創傷の新生血管リモデリングにおける時間遺伝子の働きの解明
創傷の新生血管リモデリングにおける時間遺伝子の働きの解明
批准号:
20K10564
负责人:
野上 誠
金额:
$1.75万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
本研究の目的は、時間遺伝子が血管新生に果たす役割を明らかにすることである。これは、これまでにない新しい概念であり、独創的な分野である。研究代表者は、過去の研究において、透過型電子顕微鏡により血管内皮の創部へののびだしを観察し、幼弱な内皮細胞と考えられるものが分裂している像を認めた。光顕では創部に新生した血管が、早期では皮膚に直角方向に長く伸び出しており、これが時間とともに健常部同様の血管走行に変化していくことを確認している。これは内皮細胞の形態の一種のリモデリングと考えられ、血管内皮構造のリモデリングという新しい概念があることを示している可能性がある。このような形態変化を捉えることにより、創傷の古さの判定や、治癒過程が正常に進んでいるかを判定することができることが期待される。さらに、研究代表者は、過去の研究において、時間遺伝子のミュータントマウスでは、血管新生因子のmRNAの発現の時間経過がコントロールマウスと異なっていることを明らかにしてきた。そこで、本研究においては、時間遺伝子のミュータントマウスである B6.Cg-Per2tm1Brd Tyrc-Brd/JとそのコントロールマウスであるB6(Cg)-Tyrc-2J/Jについて、皮膚に創を作成し、一定期間後に創の組織を採取し、連続切片について血管内皮マーカーであるCD31で免疫染色し、3D画像を構築してきた。3D構築は厚みにおいて立体像に限りがあるため、通常の免疫染色像において新生血管伸び出しの面積を計測した。その結果、時間遺伝子のミュータントマウスでは、コントロールマウスに比べて、新生血管の伸び出しの面積は有意差は見られないことが示された。
英文摘要
本研究の目的は、時間遺伝子が血管新生に果たす役割を明らかにすることである。これは、これまでにない新しい概念であり、独創的な分野である。研究代表者は、過去の研究において、透過型電子顕微鏡により血管内皮の創部へののびだしを観察し、幼弱な内皮細胞と考えられるものが分裂している像を認めた。光顕では創部に新生した血管が、早期では皮膚に直角方向に長く伸び出しており、これが時間とともに健常部同様の血管走行に変化していくことを確認している。これは内皮細胞の形態の一種のリモデリングと考えられ、血管内皮構造のリモデリングという新しい概念があることを示している可能性がある。このような形態変化を捉えることにより、創傷の古さの判定や、治癒過程が正常に進んでいるかを判定することができることが期待される。さらに、研究代表者は、過去の研究において、時間遺伝子のミュータントマウスでは、血管新生因子のmRNAの発現の時間経過がコントロールマウスと異なっていることを明らかにしてきた。そこで、本研究においては、時間遺伝子のミュータントマウスである B6.Cg-Per2tm1Brd Tyrc-Brd/JとそのコントロールマウスであるB6(Cg)-Tyrc-2J/Jについて、皮膚に創を作成し、一定期間後に創の組織を採取し、連続切片について血管内皮マーカーであるCD31で免疫染色し、3D画像を構築してきた。3D構築は厚みにおいて立体像に限りがあるため、通常の免疫染色像において新生血管伸び出しの面積を計測した。その結果、時間遺伝子のミュータントマウスでは、コントロールマウスに比べて、新生血管の伸び出しの面積は有意差は見られないことが示された。
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Time course of angiogenesis in the wound tissue in per2-mutant mice.
per2 突变小鼠伤口组织中血管生成的时间过程。
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
Annals of Biomedical Research
影响因子:
--
作者:
[Makoto Nogami, Tomoaki Hoshi, Yoko Toukairin, Tomomi Arai, and Tadashi Nishio.]
通讯作者:
and Tadashi Nishio.
Assessment of blood 2-aminothiazoline-4-carboxylic acid concentrations: Age and sex differences, and correlation with carboxyhemoglobin in fire victims
评估血液 2-氨基噻唑啉-4-羧酸浓度:火灾受害者的年龄和性别差异及其与碳氧血红蛋白的相关性
DOI:
10.1016/j.legalmed.2022.102111
发表时间:
2022
期刊:
Legal Medicine
影响因子:
1.5
作者:
[Nishio Tadashi, Toukairin Yoko, Hoshi Tomoaki, Arai Tomomi, Nogami Makoto]
通讯作者:
Nogami Makoto
Hyperketonemia as the diagnostic basis for hypothermia: An experimental study in diabetic and control mice.
高酮血症作为体温过低的诊断基础:糖尿病小鼠和对照小鼠的实验研究。
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
Legal Medicine
影响因子:
1.5
作者:
[Makoto Nogami, Tdashi Nishio, Tomoaki Hoshi, Yoko Toukairin, Tomomi Arai.]
通讯作者:
Tomomi Arai.
Quantification of 2-aminothiazoline-4-carboxylic acid as a reliable marker of cyanide exposure using chemical derivatization followed by liquid chromatography-tandem mass spectrometry
使用化学衍生化和液相色谱-串联质谱法对 2-氨基噻唑啉-4-羧酸进行定量,作为氰化物暴露的可靠标记
DOI:
10.1016/j.jpba.2021.114429
发表时间:
2022
期刊:
Journal of Pharmaceutical and Biomedical Analysis
影响因子:
3.4
作者:
[Tadashi Nishio, Yoko Toukairin, Tomoaki Hoshi, Tomomi Arai, Makoto Nogami]
通讯作者:
Makoto Nogami
法医学分野における有毒ガス中毒の新規マーカーの探索
法医学领域寻找有毒气体中毒新标志物
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[西尾忠, 東海林洋子, 星智昭, 新井智美, 野上誠]
通讯作者:
野上誠
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