神経内分泌による環境変化に応じた体温維持の制御機構
神経内分泌による環境変化に応じた体温維持の制御機構
批准号:
20K07271
负责人:
大歳 維知子
金额:
$2.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
環境の季節変動への適応性の解明は、生命の維持機構を知る手がかりになるだけでなく、季節性の疾患憎悪の防止や季節性うつ・感情障害などの特有疾患の発症と治療へ結びつく可能性があり、生命科学の重要な課題の一つと考えられる。なかでも冬への進行に際した寒気環境の適応反応(適応熱産生)は褐色脂肪組織を介して行われているが、詳細なメカニズムは明らかになっていない。近年、ペプチドホルモンであるセクレチン(Sct)が食事誘導性の褐色脂肪組織の熱産生の中心的な役割を果たすことが明らかになってきた。従来褐色脂肪組織の発熱反応は自律神経経路により誘導されると考えていたが、神経内分泌系の作動機序が初めて示唆された。そこで申請者は、セクレチンが褐色脂肪組織を介して発熱反応を調節する作動機序が、食事誘導性だけではなく、寒冷環境変化や体温の日内変動に対しても同様に作動すると考え、検証するために飼育環境とデータ取得の条件設定を進めてきた。今年度は、平常温度におけるSct受容体(R)変異マウスの体温の日内変動解析を実施し、低温条件での実験装置・測定環境を完成させることができた。さらに、セクレチンによる日内変動での摂食行動の制御を調べるため、SctR変異マウスに標準的なプロトコールの制限給餌実験を行なった。その結果、野生型と同様にSctR変異マウスにおいても、昼4時間の給餌に対して給餌予知輪回し活動が観察され、制限給餌後の絶食期間においても給餌予知活動が認められた。これらのことは、セクレチンシグナリングは給餌予知リズムを司る食餌性概日振動体と強く関わっていないことを示唆しており、同結果を学術雑誌に発表した。
英文摘要
環境の季節変動への適応性の解明は、生命の維持機構を知る手がかりになるだけでなく、季節性の疾患憎悪の防止や季節性うつ・感情障害などの特有疾患の発症と治療へ結びつく可能性があり、生命科学の重要な課題の一つと考えられる。なかでも冬への進行に際した寒気環境の適応反応(適応熱産生)は褐色脂肪組織を介して行われているが、詳細なメカニズムは明らかになっていない。近年、ペプチドホルモンであるセクレチン(Sct)が食事誘導性の褐色脂肪組織の熱産生の中心的な役割を果たすことが明らかになってきた。従来褐色脂肪組織の発熱反応は自律神経経路により誘導されると考えていたが、神経内分泌系の作動機序が初めて示唆された。そこで申請者は、セクレチンが褐色脂肪組織を介して発熱反応を調節する作動機序が、食事誘導性だけではなく、寒冷環境変化や体温の日内変動に対しても同様に作動すると考え、検証するために飼育環境とデータ取得の条件設定を進めてきた。今年度は、平常温度におけるSct受容体(R)変異マウスの体温の日内変動解析を実施し、低温条件での実験装置・測定環境を完成させることができた。さらに、セクレチンによる日内変動での摂食行動の制御を調べるため、SctR変異マウスに標準的なプロトコールの制限給餌実験を行なった。その結果、野生型と同様にSctR変異マウスにおいても、昼4時間の給餌に対して給餌予知輪回し活動が観察され、制限給餌後の絶食期間においても給餌予知活動が認められた。これらのことは、セクレチンシグナリングは給餌予知リズムを司る食餌性概日振動体と強く関わっていないことを示唆しており、同結果を学術雑誌に発表した。
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Diurnal variations of triglyceride accumulation in mouse and bovine adipocyte‐derived cell lines
小鼠和牛脂肪细胞来源的细胞系中甘油三酯积累的昼夜变化
DOI:
10.1111/asj.13802
发表时间:
2022
期刊:
Animal Science Journal
影响因子:
2
作者:
[Shiraishi Rena, Morita Satomi, Goto Yoshikuni, Mizoguchi Yasushi, Nakamura Wataru, Nakamura Takahiro J.]
通讯作者:
Nakamura Takahiro J.
セクレチン受容体欠損マウスにおける給餌予知活動
促胰液素受体缺陷小鼠的进食预测活性
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[杉山瑞樹, 西島維知子, 中村渉, 中村孝博]
通讯作者:
中村孝博
Oak extracts modulate circadian rhythms of clock gene expression in vitro and wheel-running activity in mice
橡树提取物调节体外时钟基因表达的昼夜节律和小鼠的跑轮活动
DOI:
10.1007/s41105-021-00365-2
发表时间:
2022
期刊:
Sleep and Biological Rhythms
影响因子:
1.1
作者:
[Haraguchi Atsushi, Du Yao, Shiraishi Rena, Takahashi Yuki, Nakamura Takahiro J., Shibata Shigenobu]
通讯作者:
Shibata Shigenobu
Secretin receptor-deficient mice exhibit altered circadian rhythm in wheel-running activity
促胰液素受体缺陷的小鼠在轮跑活动中表现出昼夜节律改变
DOI:
10.1016/j.neulet.2020.134814
发表时间:
2020
期刊:
Neuroscience Letters
影响因子:
2.5
作者:
[Sugiyama Mizuki, Nishijima Ichiko, Miyazaki Shota, Nakamura Takahiro J.]
通讯作者:
Nakamura Takahiro J.
DOI:
10.1016/j.neulet.2022.136462
发表时间:
2022-01-29
期刊:
NEUROSCIENCE LETTERS
影响因子:
2.5
作者:
[Sugiyama, Mizuki, Nishijima, Ichiko, Nakamura, Takahiro J.]
通讯作者:
Nakamura, Takahiro J.
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