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パリからニューヨークの表象へ  アメリカにおける新印象派の受容と展開

パリからニューヨークの表象へ  アメリカにおける新印象派の受容と展開
从巴黎到纽约的代表:新印象派在美国的接受和发展
批准号:
20K00197
负责人:
坂上 桂子
金额:
$2.25万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
财政年份:
2020
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2020-04-01 至 2024-03-31

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
本課題は、19世紀後半にフランスで展開したパリの表象に関わるテーマや様式が、20世紀のアメリカで、どのようにニューヨークの表象のなかに吸収され、発展していったかを探求することにあり、前年度までは、代表的画家たちについてそれぞれ研究を進めてきた。今年度は最終年度を迎えるにあたり、個別の画家の研究と同時に、これまでの研究成果のまとめとして、全体的な流れや特徴を把握することを目的とした。アメリカにおける20世紀初期の美術の特徴として、印象派、あるいは新印象派の受容を前提として、これまでもっぱら印象派を起点に考察を展開してきたが、むしろアメリカの場合、「リアリズム」の傾向が強く、印象派よりもマネ、ドガ、ドーミエといったリアリズムの影響が大きく、その流れのなかで、さらに20世紀中期以降への展開までもが展望できることがわかってきた。というのもアメリカにおいては、欧州の伝統への尊重と敬意と同時に、アメリカ独自のアイデンティティーの創出への拘りと信念とが、多かれ少なかれどの画家においても葛藤としてどこかにあり、それらがしばしば絵画におけるテーマおよび様式に反映しているように考えられるからである。アメリカの画家たちの都市表象は、世紀転換期における産業化・都市化といった社会的背景のなかで、フランスにおけるリアリズムの主流に見られたようなメッセージ性、とりわけ否定的要素は慎重に排除され、むしろ異なる意味での現実を伝えている。たとえば、ハッサム、ヘンライ、スローン等の作品に見出されるのは、より婉曲的かつ楽観的なイメージといえる。そこでは、美術マーケットも強く意識されており、受容にかかわる問題も大きい。フランスにおいて印象派やリアリズムとして生み出された流れが、アメリカにおける独自の展開へといかに続くかを、ここでは、多様な角度から考察してきた。
英文摘要
本課題は、19世紀後半にフランスで展開したパリの表象に関わるテーマや様式が、20世紀のアメリカで、どのようにニューヨークの表象のなかに吸収され、発展していったかを探求することにあり、前年度までは、代表的画家たちについてそれぞれ研究を進めてきた。今年度は最終年度を迎えるにあたり、個別の画家の研究と同時に、これまでの研究成果のまとめとして、全体的な流れや特徴を把握することを目的とした。アメリカにおける20世紀初期の美術の特徴として、印象派、あるいは新印象派の受容を前提として、これまでもっぱら印象派を起点に考察を展開してきたが、むしろアメリカの場合、「リアリズム」の傾向が強く、印象派よりもマネ、ドガ、ドーミエといったリアリズムの影響が大きく、その流れのなかで、さらに20世紀中期以降への展開までもが展望できることがわかってきた。というのもアメリカにおいては、欧州の伝統への尊重と敬意と同時に、アメリカ独自のアイデンティティーの創出への拘りと信念とが、多かれ少なかれどの画家においても葛藤としてどこかにあり、それらがしばしば絵画におけるテーマおよび様式に反映しているように考えられるからである。アメリカの画家たちの都市表象は、世紀転換期における産業化・都市化といった社会的背景のなかで、フランスにおけるリアリズムの主流に見られたようなメッセージ性、とりわけ否定的要素は慎重に排除され、むしろ異なる意味での現実を伝えている。たとえば、ハッサム、ヘンライ、スローン等の作品に見出されるのは、より婉曲的かつ楽観的なイメージといえる。そこでは、美術マーケットも強く意識されており、受容にかかわる問題も大きい。フランスにおいて印象派やリアリズムとして生み出された流れが、アメリカにおける独自の展開へといかに続くかを、ここでは、多様な角度から考察してきた。
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