号:
21K03676
负责人:
長橋 良隆
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本年度は,琵琶湖高島沖コアおよび大阪湾岸の複数コアに挟まる約120層のテフラ層(過去約45万年間),さらに房総半島の上総層群に挟まる約250層のテフラ層(約230万年前から約40万年前)を対象に系統的に粒子解析を行った.これらの解析結果を検討したところ,粒子の形状値のばらつきが大きいこと,粒子の外周と面積との関係が一定でないことが判明した.粒子解析ソフトウェアの仕様を確認したところ,粒子の外周には内部の気泡をもトレースした外周値と輪郭のみをトレースした外周値の2通りがあることが分かった.形状値を算出する上での外周値は粒子の輪郭でなければならないが,先の粒子解析は前者で行っていた.そのため粒子の輪郭を外周値とする粒子解析ソフトウェアのオプション(穴埋め処理)を設定し,再測定した.再測定は,琵琶湖高島沖コアおよび大阪湾岸の複数コアに挟まる約120層のテフラ層(過去約45万年間)について終了している.粒子解析の結果のうち,形状値はソフトウェア標準の円形を基準としたものから,四角形を基準としたものへと変更した.これは火山ガラスのアスペクト比が1.5以上のものが多く,そもそも長方形の形状を示すからである.また,粒子形状の特性把握のために,充填率「(粒子面積/(長さX幅)」という項目を導入した.これらのテフラ層の記載岩石学的性質,すなわち火山ガラスの形状(扁平型,中間型,多孔質型)とそれらの含有率に対して,アスペクト比,形状値,充填率との関係を検討したところ次のことが明らかになった.扁平型の火山ガラスの含有量が多くなると,アスペクト比は大きくなり,形状値は小さくなる.反対に,多孔質型火山ガラスの含有量が多くなると,アスペクト比は小さくなり,形状値は大きくなる傾向がある.また,火山ガラスの形状と充填率とには相関関係は認められない.
英文摘要
本年度は,琵琶湖高島沖コアおよび大阪湾岸の複数コアに挟まる約120層のテフラ層(過去約45万年間),さらに房総半島の上総層群に挟まる約250層のテフラ層(約230万年前から約40万年前)を対象に系統的に粒子解析を行った.これらの解析結果を検討したところ,粒子の形状値のばらつきが大きいこと,粒子の外周と面積との関係が一定でないことが判明した.粒子解析ソフトウェアの仕様を確認したところ,粒子の外周には内部の気泡をもトレースした外周値と輪郭のみをトレースした外周値の2通りがあることが分かった.形状値を算出する上での外周値は粒子の輪郭でなければならないが,先の粒子解析は前者で行っていた.そのため粒子の輪郭を外周値とする粒子解析ソフトウェアのオプション(穴埋め処理)を設定し,再測定した.再測定は,琵琶湖高島沖コアおよび大阪湾岸の複数コアに挟まる約120層のテフラ層(過去約45万年間)について終了している.粒子解析の結果のうち,形状値はソフトウェア標準の円形を基準としたものから,四角形を基準としたものへと変更した.これは火山ガラスのアスペクト比が1.5以上のものが多く,そもそも長方形の形状を示すからである.また,粒子形状の特性把握のために,充填率「(粒子面積/(長さX幅)」という項目を導入した.これらのテフラ層の記載岩石学的性質,すなわち火山ガラスの形状(扁平型,中間型,多孔質型)とそれらの含有率に対して,アスペクト比,形状値,充填率との関係を検討したところ次のことが明らかになった.扁平型の火山ガラスの含有量が多くなると,アスペクト比は大きくなり,形状値は小さくなる.反対に,多孔質型火山ガラスの含有量が多くなると,アスペクト比は小さくなり,形状値は大きくなる傾向がある.また,火山ガラスの形状と充填率とには相関関係は認められない.
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Late Pleistocene to Holocene tephrastratigraphy in the off Wakasa Bay sediment cores and correlation with widespread tephras
若狭湾沉积岩心晚更新世至全新世地层地层学及其与广泛分布的火山岩的相关性
DOI:
10.4116/jaqua.61.2111
发表时间:
2022
期刊:
The Quaternary Research (Daiyonki-Kenkyu)
影响因子:
--
作者:
[Akira Yamaguchi, Naotaka Tomioka, Motoo Ito, Makoto Kimura, Naoki Shirai, Richard C. Greenwood, Ming-Chang Liu, Kaitlyn A. McCain, Nozomi Matsuda, Masayuki Uesugi, Naoya Imae, Takuji Ohigashi, et al., 長橋良隆・深谷桃子・池原 研・佐川拓也]
通讯作者:
長橋良隆・深谷桃子・池原 研・佐川拓也
中〜大規模爆発的火山噴火の長期将来予測に関するテフラ基礎研究
-
批准号:16740283
-
项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
-
资助金额:$1.34万
-
财政年份:2004
-
负责人:長橋 良隆
-
依托单位:
海外基金