7 Tesla MRAを用いた脳幹部の微細穿通枝病変の定量的評価法の確立
7 Tesla MRAを用いた脳幹部の微細穿通枝病変の定量的評価法の確立
批准号:
19K17176
负责人:
宮澤 晴奈
金额:
$2.33万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2021-03-31
中文摘要
脳梗塞急性期における病型診断は治療戦略上重要である。脳幹部穿通枝領域の脳梗塞には、様々な病態が含まれるが、急性期には同様の臨床像や画像所見を示すことが多く鑑別が困難である。超高磁場7 Tesla MRIの登場により、超高解像度MRAを用いることで従来描出できなかったLSAの描出が可能であったとする報告が散見されるようになった。我々は、世界で初めて7 Tesla超高解像度MRAを用いてLSA領域の急性期脳梗塞患者における微細穿通枝病変の検出と定量評価に成功したが、その結果から、従来BAD型梗塞と考えられていた例でも穿通枝が起始部ではなく途中で閉塞しており、microatheromaの関与が示唆された。このことから、7 Tesla MRAを用いることで他の領域の穿通枝梗塞のさらなる病態解明に寄与できる可能性があると考えられた。そこで、本研究では、7 Tesla 超高解像度MRAを用いて脳幹部の微細穿通枝の描出法を確立するとともに、脳幹部穿通枝領域梗塞患者における脳幹穿通枝病変の定量的評価法を確立し、脳卒中イベントリスク判定指標や治療効果のサロゲート指標としての意義を明らかにすることを目的した。7 Tesla超高解像度MRAの撮像シークエンスに部分磁化移動(partial magnetization transfer contrast, pMTC)パルスによる背景信号抑制法を導入し、脳幹部穿通枝を明瞭に描出できるようにして、超高解像度MRA、拡散強調画像、FLAIR画像、磁化率強調画像(susceptibility weighted image, SWI) を急性期、1か月後、6か月後に撮像した。実際には3例の症例が蓄積され、責任血管と思われる穿通枝を捉えることに成功したが、一方で描出不良の症例もみられた。今後、症例の蓄積やパラメータの最適化をする必要があった。
英文摘要
脳梗塞急性期における病型診断は治療戦略上重要である。脳幹部穿通枝領域の脳梗塞には、様々な病態が含まれるが、急性期には同様の臨床像や画像所見を示すことが多く鑑別が困難である。超高磁場7 Tesla MRIの登場により、超高解像度MRAを用いることで従来描出できなかったLSAの描出が可能であったとする報告が散見されるようになった。我々は、世界で初めて7 Tesla超高解像度MRAを用いてLSA領域の急性期脳梗塞患者における微細穿通枝病変の検出と定量評価に成功したが、その結果から、従来BAD型梗塞と考えられていた例でも穿通枝が起始部ではなく途中で閉塞しており、microatheromaの関与が示唆された。このことから、7 Tesla MRAを用いることで他の領域の穿通枝梗塞のさらなる病態解明に寄与できる可能性があると考えられた。そこで、本研究では、7 Tesla 超高解像度MRAを用いて脳幹部の微細穿通枝の描出法を確立するとともに、脳幹部穿通枝領域梗塞患者における脳幹穿通枝病変の定量的評価法を確立し、脳卒中イベントリスク判定指標や治療効果のサロゲート指標としての意義を明らかにすることを目的した。7 Tesla超高解像度MRAの撮像シークエンスに部分磁化移動(partial magnetization transfer contrast, pMTC)パルスによる背景信号抑制法を導入し、脳幹部穿通枝を明瞭に描出できるようにして、超高解像度MRA、拡散強調画像、FLAIR画像、磁化率強調画像(susceptibility weighted image, SWI) を急性期、1か月後、6か月後に撮像した。実際には3例の症例が蓄積され、責任血管と思われる穿通枝を捉えることに成功したが、一方で描出不良の症例もみられた。今後、症例の蓄積やパラメータの最適化をする必要があった。
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