異常気象発生の力学の解明に向けた画期的な大気波動エネルギー論
異常気象発生の力学の解明に向けた画期的な大気波動エネルギー論
批准号:
20K20949
负责人:
高谷 康太郎
金额:
$3.99万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Challenging Research (Exploratory)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-07-30 至 2024-03-31
中文摘要
今年度は、位相依存性のないエネルギー変換項の定式化に関して、新たな物理量の発見という非常に大きな成果を得ることが出来た。今まで本研究において位相依存性のないエネルギー変換項の定式が得られていることは、昨年度までに報告した通りである。この位相依存性のないエネルギー変換項は、擾乱エネルギーの時間発展方程式だけでなく、基本場エネルギーの時間発展方程式にも正負を入れ替えた形で現れる。ところが、擾乱及び基本場のエネルギー時間発展方程式の双方を考察したとき、停滞性擾乱に関しては双方の方程式が整合的に記述できるのだが、移動性擾乱に関しては整合的に解釈しにくいという問題が存在し課題となっていた。しかし本年の研究で報告者は、この不整合の問題を克服することに成功した。具体的には、エネルギー変換項を擾乱及び基本場双方の立場で整合的に記述するためには、擾乱エネルギーではなく、新しい擾乱物理量 -擬運動量に基本場流速を乗じたような物理量- の方程式を考えねばならないことを理論的に示すことが出来た。「エネルギー変換項は擾乱エネルギーの式に現れるのではない(新物理量の式に現れる)」というような、一見混乱を招きそうな結論であるが、これは擬運動量の保存則に立ち返って考察すればむしろ自然な結論である。現在、この画期的な結論についての論文を鋭意作成中である。上記の成果に加え、筑波大学の植田宏昭教授のグループと、南アジア・太平洋領域の対流圏上層に存在する高気圧性循環の形成・維持のメカニズムを、熱帯・亜熱帯相互作用の視点から解析した成果を論文として出版した。この成果は、報告者の理論研究の成果を異常気象研究に適用するにあたっての「前準備」、という意味も含むものである。
英文摘要
今年度は、位相依存性のないエネルギー変換項の定式化に関して、新たな物理量の発見という非常に大きな成果を得ることが出来た。今まで本研究において位相依存性のないエネルギー変換項の定式が得られていることは、昨年度までに報告した通りである。この位相依存性のないエネルギー変換項は、擾乱エネルギーの時間発展方程式だけでなく、基本場エネルギーの時間発展方程式にも正負を入れ替えた形で現れる。ところが、擾乱及び基本場のエネルギー時間発展方程式の双方を考察したとき、停滞性擾乱に関しては双方の方程式が整合的に記述できるのだが、移動性擾乱に関しては整合的に解釈しにくいという問題が存在し課題となっていた。しかし本年の研究で報告者は、この不整合の問題を克服することに成功した。具体的には、エネルギー変換項を擾乱及び基本場双方の立場で整合的に記述するためには、擾乱エネルギーではなく、新しい擾乱物理量 -擬運動量に基本場流速を乗じたような物理量- の方程式を考えねばならないことを理論的に示すことが出来た。「エネルギー変換項は擾乱エネルギーの式に現れるのではない(新物理量の式に現れる)」というような、一見混乱を招きそうな結論であるが、これは擬運動量の保存則に立ち返って考察すればむしろ自然な結論である。現在、この画期的な結論についての論文を鋭意作成中である。上記の成果に加え、筑波大学の植田宏昭教授のグループと、南アジア・太平洋領域の対流圏上層に存在する高気圧性循環の形成・維持のメカニズムを、熱帯・亜熱帯相互作用の視点から解析した成果を論文として出版した。この成果は、報告者の理論研究の成果を異常気象研究に適用するにあたっての「前準備」、という意味も含むものである。
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北西太平洋ストームトラックの真冬の振幅低下のメカニズムについての一提案
西北太平洋风暴路径仲冬振幅减小机制的建议
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Shinji Kawasaki, Kenta Kobayashi, Yosuke Ishii, 高谷康太郎]
通讯作者:
高谷康太郎
気象研究ノート第244号「気候系のHotspot:中緯度大気海洋相互作用研究の新展開」
气象研究简报第244号《气候系统热点:中纬度大气-海洋相互作用研究新进展》
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Garas. K., Watanabe. T., Yamazaki. Y., Komagoe. T., X. Zhao and M. Muraoka, 松尾宗征・栗原顕輔, 青木邦弘他]
通讯作者:
青木邦弘他
冬季東アジアモンスーンの寒気吹き出しに伴う亜熱帯水蒸気前線
冬季东亚季风期间与冷空气流出相关的副热带水汽锋
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[高谷康太郎, 田中佑樹]
通讯作者:
田中佑樹
梅雨期季節進行について
关于雨季的进展
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[小山 都熙, 渡邊 剛, 野尻 太郎, Samuel Kahng, 山崎 敦子, 高谷康太郎]
通讯作者:
高谷康太郎
テレコネクションの力学に関する一考察
遥相关动力学研究
DOI:
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发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Nishimoto Shohei, Watanabe Kyoko, Imada Shinsuke, Kawate Tomoko, Lee Kyoung-Sun, 高谷康太郎]
通讯作者:
高谷康太郎
共 7 条
Dynamics of midlatitude stratosphere-troposphere coupling in the midlatitude winter in the Northern Hemisphere.
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批准号:20H01976
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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资助金额:$11.32万
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财政年份:2020
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负责人:高谷 康太郎
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依托单位:
シベリア高気圧の形成・変動と大陸性寒帯気団の形成における定常ロスビー波束の役割
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批准号:98J05157
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.73万
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财政年份:1998
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负责人:高谷 康太郎
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依托单位: