糖尿病性腎症重症化予防に資する効果的な受診勧奨方法の開発に関する研究
糖尿病性腎症重症化予防に資する効果的な受診勧奨方法の開発に関する研究
批准号:
20K10474
负责人:
川越 雅弘
金额:
$2.58万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
未结题
起止时间:
2020-04-01 至 2025-03-31
中文摘要
これまで、埼玉県の糖尿病性腎症重症化予防事業における受診勧奨対象者を、勧奨後1年以内に受診につながった群(受診群)と受診につながらなかった群(非受診群)に分けた上で、受診勧奨の短期・長期効果を国保レセプトにて分析し、1) HbA1cは開始時点で受診群の方が有意に高いが、時間経過とともに有意差が解消されていくこと、2)BMIは両群とも数値は改善していくこと、3)eGFRは両群とも悪化し続けることなどを明らかにしてきた。これら分析から、受診勧奨効果は確認できたが、受診群の中にも、その後eGFRを維持できている群と悪化している群があることもわかった。そこで、本年度は、受診群をさらにeGFR維持群と悪化群(1年後にeGFR区分が悪化した群)に分けて、両者の差異を分析した。その結果、1)対象者2,972人のうち、勧奨翌年にeGFR区分が悪化した者(悪化群)が11.7%いること、2)勧奨年度のHbA1cをみると、「悪化群」7.35±1.67、「改善維持群」6.89±1.15と、悪化群で有意に高いこと、3)血圧、BMI、尿蛋白には有意差はなかったことなどが明らかとなった。今回の分析から、受診勧奨後に受診した者のうち、受診後eGFRが悪化してしまった者について、開始時点のHbA1cの高さで推測できる可能性が示唆された。現在、受診勧奨におけるHbA1cの基準は6.5%以上となっているが、7.0%ないし7.5%以上の者に対しては、腎機能低下が予見できることから、糖尿病専門医と腎症専門医の連携による医療提供が必要であることが示唆された。
英文摘要
これまで、埼玉県の糖尿病性腎症重症化予防事業における受診勧奨対象者を、勧奨後1年以内に受診につながった群(受診群)と受診につながらなかった群(非受診群)に分けた上で、受診勧奨の短期・長期効果を国保レセプトにて分析し、1) HbA1cは開始時点で受診群の方が有意に高いが、時間経過とともに有意差が解消されていくこと、2)BMIは両群とも数値は改善していくこと、3)eGFRは両群とも悪化し続けることなどを明らかにしてきた。これら分析から、受診勧奨効果は確認できたが、受診群の中にも、その後eGFRを維持できている群と悪化している群があることもわかった。そこで、本年度は、受診群をさらにeGFR維持群と悪化群(1年後にeGFR区分が悪化した群)に分けて、両者の差異を分析した。その結果、1)対象者2,972人のうち、勧奨翌年にeGFR区分が悪化した者(悪化群)が11.7%いること、2)勧奨年度のHbA1cをみると、「悪化群」7.35±1.67、「改善維持群」6.89±1.15と、悪化群で有意に高いこと、3)血圧、BMI、尿蛋白には有意差はなかったことなどが明らかとなった。今回の分析から、受診勧奨後に受診した者のうち、受診後eGFRが悪化してしまった者について、開始時点のHbA1cの高さで推測できる可能性が示唆された。現在、受診勧奨におけるHbA1cの基準は6.5%以上となっているが、7.0%ないし7.5%以上の者に対しては、腎機能低下が予見できることから、糖尿病専門医と腎症専門医の連携による医療提供が必要であることが示唆された。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
埼玉県糖尿病腎症重症化予防事業における受診勧奨の長期効果の検証
埼玉县糖尿病肾病加重预防事业中鼓励体检的长期效果验证
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[南拓磨, 川越雅弘, 長谷川元, 犬飼敏彦, 片山茂裕]
通讯作者:
片山茂裕
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