ドイツにおける教育課程論の史的展開
ドイツにおける教育課程論の史的展開
批准号:
19J13138
负责人:
市川 和也
金额:
$1.09万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
今年度は主に、1990年代にヨーロッパと英語圏で行われた「教授学、カリキュラム研究と出会う」プロジェクトの到達点と課題を検討した。今年度の研究では教授学とカリキュラム研究がどのように結びつけられて受容したかに注目した。アメリカの教育科学研究においては19世紀以来教師の実践を軽視する教育科学研究が台頭したという問題背景が存在した。そのため、アメリカはドイツ教授学における教師の権威および自律性や、教授学の、生徒や歴史的状況、教材など具体的な実践の文脈に注目する解釈学的アプローチに注目した。その際にアメリカで受容されたのはクラフキーの教授学的分析であった。また、ドイツ語圏ではPISAによって教師の自律性が制限される中、シュワブの「実践的であること」を受容することで、現在の教育問題に取り組もうとした。このように双方が抱える問題に対する解決方法がカリキュラム研究あるいはドイツ教授学のなかに見出され、受容されていったといえる。現在、世界の教育研究が言語の壁をまたいで国際化している一方で、日本の教育方法学研究では英米とドイツ語圏を比較するアプローチはこれまで取り上げられてこなかった。今年度の研究ではこの課題に着目し、現代の英米・ドイツ語圏のカリキュラム研究の交流を検討し、各地域の文脈に基づきながら世界のカリキュラム研究の動向を明らかにした。なお、上述の教師の職業的権威を無限定に強調することは、子どもが教育内容や教育方法の決定に関わるという意味での教育の民主性を阻害することにつながりうる。そうした点について批判的に検討するために今年度は子どもが自らのニーズに基づき当事者として教育方法の選択に参加した事例を分析した。この研究で得られた、子どもの参画という視座をもとに、今後は教師の専門性と教育の民主性という課題について取り組んでいきたい。
英文摘要
今年度は主に、1990年代にヨーロッパと英語圏で行われた「教授学、カリキュラム研究と出会う」プロジェクトの到達点と課題を検討した。今年度の研究では教授学とカリキュラム研究がどのように結びつけられて受容したかに注目した。アメリカの教育科学研究においては19世紀以来教師の実践を軽視する教育科学研究が台頭したという問題背景が存在した。そのため、アメリカはドイツ教授学における教師の権威および自律性や、教授学の、生徒や歴史的状況、教材など具体的な実践の文脈に注目する解釈学的アプローチに注目した。その際にアメリカで受容されたのはクラフキーの教授学的分析であった。また、ドイツ語圏ではPISAによって教師の自律性が制限される中、シュワブの「実践的であること」を受容することで、現在の教育問題に取り組もうとした。このように双方が抱える問題に対する解決方法がカリキュラム研究あるいはドイツ教授学のなかに見出され、受容されていったといえる。現在、世界の教育研究が言語の壁をまたいで国際化している一方で、日本の教育方法学研究では英米とドイツ語圏を比較するアプローチはこれまで取り上げられてこなかった。今年度の研究ではこの課題に着目し、現代の英米・ドイツ語圏のカリキュラム研究の交流を検討し、各地域の文脈に基づきながら世界のカリキュラム研究の動向を明らかにした。なお、上述の教師の職業的権威を無限定に強調することは、子どもが教育内容や教育方法の決定に関わるという意味での教育の民主性を阻害することにつながりうる。そうした点について批判的に検討するために今年度は子どもが自らのニーズに基づき当事者として教育方法の選択に参加した事例を分析した。この研究で得られた、子どもの参画という視座をもとに、今後は教師の専門性と教育の民主性という課題について取り組んでいきたい。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
「教授学、カリキュラムに出会う」プロジェクトの到達点 --アメリカのカリキュラム研究とドイツ教授学の結節点をめぐって--
“教育学遇到课程”项目成果——论美国课程研究与德国教育学的交叉——
DOI:
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发表时间:
2020
期刊:
京都大学大学院教育学研究科紀要
影响因子:
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作者:
[Yukako Yoshinaga, Takeshi Yamamoto, Michinori Suginome, 市川和也]
通讯作者:
市川和也
当事者の自己決定を尊重したICT 活用への試論――特別なニーズのある 子どもに対する支援事例の検討――
关于尊重参与者自决的信息通信技术的使用的试验性讨论——对特殊需要儿童的支持案例的审查——
DOI:
--
发表时间:
2020
期刊:
大谷大学教職支援センター
影响因子:
--
作者:
[Yukako Yoshinaga, Takeshi Yamamoto, Michinori Suginome, 市川和也, 市川和也]
通讯作者:
市川和也
「計画」思潮のなかのカリキュラム:戦後西ドイツカリキュラム研究史の再構成
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批准号:24K16621
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:市川 和也
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依托单位:
海外基金