遺伝子改変マウスを用いたニューロエストロゲンが摂食行動に与える影響
遺伝子改変マウスを用いたニューロエストロゲンが摂食行動に与える影響
批准号:
21K09527
负责人:
西尾 永司
金额:
$2.66万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2021-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
エストロゲン生合成の律速酵素であるアロマターゼは,食欲中枢の存在する視床下部のほか,食欲中枢に影響を与える腹側被蓋野や扁桃体にも発現が確認されている。我々はニューロエストロゲン過剰分泌や欠乏させたニューロエストロゲン研究に特化したモデルマウスを作製した。これらを活用してまず,ニューロエストロゲンが食欲の調節に与える作用と,その分子機構を個体レベルで明らかにする。さらに我々はセロトニンやキスぺプチンなど,様々な神経伝達物質がニューロエストロゲン合成に影響を与える事を見出した(論文投稿中)。これまでの知見を応用しニューロエストロゲン生合成量に影響を与え,食欲をコントロールする分子の探索を行う。これにより,ニューロエストロゲンを分子基盤とした製剤やサプリメンを用いた摂食障害や暴飲暴食の治療・予防法開発につながると考えられる。さらに,ニューロエストロゲンが関与していると考えられる母性,うつ,情動などの様々な現象のメカニズム解明につながる可能性がある。野生型雌マウスの視床下部を採取して検討した結果,アロマターゼの発現量と食餌量の逆相関関係(p<0.05)が認められた。卵巣より分泌されるエストロゲンは食欲中枢に対して直接影響を与えるものではなく,ニューロエストロゲンを介して食欲に影響を与えている可能性が高いことが明らかになった。また,ニューロエストロゲンはPOMC,MC4R,NPYを介して食欲抑制効果を発揮していると示唆された。ニューロエストロゲンは神経伝達物質の様な作用をもった分子であると考えられる
英文摘要
エストロゲン生合成の律速酵素であるアロマターゼは,食欲中枢の存在する視床下部のほか,食欲中枢に影響を与える腹側被蓋野や扁桃体にも発現が確認されている。我々はニューロエストロゲン過剰分泌や欠乏させたニューロエストロゲン研究に特化したモデルマウスを作製した。これらを活用してまず,ニューロエストロゲンが食欲の調節に与える作用と,その分子機構を個体レベルで明らかにする。さらに我々はセロトニンやキスぺプチンなど,様々な神経伝達物質がニューロエストロゲン合成に影響を与える事を見出した(論文投稿中)。これまでの知見を応用しニューロエストロゲン生合成量に影響を与え,食欲をコントロールする分子の探索を行う。これにより,ニューロエストロゲンを分子基盤とした製剤やサプリメンを用いた摂食障害や暴飲暴食の治療・予防法開発につながると考えられる。さらに,ニューロエストロゲンが関与していると考えられる母性,うつ,情動などの様々な現象のメカニズム解明につながる可能性がある。野生型雌マウスの視床下部を採取して検討した結果,アロマターゼの発現量と食餌量の逆相関関係(p<0.05)が認められた。卵巣より分泌されるエストロゲンは食欲中枢に対して直接影響を与えるものではなく,ニューロエストロゲンを介して食欲に影響を与えている可能性が高いことが明らかになった。また,ニューロエストロゲンはPOMC,MC4R,NPYを介して食欲抑制効果を発揮していると示唆された。ニューロエストロゲンは神経伝達物質の様な作用をもった分子であると考えられる
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