頭頸部がん重粒子線治療患者における顎骨壊死部の口腔細菌叢に関する研究
頭頸部がん重粒子線治療患者における顎骨壊死部の口腔細菌叢に関する研究
批准号:
19K19183
负责人:
伊川 裕明
金额:
$2.66万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-01 至 2024-03-31
中文摘要
重粒子線治療はX線や陽子線と異なる物理的・生物学的な特性から、放射線抵抗性の腫瘍に対して有効とされている。そのため、頭頸部腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く)に対して2018年4月より保険が適用された。口腔がんに対する重粒子線治療において照射後に顎骨壊死が出現し、口腔内に顎骨の露出を認めた症例は21.1%から36.5%、腐骨除去術を要した症例は11.8%から13.5%であったと報告されている。重粒子線治療によって腫瘍の制御が図れたにも関わらず顎骨壊死や骨露出が出現した場合には、細菌感染による局所感染から深部への感染波及、膿瘍形成や全身状態の増悪へと繋がる。そのため、重粒子線治療後の顎骨壊死部の細菌感染の制御について、予防対策が必要と思われる。口腔領域の感染の多くは嫌気性菌や難培養性細菌を含む混合感染である事が知られている。従来の培養法やPCR法では検出できる細菌数も限られ、既知の菌種のみが検出されるため、包括的に解析を行うことに限界があった。近年、培養に依存しない口腔内細菌叢の構成を解析する方法として、細菌の必須遺伝子である16SrRNA遺伝子を指標とした16S rRNA解析が報告されている。次世代シークエンサーを用いた16S rRNA解析は従来は解析困難であった口腔細菌叢を構成する菌種を網羅的に解明することが可能となる。これまでに、慢性顎骨骨髄炎に対する細菌叢の報告はされているが、重粒子線治療後の顎骨壊死部の細菌叢を解析した報告なはい。そこで、本研究の目的は、頭頸部がんに対する重粒子線治療において、顎骨壊死部の細菌叢の特徴を次世代シークエンサーを用いて明らかにすることである。
英文摘要
重粒子線治療はX線や陽子線と異なる物理的・生物学的な特性から、放射線抵抗性の腫瘍に対して有効とされている。そのため、頭頸部腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く)に対して2018年4月より保険が適用された。口腔がんに対する重粒子線治療において照射後に顎骨壊死が出現し、口腔内に顎骨の露出を認めた症例は21.1%から36.5%、腐骨除去術を要した症例は11.8%から13.5%であったと報告されている。重粒子線治療によって腫瘍の制御が図れたにも関わらず顎骨壊死や骨露出が出現した場合には、細菌感染による局所感染から深部への感染波及、膿瘍形成や全身状態の増悪へと繋がる。そのため、重粒子線治療後の顎骨壊死部の細菌感染の制御について、予防対策が必要と思われる。口腔領域の感染の多くは嫌気性菌や難培養性細菌を含む混合感染である事が知られている。従来の培養法やPCR法では検出できる細菌数も限られ、既知の菌種のみが検出されるため、包括的に解析を行うことに限界があった。近年、培養に依存しない口腔内細菌叢の構成を解析する方法として、細菌の必須遺伝子である16SrRNA遺伝子を指標とした16S rRNA解析が報告されている。次世代シークエンサーを用いた16S rRNA解析は従来は解析困難であった口腔細菌叢を構成する菌種を網羅的に解明することが可能となる。これまでに、慢性顎骨骨髄炎に対する細菌叢の報告はされているが、重粒子線治療後の顎骨壊死部の細菌叢を解析した報告なはい。そこで、本研究の目的は、頭頸部がんに対する重粒子線治療において、顎骨壊死部の細菌叢の特徴を次世代シークエンサーを用いて明らかにすることである。
期刊论文(8)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Feasibility of carbon-ion radiotherapy for oral non-squamous cell carcinomas
碳离子放射治疗口腔非鳞状细胞癌的可行性
DOI:
10.5794/jjoms.67.100
发表时间:
2021
期刊:
Japanese Journal of Oral and Maxillofacial Surgery
影响因子:
--
作者:
[IKAWA Hiroaki, KOTO Masashi, HAYASHI Kazuhiko, TONOGI Morio, TAKAGI Ryo, NOMURA Takeshi, TSUJI Hiroshi, KAMADA Tadashi]
通讯作者:
KAMADA Tadashi
Long-term outcomes of octogenarian pancreatic cancer patients treated with carbon ion radiotherapy
八旬胰腺癌患者接受碳离子放射治疗的长期结局
DOI:
10.1016/j.pan.2022.03.010
发表时间:
2022
期刊:
Pancreatology
影响因子:
3.6
作者:
[Bhattacharyya Tapesh, Shinoto Makoto, Takiyama Hirotoshi, Nitta Yuki, Koto Masashi, Imai Reiko, Ikawa Hiroaki, Nomoto Akihiro, Tsuji Hiroshi, Yamada Shigeru]
通讯作者:
Yamada Shigeru
DOI:
10.1016/j.prro.2022.01.009
发表时间:
2022-07-01
期刊:
PRACTICAL RADIATION ONCOLOGY
影响因子:
3.3
作者:
[Ikawa,Hiroaki, Koto,Masashi, Tsuji,Hiroshi]
通讯作者:
Tsuji,Hiroshi
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