画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの国際的評価形成の過程の究明
画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの国際的評価形成の過程の究明
批准号:
19J10484
负责人:
河野 碧
金额:
$1.34万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
2020年度は前年度触れることのできなかった、ホイッスラーによる肖像画のフランスでの受容に焦点を当てることとした。そのためまず、フランスの肖像画に対する趣味や伝統、及びホイッスラーと同時代に活躍したフランス人肖像画家についての資料を収集した。現在は特に《黒のアレンジメント:黄色のブーツを履いた女性》と《肌色と黒のアレンジメント:テオドール・デュレの肖像》に着目し、それらがパリのサロンでどのように評価されたのかを調査している。この2点の肖像画において、ポーズやモデルの持ち物といった点で、モデルには奇妙にも男性らしさと女性らしさの両方が付与されている。しかし特に女性の肖像画の方は複数の国で展示され、高い評価を得ており、規範にそぐわないジェンダーの表現はほとんど問題とされていない。同時代のフランスの肖像画の作例との比較やサロン評などを足掛かりとして、この問題の究明に取り組んでいる。また、昨年報告者はヨーク大学に研究拠点を置いていたため、議論の方向性や文献については現在も同地の研究者から助言を受けながら研究を進めている。2020年11月には、前年に調査を行った《肌色とピンクのシンフォニー:フランシス・レイランドの肖像》について、美術史学会例会にて口頭発表を行った。ポーズやフォーマット、展示空間に着目し、同時代のイギリスの人物画や肖像画と比較しながら、ホイッスラーの肖像画は装飾性と肖似性を兼ね備える点で特異であると論じた。質疑応答を通じて、ホイッスラーの肖像画が連作であることの意味やモデルの匿名的な描写と展示空間との関係性など、重要な示唆を多く得ることができた。発表した内容は論文として学会誌に投稿することを考えている。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
J・M・ホイッスラー作《肌色とピンクのシンフォニー:フランシス・レイランドの肖像》考察――モデルの 描写、フォーマット、展示空間に着目して――
J.M.惠斯勒的《肉色与粉红交响曲:弗朗西斯·利兰肖像》研究——关注模特的描绘、格式和展览空间——
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
影响因子:
--
作者:
[平岡 秀美, 平岡秀美, 平岡秀美, 平岡秀美, 杉山恵梨, 河野碧]
通讯作者:
河野碧
海外基金