エピゲノムダイナミクスに基づくがん多様性の新たな理解
エピゲノムダイナミクスに基づくがん多様性の新たな理解
批准号:
20KK0184
负责人:
日野原 邦彦
金额:
$11.98万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Fund for the Promotion of Joint International Research (Fostering Joint International Research (B))
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-10-27 至 2024-03-31
中文摘要
本年度は、ARID2欠失変異を持つ抗がん剤耐性乳がん細胞株に特徴的なエピゲノム状態の理解を目的としてChIP-seq解析を進め、ARID2レスキューによりARID2の結合が回復するゲノム領域ではARID1Aの結合が減弱する傾向にあることがわかった。ARID2のレスキュー前後のサンプルを用いてRapid immunoprecipitation mass spectrometry of endogenous protein (RIME)解析を行なったところ、野生型ARID2導入によるPBAF複合体の再形成を確認したことから、PBAF複合体のゲノム結合が再開した結果ARID1Aを含むBAF複合体の結合がコンペティションにより減少した可能性が考えられた。並行して海外共同研究者の技術支援のもと実施した1細胞ATAC-seqの解析を進めたところ、ARID2レスキューによりオープンとなるクロマチン領域にRUNX3モチーフの濃縮を認めた。RUNX3は上記のRIME解析においてもARID2の結合パートナーの一つとして同定されており、ARID2-RUNX3はCDK4などと共にCell cycle decision complexを形成することが知られている。1細胞RNA-seqの解析からは、ARID2レスキュー後に細胞老化関連分泌形質に関わる多くの因子が発現上昇することがわかった。以上より、ARID2変異体細胞は細胞周期制御の変化により老化誘導を免れている可能性が示唆された。一方、メラノーマモデルの研究では、BRAF阻害剤の長期投与後にARID2のヘテロ欠失を有する薬剤耐性細胞株を樹立することに成功した。BRAF阻害剤投与により一旦細胞老化形質が誘導されるが、その後細胞老化を回避した耐性細胞が再増殖してくることから、上記乳がん細胞株同様にARID2変異による細胞老化回避機構の存在が考えられた。
英文摘要
本年度は、ARID2欠失変異を持つ抗がん剤耐性乳がん細胞株に特徴的なエピゲノム状態の理解を目的としてChIP-seq解析を進め、ARID2レスキューによりARID2の結合が回復するゲノム領域ではARID1Aの結合が減弱する傾向にあることがわかった。ARID2のレスキュー前後のサンプルを用いてRapid immunoprecipitation mass spectrometry of endogenous protein (RIME)解析を行なったところ、野生型ARID2導入によるPBAF複合体の再形成を確認したことから、PBAF複合体のゲノム結合が再開した結果ARID1Aを含むBAF複合体の結合がコンペティションにより減少した可能性が考えられた。並行して海外共同研究者の技術支援のもと実施した1細胞ATAC-seqの解析を進めたところ、ARID2レスキューによりオープンとなるクロマチン領域にRUNX3モチーフの濃縮を認めた。RUNX3は上記のRIME解析においてもARID2の結合パートナーの一つとして同定されており、ARID2-RUNX3はCDK4などと共にCell cycle decision complexを形成することが知られている。1細胞RNA-seqの解析からは、ARID2レスキュー後に細胞老化関連分泌形質に関わる多くの因子が発現上昇することがわかった。以上より、ARID2変異体細胞は細胞周期制御の変化により老化誘導を免れている可能性が示唆された。一方、メラノーマモデルの研究では、BRAF阻害剤の長期投与後にARID2のヘテロ欠失を有する薬剤耐性細胞株を樹立することに成功した。BRAF阻害剤投与により一旦細胞老化形質が誘導されるが、その後細胞老化を回避した耐性細胞が再増殖してくることから、上記乳がん細胞株同様にARID2変異による細胞老化回避機構の存在が考えられた。
期刊论文(18)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
がんの表現型可塑性と治療抵抗性
癌症表型可塑性和治疗耐药性
DOI:
--
发表时间:
2023
期刊:
影响因子:
--
作者:
[陳 天羽, 加藤 真一郎, 日野原 邦彦, 西川 博嘉, 日野原邦彦]
通讯作者:
日野原邦彦
低分化型悪性黒色腫におけるヒストン脱メチル化酵素LSD1依存性の解明 第80回日本癌学会
阐明低分化恶性黑色素瘤中组蛋白去甲基化酶 LSD1 依赖性第 80 届日本癌症协会会议
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[加藤真一郎, 日野原邦彦]
通讯作者:
日野原邦彦
ヒストンメチル化酵素 G9a による腫瘍免疫制御機構の解明
组蛋白甲基转移酶G9a阐明肿瘤免疫控制机制
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[陳 天羽, 加藤 真一郎, 日野原 邦彦, 西川 博嘉]
通讯作者:
西川 博嘉
がんの進化と脆弱性
癌症的演变和脆弱性
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kato Shinichiro, Maeda Yuka, Sugiyama Daisuke, Watanabe Keisuke, Nishikawa Hiroyoshi, Hinohara Kunihiko, 日野原邦彦]
通讯作者:
日野原邦彦
がん細胞多様性のエピゲノム制御機構
癌细胞多样性的表观基因组调控机制
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Wen LIU, Ayu-Lana-NAFISYAH, Kazuhiko KOIKE and Kazumi MATSUOKA, 日野原邦彦]
通讯作者:
日野原邦彦
共 7 条
CRISPRタイリングスクリーンを用いたがん分子標的の機能性ドメイン探索と機能解析
-
批准号:24K02305
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
-
资助金额:$11.81万
-
财政年份:2024
-
负责人:日野原 邦彦
-
依托单位:
がん薬剤耐性化におけるパーシスター細胞の運命決定機構
-
批准号:23KK0144
-
项目类别:Fund for the Promotion of Joint International Research (International Collaborative Research)
-
资助金额:$13.48万
-
财政年份:2023
-
负责人:日野原 邦彦
-
依托单位:
がん免疫療法における耐性化機序と進化軌跡の解明
-
批准号:22K18381
-
项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
-
资助金额:$16.64万
-
财政年份:2022
-
负责人:日野原 邦彦
-
依托单位:
海外基金