投球の正確性を決定する投動作の再現性と誤差修正の相互作用とその制御方略の解明
投球の正確性を決定する投動作の再現性と誤差修正の相互作用とその制御方略の解明
批准号:
21K11519
负责人:
小林 裕央
金额:
$2.5万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2021
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2021-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
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英文摘要
令和4年度は、環境適応学習パラダイムを用いて通常のピッチャーマウンドの傾斜(通常マウンド)に加え、マウンドの傾斜を急峻にすること(傾斜マウンド)で生じる適応過程でボールリリース位置と投球フォームをどのように調整して狙った位置に投げるのかを調べた。社会人野球レベル以上の投手を含む熟練投手群と非熟練投手群で比較した結果、非熟練投手は共通して傾斜マウンドで投げた際の学習過程における投球間の投球フォームのバラつき(ボールリリース時の前傾角および頭部の位置)が少なく、ボールリリース位置も比較的一定だった。一方、熟練投手は学習過程において投球フォームのバラつきが大きく、また、ボールリリース位置のバラつきも大きかった。しかしながら、最終的には通常マウンドとほぼ同じ位置でボールリリースしていたのに対し、非熟練投手は通常マウンドと同じ位置までリリース位置が変位することはなく、異なる位置でボールリリースが安定した。また、このように熟練投手は学習過程において投球フォームおよびボールリリース位置が非熟練投手よりもバラつきが大きかったにもかかわらず、制球力は非熟練投手よりも高かった。鉛直方向における投球位置はリリース時の球速と投射角でおおよそ決定されることが分かっているが、熟練投手は急峻な傾斜に慣れる必要のある学習過程においても、体幹部やリリース位置の変動に対応するようにこの球速と投射角の関係性を保ちながら投球することで高い制球力を示したのかもしれない。これは、以前に報告した小学生投手はボールリリース時の体幹部のバラつきが高校生、大学生投手に比べて大きく、制球力が低かったという結果と同じような傾向を示しており、狙ったところに安定して投げるにはリリース位置を一定に保とうとするのではなく、下肢や体幹部で生じたバラつきに応じて微調整することの重要性を示唆する結果となった。
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