Dummett's Theory of Meaning and the Recent Development of Philosophical Analysis of Action -- Rationalization of Action and Understanding
Dummett's Theory of Meaning and the Recent Development of Philosophical Analysis of Action -- Rationalization of Action and Understanding
批准号:
19J13854
负责人:
三上 温湯
金额:
$0.7万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2019
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2019-04-25 至 2021-03-31
中文摘要
昨年度までは、主に、厳格な構成を意味理解の条件とするダメットの理論を、主に論理学やそれに関わる情報科学の現代の研究を参考にリベラライズする方途を追求した。ところでこの「構成」の概念は、ブラウワー由来するものであり、その基底にあるアイデアは、もとをたどればカントによって認識論に位置付けられたものである。本年度はカントの認識論に焦点を当て、ダメット意味理論の基盤をなす「構成」の概念の哲学的・歴史的背景の解明を行った。まず、カント、フレーゲ、ウィトゲンシュタインの、概念についての見方の共通性と相違を整理し、比較の素地を確立した。重点の置き方が異なりはするものの、三者とも、数え上げや命題の証明を通じた、抽象的対象の操作・構成に目を向けていることが明確になった。この点について、科学基礎論学会のワークショップで提題を行った。さらに、操作・構成を見出すことによって、抽象的対象がそうした操作の相関者、構成される対象であり、経験的対象を代理する普遍性を持った対象として遇されているという洞察が得られた。このアイデアが、カントの図式論における概念の時間化の基本的モティーフとなっているという見通しを示し、カントが「時間性」「純粋直観」という用語で問題にした事柄を、カント哲学に限らず、より一般的な問題としてとらえられる解釈を与え、これを研究会で発表した。以上の成果から、言語の統語論的構造から、操作可能性を通じてモデルの萌芽となる抽象的構造が創出される筋道が、カントの哲学に萌芽的に見て取れることが明らかになってきた。この点は、定性的情報理論における命題観や、近年急速に整理が進んでいる代数意味論の関心事に重なるものであり、カント以来の哲学から、現代の論理・情報の哲学への系譜が明らかになりつつある。今後、こうした系譜に位置付けられるものとして、今後ダメット意味理論に立ち返り、再解釈を与える見通しである。
英文摘要
昨年度までは、主に、厳格な構成を意味理解の条件とするダメットの理論を、主に論理学やそれに関わる情報科学の現代の研究を参考にリベラライズする方途を追求した。ところでこの「構成」の概念は、ブラウワー由来するものであり、その基底にあるアイデアは、もとをたどればカントによって認識論に位置付けられたものである。本年度はカントの認識論に焦点を当て、ダメット意味理論の基盤をなす「構成」の概念の哲学的・歴史的背景の解明を行った。まず、カント、フレーゲ、ウィトゲンシュタインの、概念についての見方の共通性と相違を整理し、比較の素地を確立した。重点の置き方が異なりはするものの、三者とも、数え上げや命題の証明を通じた、抽象的対象の操作・構成に目を向けていることが明確になった。この点について、科学基礎論学会のワークショップで提題を行った。さらに、操作・構成を見出すことによって、抽象的対象がそうした操作の相関者、構成される対象であり、経験的対象を代理する普遍性を持った対象として遇されているという洞察が得られた。このアイデアが、カントの図式論における概念の時間化の基本的モティーフとなっているという見通しを示し、カントが「時間性」「純粋直観」という用語で問題にした事柄を、カント哲学に限らず、より一般的な問題としてとらえられる解釈を与え、これを研究会で発表した。以上の成果から、言語の統語論的構造から、操作可能性を通じてモデルの萌芽となる抽象的構造が創出される筋道が、カントの哲学に萌芽的に見て取れることが明らかになってきた。この点は、定性的情報理論における命題観や、近年急速に整理が進んでいる代数意味論の関心事に重なるものであり、カント以来の哲学から、現代の論理・情報の哲学への系譜が明らかになりつつある。今後、こうした系譜に位置付けられるものとして、今後ダメット意味理論に立ち返り、再解釈を与える見通しである。
期刊论文(5)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
ダメット意味理論における有意味性の射程の検討
检验达米特语义理论的意义范围
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Namiki Wataru, Tsuchiya Takashi, Takayanagi Makoto, Higuchi Tohru, Terabe Kazuya, 三上温湯]
通讯作者:
三上温湯
An Attempt at Extending the Scope of Meaningfulness in Dummett's Theory of Meaning
扩展达米特意义理论的意义范围的尝试
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[並木 航, 土屋 敬志, 高柳 真, 樋口 透, 寺部 一弥, 三上温湯, 三上温湯]
通讯作者:
三上温湯
「個別的行為における抽象的構造の操作について」
“论个人行为中抽象结构的操纵”
DOI:
--
发表时间:
2022
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Suphatchai Rujakom, Kenta Shinoda, Tippawan Singhopon, Mai Nakano, Tatsuru Kamei, Futaba Kazama, Kenta Shinoda, 三上温湯]
通讯作者:
三上温湯
「操作とコンテクストーカントとウィトゲンシュタインー」
“操纵、背景康德和维特根斯坦”
DOI:
--
发表时间:
2021
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Suphatchai Rujakom, Kenta Shinoda, Tippawan Singhopon, Mai Nakano, Tatsuru Kamei, Futaba Kazama, Kenta Shinoda, 三上温湯, 三上温湯]
通讯作者:
三上温湯
「理解の理論」の射程
“理解理论”的范围
DOI:
--
发表时间:
2019
期刊:
影响因子:
--
作者:
[並木 航, 土屋 敬志, 高柳 真, 樋口 透, 寺部 一弥, 三上温湯]
通讯作者:
三上温湯
海外基金